マガジンのカバー画像

アクセシビリティ知見まとめ

104
アクセシビリティの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio.com/r/1/c/note/pa…
運営しているクリエイター

2024年4月の記事一覧

デザインスキルを上げるならこれを読むべし!基本の人間工学記事 3選

こんにちは!東芝UIデザインチームnote事務局の小林Jです。 みなさんは「使いやすさ」について、どのように考え、どのようにデザインしていますか?ちゃんと「使いやすい」ものづくりができているか不安になったことはありませんか? そんな時によりどころになるのが「人間工学」です。 「人間工学」とは、人間にとって使いやすく、安全な道具や製品、システムを考える学問です。人間特性をもとに環境や道具の使い勝手などを研究する学問でもあります。 「人間特性」とは、知覚から認知、身体に至るま

デジタル庁Webサイトのスゴさを伝えたい!~「誰一人取り残されない」Webサイトの在り方について考える

こんにちは、水無瀬あずさです。 noteではWebライターをメインに名乗っている私ですが、こう見えて本業はエンジニアでして、日々社内システムの設計やらプログラミングやらテストやらをしております。少し前に、技術者向けの情報共有サイトQiitaのある記事を見て、どうやらデジタル庁のWebサイトってスゴいらしいということを知りました。 私も実際にデジタル庁のWebサイトを触ってみましたが、なるほどこれが本当の意味でのアクセシビリティってやつなんだなあと実感させてもらいました。頭

全ユーザーを想うデザイン✨ Webアクセシビリティについて社内勉強会を開催しました🧑‍💻👩‍💻

こんにちは、エンジニアの今堀です🐄 meltyでは、毎週チーム全体で勉強会を開催しています📕。 そして、今回のスポットライトは…「Webアクセシビリティ」に当てられました!💡 meltyの強みは、 エンジニアとデザイナーが手を取り合い、 全員が「Webアクセシビリティ」の深い理解に努めることで、 強みを活かし、 誰もが使いやすく、愛されるプロダクト開発ができると考えています! この記事では、勉強会で共有された知見の一端をみなさんにもお届けします! 勉強会のゴール 🎯

民間企業40社のアクセシビリティ方針を調査してみた

こんにちは。YUIDEAでアートディレクターをしているTottiです。 前回、ウェブアクセシビリティの基礎知識についてまとめてみました。 今回は、ウェブアクセシビリティに取り組むにあたって必要なアクセシビリティ方針について、民間40社を調査してみたのでご紹介したいと思います。 アクセシビリティ方針とはウェブアクセシビリティ基盤委員会では、ウェブアクセシビリティを高めるプロセスとして、以下の流れでPDCAを回し、継続的に取り組んでいくことを推奨しています。 ウェブアクセシ

『誰のためのアクセシビリティ?』 はじめに/田中みゆき

『誰のためのアクセシビリティ?』 田中みゆき はじめに  アクセシビリティ(*1)を「アクセスできること」と考えると、多くの人は、それがどのような状態を指しているのか、実感が持てないかもしれない。なぜならその人たちにとって、この社会の多くのものは、自分たちの意志次第でアクセスできるようにつくられているからだ。開けられないドアはドアではないし、どこにもつながらない道はない。あったとしても、それらの欠陥は多くの人たちのニーズによって淘汰され、遅かれ早かれ修正される。一方、アク

配慮を、「当たり前」にする

今年の4月から、障害者差別解消法に基づく合理的配慮が、民間事業者(私たち)にも義務化されることになりました。 漢字が多いですが、簡単にいうと「法改正に伴って、Webサイト制作のうえでも配慮することが義務化されたよ」ということです。これまで「合理的配慮」は、国や地方公共団体にのみ義務付けられていました。(参考:政府広報オンライン) なかなか聞き慣れない「合理的配慮」ということばについては、内閣府が次のように説明しています。 Web制作会社としてできるのは、ウェブアクセシビ