マガジンのカバー画像

アクセシビリティ知見まとめ

104
アクセシビリティの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio.com/r/1/c/note/pa…
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

2023年のSmartHRとアクセシビリティ

これはSmartHRプログレッシブデザイングループのオープン月報の12月号でもあり、2023年まとめバージョンでもあります。今月もSmartHRのアクセシビリティ向上の取り組みを紹介します。 2023年のSmartHRアクセシビリティ月報一覧 最新のアクセシビリティ関連アップデート2023年はアクセシビリティ向上を含むリリースが45件ありました🎉 アクセシビリティ向上とラベリングされるのは既存機能が改善されたリリースです。なかなか既存機能の改善はチケットの優先順位が上が

クロンデザインシステムのカラーパレットをリニューアル

オンライン医療事業部プロダクトデザイナーのL.Tです。 久々の投稿ですが、今回は自社プロダクト「クロン」のデザインシステムのカラーパレットをリニューアルした話をお伝えします。 AS ISのカラーパレットの問題点以前から社内デザイナーからクロンデザインシステムにあるカラーパレットについて、いくつか改善リクエストが上がっていました。 具体的には、 彩度(Saturation)が揃っていない (同じ色相内で鮮やかなもの、鈍いものが混在) 全色並べた時にグラデーションレベルが

ウェブアクセシビリティを学び始めてみた

今週もウェブ解析士のnoteをご覧いただきありがとうございます。 最近、「ウェブアクセシビリティへの対応が必要だよね」という声をよく聞くようになりました。なんとなく理解した気でいたものの、「それ違うよね」というツッコミをいただくなどしたので、今一度学び始めようかなと思い立ったので、今回はウェブアクセシビリティの超入門編として記事を書いてみようかなと思います。(半分は「中の人」のアウトプットの意味合いです。(笑)) ウェブアクセシビリティとはウェブアクセシビリティとはそのまま

視覚障害者向け総合イベント「サイトワールド2023」参加レポート

4年ぶりの開催!視覚障害者向け総合イベント 「サイトワールド2023」ふれてみよう! 日常サポートから最先端テクノロジーまで イベント会場では30を超える多様な業種の企業が参加していました。 ロービジョン※を含めた日本の視覚障がい者数は、2007年時点で164万人と推定されており、2030年には200万人近くまで増加すると予測されています。会場には視覚障害者の課題を解決し、日常生活をより便利にさせるプロダクトから、未来に繋がる製品まで様々な展示が並んでいました。多くの素晴ら

発達障害当事者デザイナーとウェブアクセシビリティ 

こんにちは。株式会社トルクのデザイナー山﨑です。唐突ですが私は発達障害当事者です。ASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー症候群)とADHD(注意欠如・多動症)を持っています。トルクでは私の障害を受け入れてもらいウェブデザイナーとして勤務しています。 近年、発達障害は話題にあがりやすいトピックスですので、聞いたことある方やなんとなくご存じの方もいらしゃるかと思います。発達障害について説明しますとそれだけで長くなってしまいますので詳しくは「大人の発達障害ナビ」や政府広報オン

Designing for Web Accessibility: Tips for Getting Started

こんにちは、RAKSULでデザインインターンをしている川村です。 今回はウェブアクセシビリティに対応したプロダクトをつくるために、デザインする上で達成すべきことについてまとめてみました。 また、自分がウェブアクセシビリティを勉強する上で参考にしているサイトもご紹介します。 ウェブアクセシビリティについて知りたいけど、何から手をつけたらいいかわからない方へ、ぜひ参考になれば幸いです。 ウェブアクセシビリティって何?ウェブアクセシビリティとは何か。デジタル庁が提供している「ウ

ウェブアクセシビリティについて考えていること、今年注目したいこと

こんにちは。2024年ですね! (もう3週間ほど経ちますが..、)本年もよろしくお願いします。 今回は初めてウェブアクセシビリティについてしっかり書きました✍🏻 私が昨年4月から働いている株式会社トルクでは 「デザインの力で情報格差をなくす」をミッションとして、ウェブアクセシビリティとデザイン性を両立したウェブサイトの制作を行なっています。 (実績など詳細は下記の弊社HPをご覧ください🌱) この環境で実際に1年弱働いていると、当然アクセシビリティについて業務時間内外で勉

対応義務化?ウェブアクセシビリティ基本の「き」

こんにちは、YUIDEAでアートディレクターをしているTottiです。 2024年4月に「障害者差別解消法」の一部改正法が施行され、全事業者を対象に「合理的配慮の提供」が義務化されることになりました。それに伴い、ウェブアクセシビリティの対応について話題になっていますよね。 私たちもサイト制作の中で問い合わせを受けることがあります。 この法改正はwebサイト制作にどんな影響があるのでしょうか。 「JISのレベルAAに準拠?一部準拠?それって何すればいいの?」 と慌てる前に、