気づきの育て方
noterさん向けたこれが出来たら書くことが捗るお話。
noteも書きだし始めてはや9ヶ月。
さまざまなnoterさんたちの記事を拝見しながら、あ~こういうことがわかっていればみなさんがより楽に書くことに専念できるのかなぁ、と、ふと思うことが多くなりました。
今日はそのひとつ「気づきの育て方」について書き残します。
気づきとアイデアを理解する
まず、気づきとアイデアは違うということを認識しましょう。
気づきとは、生きている過程で、外的 / 内的要因によって自分の意識が何かに向けられたことを指します。
一方でアイデアとは、気づきをもとに考え方を整理し、ひとつの目的に向かう方向性を具現化したものを指します。
私たちは生きるにあたって、気づきとアイデアをごちゃまぜにして脳内に発生させています。ごちゃまぜの方が考えるのに便利だからです。そして多くの人は気づきとアイデアの分類が正確にできずに、気づきやアイデアが脳内に埋もれてうまく引き出せなくなってしまい、それらを活かせる機会を逃しています。
気づきに気づく
アイデアの源泉にあって、いつそれが振ってくるともわからないのが気づき。
これに気づくにはちょっとしたコツが必要です。なんていうんだろうな、気づきに気づくなんて滑稽な表現になってしまってますが(笑)、なかなか意識しないですよね。これは「気づいていることを自覚する」とも書けます。要は自分を客観的注視できるようになっていないと、気づきには気づけません。
で、そのコツはシンプルに2つ。
ひとつは、気づいている自分を頭上から眺める意識を持つこと。もう一人の自分に登場してもらうわけです。しかも頭の上から。見る視点は頭の上の自分から、自分を見下ろす。そうすれば気づきには簡単に気づけます。
もうひとつは、気づいたことは絶対的に自分のものであることを意識すること。知ってますか?気づいたことって誰にも否定できないんですよ。だから安心してどんどん気づいてください。それくらいに気づきは自分だけのものです。
気づきを育てる
せっかく生まれた気づきを放っておいたら、妖精のようにあっという間に消えてしまいます。だから気づきをしっかり自分のものにするには育てないといけません。
育てると書くと、気づきに内外界の考え方をくっつけたりして具現化していくことを想像する人が多いと思いますが、それは違います。
気づきに事実やひとの意見をくっつけて育てようとすると、その気づきはどんどん面白くなくなっていきます。気づきが持つ本来の内容が邪魔されていくような感じでしょうか。
気づきを育てる方法は、気づきが存在する事象を特定し、その事象を別の事象へ変換していくだけでいいんです。
具体例出しましょう。
気づいたことが「スプーンを使ってイチゴとつぶす便利な方法」ならば、その気づきの事象は現実です(対象がイチゴでしか成り立たない。これにスプーンの種類やイチゴの種類などを変えていっても気づきは育たない)。
この気づきを育てるには現実の事象を、抽象の事象に置き換えていきます。つまり、気づき内の単語を具体的なものから抽象的なものに変えていく。
①「スプーンを使ってイチゴをつぶす便利な方法」
↓
②「道具を使って果物をつぶす便利な方法」
↓
③「果物をつぶすことで得られるモノ」
おわかりでしょうか。
①は現実、②はそれを抽象化、③はさらに事象を抽象化したことによる未来への結果まで引き上げています。あくまで一方向への考え方の事象の変換ですが、これをいろんな方向に伸ばしていくことを気づきを育てると言い、その結果の先にアイデアが生まれていきます。
つまり気づきを育てることは、自分の根幹にある考え方をベースに「気づきが持つ内容やそれについての考え方がどうありたいか?」をシミュレーションし、その結果得られるモノにまで思考を辿り着かせることなのですね。
今日はこのあたりで止めておきますが、またどこかで書こうかな。
気づきとアイデア。これを知るだけでも書くことって楽しくなるし、なによりも、考えることが楽しくなるから自分のモチベーションも上げていけますよ^^。ぜひお試しを!
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