衣か具か、それが問題だ
揚げ物冥利について考えてみたお話。
揚げ物の頃合い
外でご飯を食べる、または弁当などを買うとき、揚げ物がその中に含まれることは多いかと思います。外食産業でも揚げ物を避けては営業が成り立ちにくいのは確かでしょう。ハイカロリー・高脂肪が理由で、健康的観点からすれば嫌われものの揚げ物が食事のラインナップから外れないのも、やっぱり魅力がある調理法だからですね。
そんな揚げ物に「食べる頃合い」というのがあるのはご存知でしょうか。それはおそらく、揚げたてもなく、冷め切ったものでもありません。ただ、考えてみるとこの頃合いというのはどうやら、一定の法則がありそうな感じがします。そしてひとつ確実なことが言えるとすれば、みなさんが食べている揚げ物がその頃合いから外れている確率はかなり高い、ということです。
頃合いは「最も適した食べごろ」とも言えます。主に果物や野菜・魚など旬のモノのことを言いますが、調理後の食べ物にもそれはあります。今回ターゲットの揚げ物の頃合いは次のような感じでしょうか。
いろんな揚げ物がありますから細かいことは省かざるを得ません。でも、総じて揚げ物と言えば👆の条件をすべて満たしたとき、そしてさらに食べる人が感じる「美味しい揚げ物」の嗜好にマッチしたときはじめて、
となるんでしょうね(笑)。
頃合いの秘密
なぜそう思ったかというと、たまたまよく行くうどん屋さんに入ったときのこと。
そこには付け合わせの天ぷらが鎮座していました。うどんと一緒に天ぷらも頼めるようになっているのですが、普通はこの天ぷらを 美味しいく食べられるタイミング が難しい(笑)。立ち食いうどんやさんですから回転率を優先にしているため、天ぷらの頃合いがいいヤツに出会えるなんてめったにないんです。
ところがこの間たまたま、チョーおいしいと思えた鶏の天ぷらに出会えました。それをひと口齧って「この記事かかなあかん」と思いました(笑)。その天ぷらの味覚が絶妙だったんです。
もうここまでおいしい天ぷらを体感したら、
衣か具か、それが問題だ
ってなっちゃうんですよね~😅。どっちも選べない、つまりどっちも大事。
よく、天ぷらを食べるときは「衣を食べているのか」「具を食べているのか」よくわからなくなります。でもそれは天ぷらのバランスが良くないから。バランスがとれた天ぷらというのは、衣も具も甲乙つけがたいもので、どっちも選べないくらいに美味しいと感じるもののようです。
で、普通に外食で食べる揚げ物って、そのほとんどが「衣はいらん、具だけでいいわ~」とか「衣だけでいいわ~、具はまずい」とか、そんなアンバランスなものが多いなぁって、自分体験も含めてそう思うわけです。
美味しい揚げ物にありつくには、それを提供する側の都合と食べる側の都合が合う必要があります。加えて食べる側の体調などにも影響されます。だからそうそう、当たりの揚げ物に出会うことは難しい。
それだけに、当たりの揚げ物に出会ったら必ず、どんなに急いでいたとしても落ち着いて
こういう気持ちを持ってほしいなぁ~と思います。そうすれば短い時間に掻き込むだけの食事だったとしても、高級レストランで当たりのメニューを引いた時のように、心豊かに食事ができた体感を持って帰ることができるのだと思います。
またそんな当たりの揚げ物に確率高く出会うためには、天ぷら専門店のコースなどがお手頃です。彼らは天ぷらをちょっとずつしか出してくれません(笑)。腹いっぱいにさせる作戦かいっ!って怒りたくもなりますが(笑)、まぁ食べ終わるころにはその理由がなんとなくわかってきます。
それくらいプロが考える揚げ物の頃合いとは素晴らしいもののようです。日常でもできるだけ、当たりの揚げ物に出会えたらいいですね😋
みなさまの揚げ物ライフが少しでも豊かなものになりますように。
さて、揚げ物の口になってきたかな?😆
さぁ、あしたは何を試そうか。