CRY WITH TERRA / CASIOPEA

2002年リリースのアルバム『INSPIRE』に収録された、野呂一生作曲のスロー・バラード。

感情的なギターソロと豊かなメロディーが特徴で、独特の浮遊感と高揚感が楽曲の構成要素として見事に組み入れられています。

その秘密は『終わらない音』。

すべての曲にはその曲を司る主音があり、曲の中で主音に何度も戻り、最後は主音で終わります（だいたいそう）。

が、この曲はほとんど主音に戻りません。そしてたぶん普通に聞いていればどの音が主音かわかりません😅。

そしてそれが曲名の「Terra」（ラテン語で「地球」）の様相を表現する一助となっています。

不思議な浮遊感を味わってみてください。音数は通奏音がベースなので少なめ、リズムよりもハーモニーに身を任せることができる数少ない名曲。

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