どこにいっても変わらない自分の話
3月は期の切り替わりで人が動く季節。人が置かれる立場も変わっていきます。これから社会に出る人は初めての場所ですね。身も心も動き出そうとするとき、この考えを持っていたら少しは楽に立ち回れるので書きます。
毎年この季節、「今度こそは…」と心の奥底に新たな気持ちを抱える人おられると思います。
気持ち新たにはいいことなのですが、たぶんその言葉には「今度こそは…」が含まれていますね。
そして今度こそは…と思ったときに「自分という人間の本質」をわかって言ってるでしょうかね。
環境が変われば気分も新たにスタートできます。今までにしてしまったやらかしもリセットできる気がします(笑)。そしてうまくいくような気がします。
でも自分の本質をわかっていなかったら、環境が変わっても同じように「今度こそは…」って思う自分になってしまうのではないか。
自分を知ることは「あぁ自分ってこういう人間なんだ」ということを理解することです。良い点・悪い点という見方ではなく、自分はこうなんだということを理解する。
友達・恋人・家族・仕事仲間などから言われたことと、自分を客観的に振り返ったことを合わせて、自分ってこういう人間なんだと理解できれば「どこにいっても変わらない自分」を持てる気がします。難しいんですけどね、これ(笑)。私も今でも修行中の身でもあると感じます。
自分の考えは自分の頭の中のことなので変えることは簡単ですが、考えを変えようと決意することが難しい。だから多くの人は自分の考えを変えることが難しい。決意さえすれば変えられるのに、です。
ただね。自分という人間の本質を理解することだけで、どこにいっても変わらない自分を手に入れることができる。これを手に入れたらどんな人に対しても同じ態度で接することができるし、どんなことに対しても自分のスタンスを以って安定して対峙することができる。慌てることもないし、臆することもない。本当に安定した自分を手に入れることができます。
難しいとは書きましたが、やることは「自分という人間を知る」だけで、いたってシンプルです。
これから社会に出る方。バリバリがんばっている現役社会人の方。疲れてどうしようかなとお悩みの社会人の方。そろそろ社会人卒業の方。それぞれのみなさまが自分という人間の本質に気づいて、今後を安定な状態で過ごされたらいいなと思います。
そんな人がたくさん増えたら世の中にめんどくさい事件とか問題とか出てこないんじゃないですかね。書きながらあたらめてそう思いました。
ちなみにこのことを考えさせてくれた友人の言葉を最後に書いておきます。
その友人は超ポジティブで落ち込まない人だったのですが、一度だけ超落ち込んだことがありました。そのときにその人が言った言葉。
「過去は振り返らない。未来も考えない。いまだけを見つめようかな…」
ぼそっと言ったその言葉に、その人が求めてたのはどこにいっても安定した自分だったんだなと想像しました。まぁその後、その人はまた超ポジティブ人間に戻ったんですけどね(笑)
そろそろ4月始まります。新社会人のみなさま。がんばってね。