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イヤイヤ期の子どもの対応、正直大変ですか?200人のイヤイヤに接してきた元保育士に聞いてみた!

こんにちは!BABY JOB株式会社のマーケティング部、2歳娘のママ、ぴろり(@pompompirori)です!

先日娘が2歳の誕生日を迎えました🎉
嬉しい反面、2歳といえば大変なことがありますよね...そう、「イヤイヤ期」です。(笑)

社内にも2歳前後の子どもを持つママパパが数名いるのですが、みんな口をそろえて「イヤイヤ期は大変💦」と言っています。

話をする中で「実の親でもイヤイヤ期の対応は大変なのに、保育士さんはもっと大変そうじゃない?」という話で盛り上がりました。

確かに親は我が子ですし、人数も少ないためなんとか対応できるでしょう。

でも保育士さんの場合、子どもによってイヤイヤポイントや程度は違いますし、複数人が同時に「イヤイヤ~!」と言い出すこともあると思います。(考えただけで大変そうですね(笑))

ということで、保育士の先生ってイヤイヤ期の子どもにどう対応しているの?大変じゃないの?ということについて元保育士の社員に聞いてみることにしました。

前回の「保護者が気になるQ&A~保育士とのコミュニケーション編〜」も面白いので見てみて下さいね!


インタビューした人

手ぶら登園マーケティング部/2歳のママ/ぴろり

新卒でIT企業に就職し6年勤務。
子育ての大変さを痛感し「子育ての負担を軽減するサービスを広めたい!」と思い、BABYJOBのおむつサブスク事業「手ぶら登園」のマーケティング部へ転職。
個人の活動として、Youtube(3.7万人)Instagramでも発信活動をしている。

インタビューを受けてくれた元保育士

手ぶら登園カスタマーサクセス課/元保育士/あかり先生

新卒で保育士として7年勤務。
その後、保育園運営会社の本部勤務を経て、その後、現職であるBABY JOB「手ぶら登園」の運営に異動。
様々なお子さん、保護者さんと関わる中で子どもたちの笑顔に魅了され、角度は違えど、新卒からずっと保育の業界に携わっている。

イヤイヤ期の子どもにどう対応していますか?

ぴろり:では早速教えてください!イヤイヤ期の子どもに対して、保育園ではどのように対応していますか?

あかり先生:最初にママパパがびっくりしそうなことを言ってもいいですか?(笑)
前提として、イヤイヤ期のお子さんも、実は保育園ではわりと切り替えているんですよ。

ぴろり:保育園ではイヤイヤが少ないということですか?

あかり先生:そうですね、もちろんゼロではありません。ただおうちでのイヤイヤよりも控えめだと思っています。おうちでは、ママパパに甘えたい気持ちもあり、よくイヤイヤ!と言っている子も、集団になるとそこまでイヤイヤしないことも多いんです。

ぴろり:知らなかったです!それでもイヤイヤしてしまう時もあると思うのですが、そういう時はどのように対応していますか?

あかり先生:イヤイヤ期の子どもには以下の3つの対応をしていました!

①無理強いはしない、落ち着ける時間を用意

まず大事にしていることは、無理強いをせずに子どもに落ち着ける時間を用意することです。

イヤイヤしている子を無理やり泣き止ませたり、無理やり集団の中に入れたりすることは可能な限りしないです。

その子の様子に応じて、保育士の目の届く範囲で1人にしてあげて落ち着ける時間を用意することもあります。集団生活の生活音は、ご家庭よりも騒々しいので、小さなお子さんでも「静かな時間」が必要な時もあるためです!

💡おうちでの対応ヒント
おうちでもぜひ余裕があるときは、一度お子さん自身に落ち着いてもらえる時間を作ってみてくださいね!

②選択式の質問で楽しそうな未来を想像してもらう

もちろんそれでも落ち着かないお子さんもいます。

保育士「お着替えしようね」
子ども「イヤ!」
保育士「お散歩行こうね」
子ども「イヤ!」

というように何を誘ってもイヤという子には、選択式の質問で楽しそうな未来を想像してもらっていました。

例えばこのような感じです。

保育士「お散歩行こうね」
子ども「イヤ!」
保育士「そっかー。でも公園にブランコあるよね!公園に行って、ブランコする?すべり台する?」
子ども「すべり台する!」

お子さんの気持ちを尊重しつつ、お散歩に行くか行かないかではなく、お散歩に行く前提で楽しそうな未来の選択肢を2つ程度用意することがポイントです!

💡おうちでの対応ヒント
おうちでもこのような感じでアレンジして使ってみてください!

ママパパ「お風呂入ろうね」
子ども「イヤ!」
ママパパ「イヤだよね〜。でもお風呂におもちゃあるよね!お風呂でシャボン玉する?水鉄砲する?」
子ども「シャボン玉する!」

③対応する保育士の先生を変える

また、対応する人を変えると、気分転換となるお子さんもいます。

保育園は基本的に1つのクラスに複数の担任がいるため、例えば集団の活動を先導していくリーダー役の先生、イヤイヤしている子など何らかの理由で個別の対応が必要なお子さんをフォローする先生、という形で役割分担が可能です。

リーダー役の先生も、イヤイヤしている子のことを気にかけているため、どうしてもイヤイヤが収まらない時は先生の役割を入れ替えることもあります!1人だと対応に限界があることでもチームワークで支えあっていました!。

💡おうちでの対応ヒント
おうちでもパパとママで役割を交代してみる、他の大人の力を借りるなどなど試してみてくださいね!

イヤイヤ期の子どもの相手は大変ですか?

ぴろり:3つの対応、おうちでも参考にしてみます!子ども達を何人も見ている中で、イヤイヤ期の子どもの相手をすることは大変だったんじゃないですか?

あかり先生:そうですね、大変は大変です。「大変じゃない」というと嘘になっちゃいますので(笑)

ただ、私たちは「イヤイヤ期があって成長する」ということを学んで保育士になっています。なので、ただわがままを言っているだけじゃないんだ!成長しているんだね!という気持ちで見ていますよ。

また、保育園では担任と子どもはどちらも多数:多数で接しているため、保護者さんほど大変だと感じにくいんだと思います。

保護者さんはおうちで1:1で子どもと接しているため、イヤイヤと言い続けられると疲れてしまいますよね。

保育園では、イヤイヤと言っている子がいる一方で、イヤイヤと言っていない子どもがいたり、上記の通り他の先生と一緒に対応できたりするので、その点はご家庭との違いかなぁと思いました。

ぴろり:確かにおうちだとずっと我が子と向き合う環境なので、家庭の方が疲れてしまうのかもしれないですね!
ちなみに、集団でイヤイヤ!されたらやっぱり大変だと思うのですが、その時はどのような気持ちで接しているのですか?

あかり先生:イヤイヤされたら、まずは深呼吸をしています。

そして心の中で「この子たちはまだ2年ほどしか生きていない。私は20何年も生きているのに、自分だって気持ちの切り替えができない時もあるじゃん!」と思うようにしていました。(笑)

ぴろり:その考え方素敵です!確かに、私はアラサーですがいまだに仕事や人間関係がうまくいかない時に落ち込むこともあります。
2歳の子なら尚更難しいですよね!もっと寛容に行こうと思いました!今日はありがとうございました✨

さいごに

保育園で実施しているイヤイヤ期の子どもへの3つの対応は、すべて家庭でも実践できることで参考になったのではないでしょうか。

とはいえママパパは日々の忙しい中、イヤイヤ期の子どもに対して常に余裕をもって対応することは難しいと思います。

時間や心にゆとりがあるときはぜひ、対応を真似してみたり、気持ち的にもっと寛容に接してみたりしてみてくださいね✨

今回インタビューしたことで、イヤイヤ期に丁寧に対応してくれている保育士さん達への感謝の気持ちがさらに深まりました!

今後も、保護者のみなさんが保育士さんに聞いてみたいことをシリーズ化していく予定です!ぜひnoteのフォローをしてお待ちください♪

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私たちBABY JOBでは保育園で使える、おむつとおしりふきのサブスク「手ぶら登園」を運営しています。

毎日のおむつの持ち込み、買い物、おむつへの記名などの手間を無くし、保護者さん・保育士さんに少しでもゆとりを届けたいと思っています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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