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「noteって意味あるの?」上司に反対された私が、企業noteの承認を得るためにやった5つのこと
こんにちは!BABY JOB株式会社のマーケティング部、2歳娘のママ、ぴろり(@pompompirori)です!
このnote運用の担当者です🙋♀️
実はこのnote、私がどうしてもやりたくて転職後3か月で始めました。
ですが、始める前は上司から「noteって意味あるのかな?」と反対されていたのです。
上司として、部下には”成果に繋がる施策に時間を割いてほしい”と思うのは当たり前なので、上司の気持ちは当然のことだと思います。
そのためnoteをスタートする前に、上司を説得し、さらに経営会議での提案も行いました。(最初はこんなに大ごとになると思っていませんでしたw)
今回は私の実体験をもとに、企業noteを始めたい方に向けて、上司や経営陣を説得するコツを5つ書いていきます。
\こんな方におすすめ/
・noteを始めたいと思っているけどなかなか踏み出せない人
・中小企業、ベンチャー企業のnote担当者
・noteに限らず発信活動をしていきたいと思っている企業の方
こんな素敵なサービス、認知度低いなんてもったいない!
ところで、このnoteを運営しているBABY JOBが何をしている会社か知らない方も多いのではないでしょうか。
私たちは、大阪に本社を置く、保育園向けの紙おむつとおしりふきのサブスク「手ぶら登園」をメインで提供している。創業から6年目のまだまだ知名度も高くないベンチャー企業です。
私が入社後3か月でnoteを始めた目的は、こんなに素敵な子育て世帯向けのサービスがあること、それを運営している会社があることを私と同じ保護者のみなさんにもっと知ってもらいたかったからです。
1本目のnoteはこちら👇
私は転職活動をするまで、弊社が運営している保育園向けの紙おむつとおしりふきのサブスク「手ぶら登園」の存在自体を知りませんでした。
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私は世の中の便利なサービスやガジェットが好きですし、1児の母として育児や家事に関する時短サービスをかなり活用しています。それにもかかわらず、まさにターゲット層である私が知らないのは、さすがに認知度が低いのでは?と危機感を覚えました。
さらに、入社してから従業員の想いに触れることで、こんないい取り組みをしている会社が世のママパパに知られていないのはもったいない!と強く思ったのです。
弊社ではこれまでもプレスリリースなどを含むメディア向けの広報活動を行いサービスの認知拡大には力を入れていましたが、会社の良さや社内の人にフォーカスした発信はできてなかったため、もっと自社からの発信を強化していきたいと感じました。
上司へ提案するも、予想外の反対をくらう(笑)
そんなこんなで、私のなかでは「noteを始めたい🔥発信したいこといっぱいでワクワクだ!何の記事から書こうかな?」と勝手に進める前提であれこれ妄想をふくらませていました。(笑)
転職後2か月目のある日、上司に1on1で「noteをやりたいです!」と伝えたところ予想外の返事が...。
「noteって意味あるの?収益に繋がりづらい施策だと思うな...」
まさか反対されると思っていなかったので、とてもびっくりしました。
これが当時の上司からのフィードバックの一部です。
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私はこれまで個人でYoutubeやinstagramなどで発信活動をした経験があり、発信する重要性を身をもって感じていたため、「すぐに収益にはつながらないけど、発信する意味はかなりあるんだけどなんで理解してもらえないんだろう...」と心の中で思っていました。(笑)
いざ、経営会議に提案へ。
でも、ここは会社です。
上司を説得しなければ自分のやりたいことはできません。私としては絶対に発信したかったので、noteを始めることでこういう成果に繋がるはずだ!という内容を資料にまとめて経営会議で話すことになりました。
当日使った資料はこんな感じです!
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経営会議には上司を含め、役員、取締役、監査役の方もいました。
当日は鋭い質問や、反対意見も飛び交いましたが、最終的には無事承認されました(ホッ😌)
noteを始めたい人が、上司や経営陣を説得するコツ
前置きが長くなりましたが、ここからは、以前の私と同じように社内に稟議を上げたい方や、発信を反対されている方向けに、
「承認されるために意識した5つのコツ」を詳しくお伝えしていこうと思います。
①発信が会社にもたらすメリットを整理して、複数伝える
②他社事例を具体的に説明する
③撤退基準と時期を明確にする
④リスクに対する対策を用意する
⑤【最重要】どうしてもやりたいという熱意をもって話す🔥
①発信が会社にもたらすメリットを整理して、複数伝える
一番最初に上司に提案したときは、noteを始めるメリットを「おむつサブスクサービス登録に繋がる(収益に繋がる)」の1点しか伝えていませんでした。
そのため「おむつサブスクサービス登録に繋がるという目的に対して、noteが最も効果的とは思えないので、他にメリットが無ければOKを出しづらい」とフィードバックを受けました。
私としてはnoteを始めた場合、「採用」や「社内コミュニケーション」などの複合的なメリットがあることは、すでに上司に理解されているだろうと思っていたため、「おむつサブスクサービス登録に繋がる」というメリットだけを伝えていましたがこれがよくありませんでした。
社内提案時には、様々な部門の責任者がいるため、会社やサービスを俯瞰して、課題に沿ったメリットを提案することが必要です。その中に上司や経営陣の課題が含まれている可能性があるためです。
「採用に困ってるから、採用に良い影響があるならやってほしい」「社内コミュニケーションをもっと増やしたかったから、やってもいいかもね」など別の観点でOKがもらえる場合があります。
ちなみに私が経営会議で伝えたnoteのメリットは下記の通りです。
・0~2歳の保護者さんに認知が広がり、おむつサブスクサービス登録に繋がる
・プレスリリース以外での広報の幅が広がる
・採用時に応募者にnoteを読んでもらうことで、採用の質をあげることができる
・働いている人の想いを伝えることで、社内コミュニケーションにもつながる
このように複数のメリットがあるならいいのではないか、と上司も納得してくれました。
②他社事例を具体的に説明する
たくさんのメリットを羅列しても、その根拠は?と言われそうですよね。その時に有効なのが他社事例です。
全く根拠のないメリットよりも、「他社の取り組みでは実際にこのような効果が出ています」と言われた方が上司や経営陣も納得してくれますよね。
・noteの使い方が上手な企業
・自社と同じ目的で運営している企業
・自社と似た業種の企業
さまざまな他社のnoteやオウンドメディアを研究したうえで、成功事例をいくつか提案資料にも盛り込みました。
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私の場合は、複数のメリットがあることを伝えたかったので、株式会社ベーシックさんのnoteの成果を主に伝えました。
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弊社の経営陣のほとんどがnoteを書いたことがなかったため、この資料を見せたことで、noteでこんな効果が実際に生まれると理解してもらえました。
成功事例を公開してくれていた先人たちには本当に感謝です✨
③撤退基準と時期を明確にしておく
こんなことを書いていますが、個人的には、企業の発信活動に撤退基準や撤退時期を設けること自体にはあまり賛成ではありません。
発信というのはすぐに結果が出るものではなく、長期的に積み上げていくことで資産になるものだと思っているためです。
ですが、noteの運用には私や関わってくれる方の人件費がかかっています。会社としては結果がでないのにズルズルと続けられると困るし、もっと他の施策に時間を使った方が良いという意見にも賛成です。
ということで、noteを始める前に「撤退基準」と「時期」を上司と決めました。
撤退基準に関しては、noteの目的ごとに決めました。
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設定したこの「撤退基準」に対して、半年間でどのような結果が出たのか?は次のnoteで解説します!(未達だったものもあります…😿)
また、noteを継続か?撤退か?を判断する期間は半年後と設定しました。
特に半年と設定した根拠はなく、上司が「半年間くらい継続すれば、施策として良いか悪いかはわかりそうですよね!」と言ったため、そのように設定しました。
半年後に3つの撤退基準のうち1つでもクリアしていれば続行、1つもクリアしていなければnoteは撤退(施策として辞める)ということに決めました。
④リスクに対する対策を用意
経営会議で監査役から反対意見として上がったのが、炎上リスクでした。
発信することでのメリットも様々ありますが、もちろんリスクもあります。企業としてイメージが悪くなるのは避けたいですよね。
私の提案ではnoteだけではなく、有志の社員でX(旧Twitter)も運用したいといった内容だったため、炎上しないようにどう防ぐのか?炎上したらどうするのか?といった質問が出てきました。
経営会議では炎上リスク対策に対して私がちゃんとした回答を用意できていなかったため、後日、人事とともに「SNS運用ガイドライン」を作ることにしました。
法令遵守、SNS運用投稿ルール、炎上してしまった後にどう動くかなどを盛り込んだ2枚のドキュメントです。
非常にシンプルで当たり前な内容しか書いていませんが、もし内容が知りたいという方はDMお待ちしてます!(@pompompirori)
ガイドラインを作るだけでは意味がないため、Xを運用する社員には必ず一度目を通してもらい、ガイドラインを確認してくれたか必ずチェックしていました。
また、Xを運用する中で発言に不安がある場合は専用のSlackチャンネルで都度相談をしてもらう仕組みをつくりました。
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このように炎上リスクに対して対策を明確にしたことで、無事OKが出ました。
⑤【最重要】どうしてもやりたいという熱意をもって話す🔥(笑)
ここまでお伝えしてきた①〜④よりも大事なことが、担当者本人の熱意を伝えることだと思います。
熱意があれば何とか承認を得られると思っていますし、熱意がなければ発信自体やらなくていいと思っています。
そのくらい担当者の熱意があるかどうかは説得の上で重要なポイントです。
私は入社前からこの会社を世間に伝えたいという気持ちが高まっていたので、入社1週間後の歓迎会にて社長や役員に対して「うちの会社、もっとSNSやnoteを使って発信しませんか?✨」と話していました。
結果論にはなりますが、このように以前から役員や社長に「やりたい!」と熱意を伝えていたことで、経営会議ではその役員や社長が「本人がこれだけやる気があるし、やってみようよ!」と背中を押してくれました。
私としては根回しをしているというつもりはまったくなかったのですが、事前に承認者の1人である社長や役員に私のやる気がしっかりと伝わっていたため、承認を得やすかったんだろうなと思います。
本人のやる気や熱意というのは、話し方や表情で相手に伝わります。「発信、やれたらいいかな...」というテンションではなく、「絶対やった方が会社のためですよ!やらないと後悔しますよ!」くらいのテンションで提案しましょう。笑
このnoteを読んでくださっている方もきっと熱意のある方だとおもうので、その想いをストレートにぶつければOKです!
次回、半年間noteをやってみての成果を公開します
以上の5つを踏まえて提案したことで、最終的には無事にnoteとSNS運用の承認を得ることができました。
以前の私のように、発信に反対されている担当者の方に少しでも参考になっていれば幸いです。
次のnoteでは、半年間実際に運用してみてどのような成果がでたのか?はたまた、成果が出なかったのか?をまとめますので、ぜひこちらのnoteとX(@pompompirori)をフォローしてお待ち下さい✨
ここまで読んでくださった方へ
このnoteを読んで、良いなと思っていただいた方はぜひSNSでシェアをしていただけると大変うれしいです。
また弊社のことに少しでも興味を持ってくださった方は、以下の採用サイトを覗いてみてください👀
・保育園向けの紙おむつとおしりふきのサブスク「手ぶら登園」
・保育園探しポータルサイト「えんさがそっ♪」
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
感想もお待ちしています!