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逆転の発想でAI業界へ。AVILENで深める「AI」×「人事」のキャリア。
AVILENではたらく社員の仕事や価値観に触れる社員インタビュー。今回インタビューしたのは、HRチームのマネージャーを務める西村 賢(にしむら まさる)です。
HRチームのメンバーマネジメントと、HR領域全般のタスク管理・PJ推進の役割を担う西村。AIスタートアップの人事として意識していることや、人事キャリアを積み重ねてきた中で見えてきたものについて聞きました。
AIの可能性に魅せられて
—— まずは、AVILENに入社した理由を教えてください。
広告代理店の人事労務を一通りやり切って、地元で社労士事務所を開業するのも良いかななんて考えていたんです。ただ社労士のことを調べるうちに、技術の発展によって仕事が奪われる(=大半の業務がAIに代替される)可能性が高い職種だと感じ、それなら逆にテック企業に入って、その進化を間近で見てみたいと思うようになりました。
自分のこれまでの経験をDXやAIX(AI Transformationの略)の最前線で活かせるかどうかにも興味が湧いて、ITスタートアップへの転職を目指しました。
—— なるほど。逆転の発想ですね。
そうですね。その中でAVILENを選んだ理由は、代表・光太郎さんの人柄や価値観が大きかったです。他の会社の面接は仕事内容やポジション、報酬の話が中心だったのですが、光太郎さんはAIの未来やAVILENが世の中をどう変えていきたいのかを熱く語ってくれたのが印象的で、「この会社で挑戦してみたい」と強く思いました。
それともうひとつあって、IPOを最短距離で目指していたというのも僕にとっては大きな決め手でした。実は東証の鐘を叩いてみたいというのが私の個人的な夢のひとつで、AVILENならその夢を実現できるチャンスだと思ったんです(笑)
—— 実際に、鐘は叩けましたか?
叩けました!五穀豊穣にちなんで計5回叩けるのですが、その中の4回目を叩かせてもらいました。長い歴史の中でも限られた企業と人しか経験できないということを考えると、よい経験ができたなと思いました。ただ、思っていた以上に重くずっしりとしていて、手がしばらく痛かったです(笑)
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—— 上場までは、どのような道のりがありましたか?
入社したのは上場の約2年前で、当時の人事部はまさにスタートアップと言うにふさわしい(笑)、ほとんど何もない状態でした。専任の人事担当もいないところからチームを立ち上げ、仕組みやプロセスを整備していく中で、光太郎さんと「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながら一緒に形を作りあげていきました。
採用という面では、今でもそうですが役員含め全従業員が「採用ファースト」の姿勢で協力的であるため、とても取り組みやすい環境でした。その点は非常にありがたかったですね。
上場直後は、感慨深さもありつつ、それ以上に圧倒的な責任を感じていました。
社員の本気を応援するために。AIの会社だからこそ、エモーショナルな部分を大事にしたい
—— 圧倒的な責任、ですか。
上場に伴いさまざまなステークホルダーへの責任が増える中で、私が特に強く感じたのは、社員が、この大きく変化する環境の中で成長し、満足感を得られる会社にしなければいけないということでした。AVILENのビジネスモデルでは、人、つまり働いている社員一人一人が命ですからね。
私が人事として大切にしているテーマの一つに「社員の本気を応援する」というものがあります。社員一人一人が仕事に全力投球できる環境を整えることは、会社の成長に直結しますし、何よりもAVILENで働くことに価値を見出してもらいたい気持ちが強かったです。
会社を一つの生き物と考えるなら、人事の役割は「血管」だと思っています。従業員という「臓器」がうまく機能するように、血液を全身に循環させること。それが私たち人事の使命だと捉えています。
—— 会社を人体に例えるのは面白いですね。血管の役割を担うために、今までどんなことを心がけてきましたか?
AVILENの社員には、「熱意のある人」と「めちゃくちゃ熱意のある人」という2つのタイプがいます。その熱意の高さゆえに、時にはモヤモヤを抱えることも少なくありません。「本当はもっとこうしたいのに」といった思いがあるものの、うまく言語化できなかったり、行動に移せなかったりする場合もあります。
たとえ論理的な思考が得意な人でも、心の中に漠然とした悩みを抱えていることがあります。私はそれを「ポジティブな不安」と呼んでいて、そうした社員の漠然とした感情に寄り添うことが人事の重要な役割だと考えています。
そのモヤモヤを解消し、エネルギーに変えていける環境づくりが、従業員の満足度向上と、会社全体のパフォーマンス向上につながると信じています。
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AVILENのオフィスは、一人ひとりの顔がよく見える距離感が魅力です。ちょっと元気がなさそうだなと思ったら、フランクに話しかけたり、ランチに誘ったりするようにしています。仕事以外の話の中で、モヤモヤを解消するヒントが見つかることもありますし、誰かと話すだけで気持ちが軽くなることもありますよね。
AIやデータを扱う会社だからこそ、そういったエモーショナルな部分を大切にしたいと考えています。
—— 西村さん自身も、そうしたモヤモヤを抱えてたりするんですか?
そりゃあいっぱいありますよ(笑)。なので私も社員と意識的にコミュニケーションするようにしています。AVILENは本当に素晴らしいメンバーがたくさんいて、彼らと話していると自分ももっと頑張ろうと思えるんですよね。
「AI」×「人事」 : キャリアの掛け算で自分の役割を見つけていく
—— 未経験の業界に対して不安はなかったですか?
なかったですね。むしろ、「今このままの状態でいること」に対する不安の方が大きかったです。前職まではいわゆる”安定した”ポジションにいたので、そのままキャリアを進めていくという選択肢もありました。
ただ、本当にそれでいいのか、安泰の路線を進むだけで満足できるのか、という疑問が湧いてきたんです。そこで視点を変えて、「仕事を奪う側」と言われているAI業界に飛び込むことで、新しいインサイトが得られるのではないかと思いました。
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一つの専門性だけで生きていける時代は終わりつつあります。これからは、異なる領域同士の「掛け算」がキャリアの軸になる時代だと考えていて、私はその中で「AI」×「人事」というテーマを見出しました。
—— 「AI」×「人事」の、今後の展望はいかがでしょう?
デジタルやAIによる合理化が進む社会において、「合理と非合理のつながり」が今後の人的資本の大きなテーマになるのではないかと考えています。
AVILENは「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」というパーパスを掲げていますが、人類を豊かにするためには、やはりエモーショナルな側面も重要だと思うんです。
データやAIで社会を便利にするのは、データサイエンティストやコンサルタントたちに任せればいいと思っています。AVILENには、優秀なメンバーがたくさんいますしね。一方で、現時点でデータ化することのできない「心のアルゴリズム」にどう向き合うか、それが人事としての重要な課題であり、私の「社員の本気を応援する」という使命に繋がっていくと感じています。
AVILENにおける、採用の重要性。本当に大切なのは入社してから。
—— AVILENは採用にかなり力を入れていますが、採用活動で大切にしていることはありますか?
採用はAVILENにとって成長の源泉であり、最も重要な活動の一つです。特にAI業界は急速に拡大している新興分野で、優秀な人材の供給が追いついていない状況が続いています。
そんな中で大事なのは、業界に流入する人材のパイを増やしていくこと、そして従業員一人ひとりのキャリア教育を強化していくこと。
採用活動の難しさは、「採用した後」にあると考えています。採用できた時点では、まだ本当の成果は出ていません。最も重要なのは、入社後にその人がどれだけやりがいを持って働けるか、高いパフォーマンスを中長期的に維持できるか、ということです。
—— 人材を獲得する、がゴールではないと。
はい、むしろスタート地点です。私たち人事は、入社後の活躍の場・成長の場をいかに提供できるかを徹底的に考えています。このような環境が、最終的にAVILENにとっても、入社してくれる仲間にとってもWin-Winの関係を築くと信じています。皆さんが入社後に活躍する姿を見守り、サポートし続けることが、私たちの使命だと感じています。
「あなたの『挑戦したい』を全力で後押しする会社です!」
—— 西村さんは、プライベートでは何か趣味などはあるんですか?
最近はじめたことだと草野球ですね!全くの未経験なんですが、おじさんだらけのチームで、なぜかピッチャーを任されることになってます(笑)。50球も投げるとすぐに限界が来るので、もっと投げられるように週2回ほどジムに行ったり、近所のバッティングセンターで投げ込んだりしています。
もう一つ、雅楽に使われる「龍笛」という管楽器も始めました。雅楽の演奏者は非常に少なく、西洋の楽器に比べて演奏人口が数万分の1程度とも言われています。最初はその希少さに魅力を感じて習いはじめたのですが、今では日本古来のものを廃れさせたくないという想いで挑戦しています。
—— 雅楽!すごいですね。雅楽の面白さって何ですか?
「感覚」や「調和」といった要素が大事とされている点ですね。演奏していると、日本人が古くから大切にしてきた価値観を、龍笛の音色や指使いを通してなぞっているような感覚になります。単なる音楽として楽しむだけではなく、そこに込められた文化的な深みや、共鳴し合う感覚を味わうことができるのが魅力です。
また、雅楽に触れることは、先ほど述べた「エモーショナルな部分を大事にしたい」という思いに通じるものがあります。雅楽の音色は非常に繊細で、心に響くものがあるんですよね。自分の価値観にもマッチしているからこそ、続けたいと思えるのかもしれません。
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—— 最後に、AVILENに興味を持ってくださった方へ伝えたいことはありますか?
AVILENの魅力は、日々の小さな努力を続けていく中で、確実な成長を実感できること。そして、大きな目標や強力な好敵手たちに挑戦する気概を持ったチームがムーンショットを起こせる環境があることです。
ベンチャーやスタートアップに転職するということに、不安を感じる方もいるかもしれません。今まで現職で積み上げた環境から飛び出すということはリスクも伴いますが、AVILENはその不安やリスクを超えたワクワク、安心して働ける環境を提供できると思っています。
AVILENは、あなたの「挑戦したい」という想いを全力で後押しする会社です。少しでも共感いただけたなら、まずは一歩踏み出してみてください。私たちと一緒に、ワクワクする未来を創造しましょう!
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