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マッチングアプリで出会った女性たち 感情がついてこない

今回は40代後半のOLさんとのお話。

あまり実際会ったりした人のことを事細かに書くのは良くないと思うので、特に印象深かった人について個人特定できない範囲で書かせていただく。
もちろん、こういうのは合う合わないの問題のため一切相手のことを悪く言うつもりはありません。

お相手の方からいいねをいただき、プロフィールが硬めな感じだったためどうしようか悩んだが話してみないと何もわからないと思いマッチング。

実際話してみた印象は、プロフィールから感じていたきつめの印象は全くなく話しやすい。
また結構頭が良いというか頭の回転が速いように感じた。

メッセージのペースもよく、マッチングして数日でかなりいろいろなことを話すことができた。
そしてテンポよく会話できたおかげで、すぐにその週末会うことになった。

お店もいくつか提案してくれ、じゃあここにしましょう!とこちらが決める感じ。
しっかり予約までしていただいた。
あれ?普段と逆じゃない??
そうなのだ。ものすごく相手のタイプを見極めるのが早く面倒見の良いかただった。

長くマッチングアプリをやっているらしく、今まで会ったかたとのエピソードや、男性側にはこんな人がいてねみたいな話も。
うまく続かなかったら自分もネタにされるのか??
いや、むしろこっちが今ネタにしちゃってる??(ごめんなさい)

そこからお互いにプロフィールに書かれたことを掘り下げる感じで会話が進む。
とにかく様々な物事への考え方や価値観が現時点ではかなり近い。
ともに生きて行くパートナーとして考えた場合に信頼感もあり非の打ち所がない。

ただ、ここであることに気付く。
自分の感情が全くついてきていないのだ。

マッチングアプリ自体がそういうものではあるが、プロフィールから合理的にフィルタリングして会う人を探していくという、通常の人との出会い方と真逆のアプローチだからというのが大きいのだろう。
ものすごく合理的に考えれば、こんなに合う人は他にいないかもしれないと思うほどだが、全然感情が伴ってこない。

長く付き合えばいずれ愛情の形は変わり、恋愛感情よりも相手を大切に思う家族としての感情に変わっていくものだと思うが、先は見えているが肝心のとっかかりとなる手前の部分がない。
贅沢な話かもしれないが、やはりある程度の恋愛感情を持って好きと思える相手でないと付き合っていくことは考えられない。

我ながら全く予想もしていなかった難しい場面に遭遇した。
つまり、自分にはマッチングアプリは向いていないということに他ならない。
遠回りかもしれないが、やはり実際会って相手のことを少しずつ知っていき、最後に合理的なところの調整をするという方が自分には合っていると思った。

このかたとはどうなったというと、ちゃんと理由を話してお断りしなきゃダメだろうと思っていたのだが、少しずつLINEのやりとりのペースが落ち連絡が来なくなった。
もしかするとこちらの状態を察してそうしてくれたのかもしれない。
最後まで相手のことを考えて行動できる、人としてとても尊敬できる素晴らしい女性だったと思う。
好きという感情になれなかったことが悔やまれる。

ちなみに、このかたとは別に複数回お会いした女性がいるのだが、最初に会った時と次の時のテンションが違うと感じて本心を聞いてみると「なんかときめかない」という答えが返ってきた。
結論を急ぐ必要はないとも思うが、このようなアプリだからこそ早めに結論を出さないと相手の時間を無駄にしてしまい申し訳ないという気持ちもある。
この問題に直面している人、たぶんそれなりにいるのではないだろうか。

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