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ゲームも映画もアニメも作者は読書するが消費者はしない問題
消費者は自由な趣味だからこそ難易度が高い読書よりも難易度が低い、あるいは敷居が低いゲームや映画(アニメ)漬けになりやすいが、ゲームや映画の作者は勉強のためによく読書をするんだよね。
この作者と消費者のギャップ。
もっと言うなら漫画もそう。
勤勉な漫画家は読書する。
そもそも読書がマイナな趣味だ。
それは古来からそう。
日本の出版販売額という統計がある。
それによると、書籍は1996年をピークに右肩下がり。
ピークというのはピークの直前が凄いからこそピークを招く。
その呼び水となった1冊が1994年に出版された京極夏彦の姑獲鳥の夏とか。
ちなみに、ChatGPTに聞いた1996年に出版された日本の有名な本は以下である。
1996年に日本で出版された有名な本のトップ10は以下の通りです。文学、小説、ノンフィクションなど、さまざまなジャンルで注目された作品が含まれています。
1. **『リング』**(鈴木光司)
- ホラー小説の傑作であり、後に映画化されて大ヒット。Jホラーのブームを引き起こした作品。
2. **『海辺のカフカ』**(村上春樹)
- 1996年に村上春樹が執筆を開始し、後に世界的なベストセラーとなる。
3. **『ロビンソンの末裔』**(柳美里)
- 直木賞を受賞した作品で、家族の物語を描いた感動的な小説。
4. **『もうひとつの季節』**(石田衣良)
- 石田衣良のデビュー作であり、社会の問題や人間関係を深く掘り下げた短編集。
5. **『沈黙の艦隊』**(かわぐちかいじ)
- 大ヒットした軍事サスペンス漫画の最終巻。リアリティと政治的要素が話題に。
6. **『愛と幻想のファシズム』**(村上龍)
- 政治、経済、個人の自由など、さまざまなテーマを扱った壮大な小説。
7. **『新世紀エヴァンゲリオン』関連書籍**
- 1995年に放送されたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が大ヒットし、関連書籍が1996年に多く出版され、ファンの間で人気を博しました。
8. **『透明な歳月の光』**(三浦しをん)
- 初の小説で、後に人気作家となる三浦しをんの出発点。
9. **『鉄道員(ぽっぽや)』**(浅田次郎)
- 直木賞を受賞した感動的な物語で、後に映画化されて日本中で大ヒット。
10. **『アウト』**(桐野夏生)
- 女性犯罪者たちを描いたダークなサスペンスで、桐野夏生の代表作となった。
1996年は、ホラー、サスペンス、文学作品が特に注目され、日本の読者層に広く支持された年でした。
映画監督のクリストファーノーランはスマホじゃ革新的な情報は得られないとして読書を勧めているし、菅野よう子もスポーツ新聞まで読んでしまうほど活字中毒を自称しているし、京極夏彦の書痴っぷりは有名。
自分はかつて文字だけの本を読めない人間だったが、読書とは別に漫画アニメゲームで好きな作品の作家は読書厨が多い。
クリストファーノーラン、菅野よう子、荒木飛呂彦、川原正敏、藤田和日郎、などなど。
その影響もあって自分もアニメゲーム映画より読書を優先するようになった。
加齢で疲れやすくなったというのもあるだろう。
仕事や生活の日常で発光する画面を見まくっているのに娯楽まで同じ疲労を味わいたくない、というのがある。
それに、最近本が高額となり以前は2000円程度だったものが4000円くらいするようになったが、それでも再読を含めた本の寿命を考えたらゲームや映画よりもコスパがよく更に頭に良いと来てる。
そういう意味において読書は最強の娯楽である。
それは娯楽に溢れた現代だからこそ、更に明白になった。
それでも——非常にマイナなんだよなあ。
追記
2021年の統計で漫画、映画、アニメより読書が下であるのが示される。
ただし女性に限れば漫画より読書が上。
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