どうせなら家で美味しい焼き芋を作りたい話
そそられまくりの香りを放つスーパーの焼き芋ワゴンにいつも後ろ髪を引かれている我が家。
たまに娘とスーパーに行った際は、おやつや昼食に候補にあがる逸品。
これが家で食べれたら・・(焼売か)
さつまいもを箱買いする(北海道産:由栗いも)
スーパーでさつまいもが安売りしている際にはたまに買うのだが、品種的にあまり甘くない物が多いので、たいていは手間ひまかけつつ、市販の調味料を使って大学芋コースに。
焼き芋好きとはいえ、最近の焼き芋にありがちな、滴るほどのねっとり系の芋は、ちょっといきすぎ感があってあまり好きではなく、ほどよいしっとり感+甘みのある芋が食べたい、これが私と娘の共通ポイントだ。
そこで、秋のさつまいもシーズン到来。
今年こそは美味しそうなさつまいもを箱買いしてみようじゃないか、と思い立った。
調べてみると、膨大な品種と、無数に箱買いできるサイト。
ただ、遠方となると送料もバカにならない、などでなかなか決め切らない。
そこで、北海道限定で探してみたところ、「由栗いも」というさつまいもを発見。
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000204755
「由栗いも」は「ゆっくりいも」と読む。
由仁町と栗山町の生産者さんが作っている北海道初のブランドさつまいもで、収穫したてはホクホク感、貯蔵することで粘度を増し、ねっとりした食感でぐんと甘くなる、というもの。
おっと、これはテレビで何度か見聞きしたことがある!気になっていたよ!
ということで、早速注文してみた。
Mサイズの箱で注文したところ、ちょうどよい多きさのさつまいもがたくさん入っていた。
保存する際の適温は14度とのこと。
我が家では玄関先がちょうどいいような気がする。
長持ちさせたい一心で温度計も置いてみたところ、よさげな温度でバッチリだ。
焼き芋チャレンジ①
ここからは、いよいよ調理。
いかに焼き芋を甘く仕上げるか、だ。
基本は「ゆっくり」「じっくり」熱を加えること。
とにかく、やみくもにチンするだけでは、さつまいもはあまり美味しくならないらしい。
色んなサイトで調べてみて、多かったのが、
というものだった。
仰せの通りに実行してみたところ、
我が家のレンジは、どうも200Wの威力が激弱すぎるということが判明。
15分チンしても爪楊枝が刺さるどころか折れてしまうくらい硬いまま、という進展のなさ。
こうなると、結局出力を上げるしかなく、500W、600Wと数分ごとにチェックしては爪楊枝を刺すという手法で、やっとこ食べれるようになった。
美味しかったのだが、なんとなく、ポテンシャルが引き出せていない、というか、本当はもっと美味しいものなんじゃないか?と思ってしまった。
焼き芋チャレンジ②
そこで、2回目は、今年の我が家的大ヒット商品である、レンジで魚が焼ける遠赤外線プレートで試してみることに。
説明書を見ても「さつまいも」については書かれていなかったが(のちに、そいういうことか…と思うのだが笑)、遠赤外線なら焼き芋っぽいという発想からチャレンジしてみることに。
結果は、大失敗。
何分やってもさつまいもは硬いまま。
温かい感じはするけど、全く火は通ってない感じだった。
しょうがないので、1回目と同様に水分を含ませてチンして事なきを得た。
食べた感想は、なぜか1回目より美味しい、気がした。
無駄にプレートに乗せてレンジでジワったことにより、じっくり火を通す、ということにつながったのか?(THEポジティブ思考)
結果オーライ、ということにしたが、少々モヤモヤが残った。
焼き芋チャレンジ③
3回目のチャレンジは、魚焼きグリルを使用してみることに。
これは確かに調べた中にたくさん例があったもの。
我が家はキッチンだけIHなので、この電気代高騰のご時世に30分間という電気代かさみまくりコースは若干痛手ではあるが、
なんと、これが一番いい焼き芋になった!!
段違いに甘くなり、少しねっとり感も出て、まさに理想の焼き芋ができた!
もちろん、美味しいさつまいもを使ったことが何よりだが、やはり由栗いもの説明書にもあったように、「じっくり火を入れること」が重要ポイントだった。
次回からは我が家のポンコツレンジを信用せず、魚焼きグリル一択で焼き芋を作ろうと誓った。
まとめ
家でも美味しい焼き芋は作れる!ということがわかった。
箱買いしたさつまいもも、適温をキープすれば越冬も夢じゃない!ということも知ったので、うまく保管して長く楽しみたいと思う。
がしかし、こんだけ食べているので、もうすでに半分なくなってしまった。
追加で箱買いすべきか、冬が来る前にもうひと悩みだ。
余談だが、近年まで北海道ではさつまいもは採れない、と言われていたのだが、温暖化の影響もあってか、徐々に適地となっているそうだ。
旭川では、シルクスイートを育てる農家を増やして町の特産につなげよう、という取り組みまで始まっているそうだ。
北海道でもたくさんさつまいもが流通する日も近いかもしれない!