
透析義父日誌9 ケアマネさんとのお別れ
久々に、義父の施設に電話をしてみました。
というのも、先月末に、これまでお世話になったケアマネさんが施設を退職されまして。こまめにくださっていた連絡がなくなってしまい、いつ連絡を取るのがベストなタイミングかがわからなくなっていたからです。
以前のケアマネさんからは、早めに退職のご連絡はいただいていて、できれば在職中に義父を送り出したいくらいのお気持ちでいてくださっていたのですが。。。
お互いの事情、病院の都合や義父の体調もあり、タイミングがあいませんでした。
施設長さんと現在のケアマネさんになりますと…全く連絡がありませんで。
「大丈夫ですよー」
「お元気されてます」
「お忘れになっちゃいますから〜」
の三会話が定番で、義父の様子は全く見えてこない…
もちろん、体調の悪化やご迷惑行為があれば、連絡がありそうなのだから、これはこれで安定なんだろうとは思います。
が、都度都度、義父のわがままに振り回されてくれていたケアマネさんが懐かしいです。
義父が、
🌟施設で一旦お世話になる事
🌟家族の近くに転居してみる事
🌟転院してでも、早く移動する事
これが、うまく決断でき、生活ができていたのは、紛れもなく退職されたケアマネさんの熱い関わりのおかげだったと思います。
⚫︎それまでの自分本位な暮らし
⚫︎曲げられないプライド
⚫︎隠したい寂しさやちょっとした罪悪感
⚫︎かまってほしくてわがままを重ねる
こういった事を一つ一つ1人1人聞いて、家族に連絡をしていては、ケアマネさんも施設さんも時間も人手も足りないわけで。
でも、義父が昨年まで取っていたわがままで好き勝手をする高齢者の態度が変えられたのは、寂しさから何度も「お願い」や冗談を言うことに反応してくれたケアマネさんのおかげで。
それもあって、施設さんとも意見が分かれてしまうことがあったのかなぁとか思うと…
なんとも申し訳ない思いになります。
義父へ、転院の連絡は、施設長さんのアドバイスにより、施設長さんから今月の頭に伝えてくださる事になっていました。
伝えてくださったのかなぁ…
義父はどんな反応だったのだろう?
夫に連絡を取るようにいっても、電話をしてくれませんで…
勝手に施設に連絡してみました。
あえての透析のある日に。
ま、ちゃんと伝えてくださって、変わりないらしいです。ふーん。
「義父のいる時に、直接電話した方がいいですか?」
に対し、
「なくて大丈夫ですよー」
あー、そうなんですね。。。
ま、お互い、楽っちゃ楽かもですけども。
なんかなー。
軽く転院の時の下打合せだけをして、電話を切りました。
まぁ、お仕事だから。
施設長さんも夫も。
問題がなければ、あと1週間くらいのことだから。もういいやんという気持ちがあるんでしょうが。
こーゆー温度の人がケアマネさんだったら…
義父は、いろいろなことを受け入れてくれただろうか?
いや、私たちが、義父の体調を知って、早くこちらに迎えようと思えただろうか?
あの、あったかい、義父のわがままに振り回されてくれる可愛らしいケアマネさんの気持ちや姿勢があったから、私たちも義父も心が動いたに違いない。
私はそう思っています。
ケアマネさんがいて、テレビ電話ができた頃、
義父はよく
「◯◯さんなら、お菓子くれる😁」
「◯◯さんは、優しい😊」
と言ってました。
単に、
話しかけたら聞いてくれた、
話しかけたら対応してくれた、
そーゆーことだったとは思います。
他の方は、会ってみて優しくないとは思いませんでしたから。
都度都度、手を止めて1人の話を聞くなんて、今のご時世、施設では無理でしょう。
でも、やってくれていた人がいました。
「介護の考え方に相違があって…」
と退職の道を選ばれました。
あー、天職な人!と思っていたから…残念です。
この件に関しては、先月にいっぱいその方とお話ししました。義父を送り出すまでお世話できないことを申し訳ないと何度もいわれて…
「ありがとうございます、お気持ちだけで大丈夫です」と、何度も返しました。
介護に対する熱い思いと、施設や運営をこなしていくための現実と。
人手不足と介護を必要とする高齢者の増加の中で、介護に携わる方々がどれほど苦悩されているか?と考えると…
書かずにはおれませんでした。
施設長さんも本当にお会いして話をして、任せようと思える方ですし。夫も信頼しています。
必要なサービスが必要な人皆に渡るように頑張ってらっしゃるわけで。
いやいや、本当に、苦悩、苦労の日々と思います。そこに愛がないとはとても思えません。
いゃ〜、あと少し。
義父が来るまであと少し。
なんとなく、好きに寝起きして、好きに畑や庭にたちしていると…ちょっと罪悪感😅
けど、これも家族として、心や体の安定を考えれば大事なことかと。(こないだまで父の法事もあったしねー)
もっといろいろ遊べばよかったかも?と焦ったりもしました🤣
これまで、必死に義父の体調を守ってくださった方々からのバトンを受ける日まで…
もう少し。
なんとなく、愛あるケアマネさんの存在を感じなくなって…書いてみました。