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透析義父日誌2 家がまだない!義父がお世話になれる介護施設とは?
『透析』
透析という医療を受ける時は、腎不全以外に持病がある方、ない方、その人なりに…透析がどういうリスクがあり、またどれだけQOLが上がるものかを理解しなければならないなぁと、今は理解しています。
自身の生活スタイルや性格、ご家族構成なんかも含めて、よくよく検討するべきかと。
透析をしなかった実父
透析をしている義父
この2人を見てきて、今のところ、私が腎不全となったら…
『透析はしない』で、自分の持ち合わせた機能だけで人生を行こうと思っています。
(子供のいない50代ですからね😉)
さて、透析患者の義父ですが…
思ったよりも体調が芳しくないようなんで、
こりゃ、春なんて言わずに少しでも早くこちらに呼ぶべきじゃね?と、思いました。
家まだないですが😅
今、まだ頭も心もしっかりしているうちに、移住してきたこの地の施設や病院に慣れていれば、在宅介護が難しくなってきても、施設や病院にお力添えをいただきやすいのではないか?と考えたのです。
今、義父の地元でお世話になっている施設は、小規模多機能居宅サービスです。
これまで、デイサービスとして入浴や宿泊でお世話になっていたらしく…
移住するまでの期間であれば、慣れた施設で預かるほうが…とケアマネさんが退院後の生活の場にと働きかけてくださいました。
いやー、施設入居が厳しい昨今、こんなにすっと受け入れてくださるなんて!😳
その時、私は…義父の介護度とか透析とか条件的に道があるんだと思い込んでいました。
今回の移住は、かなりの遠距離でして…
(義母の移動も大変でした…💧我々夫婦で、休憩を挟みながら8時間かけて車で運びました。)
そんな距離だし、身近な家族に透析患者がいないので、こちらのエリアでの透析施設や遠方から移住の相談をする当てがありませんでした。
しかも、本人がいない…問合せしづら〜い!
なもんで、公的機関から順に相談し、情報を集めることにしました。
①地域包括センターに電話する
結論からいうと…リストの上から順に電話して聞いてくれると言う話で。行きたい施設があるならば、介護する家族から直接たずねる方がいいと。家族からのお願いだと空いてない枠も調整してくれる場合があると。(ちょっと役所仕事にモヤモヤしますけど、ここはスルーします)
ここでわかったことは…
『透析』は…医療行為なので、医療保険
『介護施設やサービス』は、介護保険
施設と利用者を見て、マッチングするなどはないと言うことでした。
②実父がお世話になったケアマネさんの施設に相談してみる
現役ケアマネさんが地域内の透析患者の利用できる介護サービス、施設を現実的にご説明くださいました。
ここでわかったことは…
週3回の透析の通院に関しては、こちらの一般的な施設の場合、ショートステイ中でも家族送迎が必要と言うことでした。
ま、透析通院の送迎は、在宅介護を覚悟していたので、あまり気にはしていなかったのですが…いろいろお話しを伺うと、
透析患者さんのご家族さんが大変なのは、その送迎なんだそうで…💧
元気なうちは、週3回ならできる!とスタートするそうですが…
やめてはならない透析ですから、雨の日、台風の日、災害時でも、どんな状況になっても透析に行かねばなりません。
そして、義父のように、多機能不全があったりしますと…呼吸困難などあれば、連日透析をする必要があったりする訳で…
家族の中だけでは回らない事態も起こりうるそうなんです。
家に透析室がない以上、通院は余儀なくされます。本人が、家族が、車の運転ができるうちはいいけれど、その手段がなくなった時どうするのか?介護タクシーか?という問題がすぐに出てくると…
で、現役ケアマネさんは、
「ご家族さま、やれそうですか?」と言ってくださいました。
⚫︎一般的な介護施設には、透析患者の受け入れにできる所できない所がある
⚫︎今回の施設は受け入れは可能だが、透析に関わる送迎は家族でおこなう
◉隣の市に送迎してくれる施設がある。近くに系列の病院があり、体調不良時はすぐに見てもらえる。ただし、費用がお高い
◉施設選びも大事だけれど、体調がどの状態でどこの病院を中心に医療を受けられるかでも違ってくるので、病院にも問合せをした方がいい
などなど丁寧に教えてくださいました。
③市内の透析医療のある総合病院に電話する
②のケアマネさんの意見を受けて、市内の病院のケアマネ看護師さんにお話をうかがってみました。とても感じの良い対応をしてくださいました。
義父の近況をお話すると、
「お父様の状況ですと、恐らくうちの病院での完全受け入れは難しいと思われます。近くの〇〇医療センターに協力を仰ぎながら、管理していく形になるかと思われますね。」と。
この病院が好きだから、ここは透析医療ができるから…
だけでは受け入れてもらえないということがわかりました。透析は、手術などが必要になった場合に、できる病院とできない病院があるということです。
で、その手術のできる〇〇医療センターはというと、みんなの病院で、長期入院は受付けてくれないとのこと。
ということは、状態が重くなるにつれて、病院をぐるぐる回されるかも?ということがわかったのです😱
透析患者が高齢になった時…
施設も、病院も、
必ずしもどこでもが介護や医療が受け入れてくれるわけではないということがよーくわかりました。
。。。なるほど🧐
ならば…
まず、
家族にしかできないこと、
家族だからやりたいこと、
周りにお手伝いいただきたいこと、
などを考えて…
お手伝いいただける環境を調べた上で、
自分たちは、頑張れることを頑張る💪
透析患者家族には、そう言うのが必要なんだな!と理解しました。
で、それを理解したたところで…
義父の介護度が低いことが発覚しました…😱
要介護1です…😱😱😱
施設の空きがあるなしもあるけども…
介護度が低いため施設入居の条件も縛りがあるし、介護保険枠が狭い…💧
実費がかなり…と言うことに💧💧
はて、家のまだない早め移住…
どう攻略していきましょう。。。
😱😱😱😱😱😱
つづく
追記)
透析患者さん、ご家族さん、本当にお疲れ様でございます。
体調不良のままもお辛かったでしょうが、高齢になり自身が運転免許を返納したり、ご家族に負担があること、いろいろ思われてるかと思います。
では、どこまで医師は説明されたのか…と思うんです。透析はすすめる。透析室もたくさんあります。が、終末期の受入病院が非常に少ない現実がどうもあるようなんですね。
目の前に助かる道を見せられて、思わず選んだ先に大河🏞️が出てきて、橋はかかっているが、壊れかけている⁈ここを渡るのか?みたいな感じではないでしょうか。
もちろん、人生や医療に完璧な道なんてないんですが、そこまでをどれだけきちんと話してくださってるかで、患者さんや家族の選択や意志は違ってくると思うのです。
ぜひ、医療機関はそこを丁寧にご説明いただきたいなぁと、今、家族である私は思っています。