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奇跡の叔母93歳!電話インタビュー その3 『人間力』

久しぶりに、叔母(私の母の姉)に電話をしました。4000文字になってしまったので、、、お時間のない方にはオススメしません😛


叔母への電話の内容は👇

⚫︎オヤジの一周忌に来ていただけるのかの確認
⚫︎きょうだいの無礼に対してのお詫び
⚫︎残念ながら、ウチの相続がお上に頼ることになった件の報告
◉変わらずにお元気にされているのか?


93歳になる叔母との電話は…
どちらかというと彼女の日常、元気でいる秘訣を聞きたいのに…
が、その前に、いろいろ謝らなければならないことがあって、本当に残念です。
ウチの複雑な事情を話すのに、そこそこの時間を要してしまいます。


で、
またしても、電話に出た叔母に驚かされました。

叔母の周りは時が止まっているのだろうか?
「老ける」という現象が起こらないエリアなのか?

半年前に連絡を取った時のまま、赫灼(かくしゃく)と受け答えをしてくれました。

👵「あー、こんにちは。どないしてるん?」

「みんなぼちぼちなんとかやってます。おばちゃんは?」

👵「あー、私もやで。変わらずやわ。どないしたん?」

カクカクシカジカ、オヤジの一周忌の出欠がどうなったかを聞きたかったけれど…
それ以外の話(相続がお上のお世話になったことなど…)を報告すると…

👵「あの子(きょうだいB)は‼️一体何を考えとんのや‼️そりゃ、たいそうな財産があるならアレかもやけど、大したことあらへんもんをそないなことして‼️おばちゃん、言うたろか?💢」

カクカクシカジカ、弁護士の先生もお手上げで。きょうだいと周りが、コミュニケーションがうまく取れない状況であることや、今は一般的な事務処理などから難しいこと、いろいろ気持ちが収まらないことを説明。
その上で、弁護士先生から家族への提案だったこと、他の家族親族はそれを理解した上で納得して、お上のお世話になることに賛同したことを伝えましたら。。。

👵「そうかぁ。大変やなぁ、あんた。
もう1人(きょうだいA)もちっともやし…
M子(私の母)はどんな教育をしてきたんや‼️おばちゃんは、M子に腹が立って腹が立って仕方ないわ!ほんまにあの子(きょうだいB)はおかしいで!いうてることもやっとることも無茶苦茶や!」

聞けば…この秋〜年明けの間に、
叔母のところへ、
きょうだいBはパートナーと行ったり、子供を連れて行ったりしたらしいのです。

え?😳
そうなの?
マジか…😭


叔母によると、
きょうだいBの来訪の意図は全くわからなかったらしい…
しかも、話をしていたら、パートナーがきょうだいBの態度に、愚痴を漏らしたらしく…
そこを叱ると、きょうだいBは「何が?どこが悪いん?」という態度だったらしい…

👵「なんぼ夫婦かって、親しき仲にも礼儀やで。ちゃんと相手に、礼や感謝は伝えなあかん!そやのに、あの子はなんでもしてもうて当たり前やと思っとる!あれはアカンで!」


え?え?え?
衝撃がいっぱい…🫨

私にしたら、叔母の家に、その一家が出入りしていること自体第一衝撃👊で…冷や汗もの💦
(まぁまぁな距離があるのに…何しに⁉️)

しかも、
きょうだいのパートナーが、きょうだいを前にして叔母に愚痴る⁉️…もう、ちょっとありえない😱👊🫨
だって、全く血縁のない人やで。。。

その上で、叔母はきょうだいを叱ってくれたらしいが…ま、今のきょうだいには叔母の意図が理解ができないので…
きっと…
叔母が自分を怒っている!ということだけ理解。ヤバい!と、また、とんでもない失礼な態度で、飛んで帰ったに違いない…💦🫨

しかも、そのままだと…
きょうだいは、法事の際に部が悪いので、年が明け子供たちを連れて再訪したんだと思われる…🫨
(しかも、「あけましておめでとうございます」と訪ねたらしい…今年はうちも叔母方も喪中である…😭)


大変なご迷惑を知らずにかけていたことを詫びると…

👵「アンタの謝ることやないよ。」
と返してくれました。

私は、叔母の返す一言一言に、ショックを受けました。
(もちろん、叔母の言うことが全て正しいことかはわかりませんが、私は叔母の言葉選びから、この方の言葉の方を信じられます😅)

まずもって、
今どき、93歳の1人暮らしのおばあちゃんが、自分の妹の子供家族を家にあげ、こんなに意見ができるもんかなぁ…という点。しかも、全て筋が通っていて、あっぱれなご意見。

普通なら、若いもんが高齢者宅に世話に行くくらいの年齢。悪い奴ならタカリにいく…
なのに、家も空気も乗っ取られることなく、しっかり意見して追い帰している…
上に、愚痴を聞いてあげている…

えーーーーーー😱


そして…オヤジの一周忌に関しては、、、

👵「もちろん、出席させてもらうで。M子のことも心配やけどもな。アンタのお父さんは私の同級生やで。一緒に学校行って勉強した仲や。特別な人なんや。喜んで行かせてもらうわ!」
と言ってくださった。

「ありがとうございます😭また、1ヶ月後に連絡しますんで、体調悪かったり、都合悪い時は、教えてください。」

👵「ありがとうなぁ。」



そっから…
母M子の話になり…
叔母が昔の話を聞かせてくれました。

叔母の話によると、
小さい時から、母は好きなことを好きなようにさせてもらえていたらしいです。
学校から2人で帰ると、叔母は家の手伝い、母はお琴の練習に行けたそうです。

👵「私は、ヒデさん(叔母の母=私の祖母)のこま遣いやったんや」

学生時代は、ずっとそうだったらしい…
叔母は、(めちゃくちゃ賢い有名校)の短大へ進みます。すると、負けず嫌いな私の母は、そこの四大へ進みたがって、祖母が大反対しました。が、母は一切聞かず🙉根負けした祖父が四大へ行かせてしまいました。
叔母は、短大を卒業後、また家のことを手伝わされ続けたそう。
私から見ての曽祖父母の介護を手伝っていたそうです。(叔母は、彼女の祖父母と両親とを介護して看取りました。)

が、母は、四大卒業後、祖父のイトコが校長だかの小学校へコネ就職。そこへ、父との見合い話が来て結婚し、また父に甘やかされながら、東京や大阪と都会ライフをお金に困ることなくさせてもらいます。(母は一切、介護をしていません。舅姑も一切見てません。)


叔母は、、、

👵「私もな、M子みたいに、社会で働いてみたかった。。。ほやけどな、おじいさんおばあさんも見なあかんかったしな。結婚してからも、お父さんお母さん(私の祖父母)が具合わるなって、子供連れて実家に住んで世話してたんや。おじちゃんはな(叔母の夫、叔父のこと)1人で家で暮らしてくれて、私を実家に行かせてくれたんや。すごい人やってんよー。よう働く人でな。」

えええー‼️

叔母が、叔母が、社会経験のない人とは思わなかったし、母なんかよりも本当に社会も経済もしっかり見ていた感じで、実業家なイメージだったのでまたショックを受けました。

当時、嫁にもらった娘が実家に入り浸るなんて、叔父もいろいろ言われたことと思います。教師をしていたので、土地を離れられなかったらしいです。が、叔母がすごいのは、叔父に対して、いまだに感謝をしていてお礼をサラッと言うところでした。
子供たちが小学生に上がるタイミングになるとき、転倒を繰り返す祖母を同級生の病院に預ける形で、遠距離介護となり、自宅に戻れたと言います。


その間、母は、都会暮らしをしながら、、、
子供がいるのに、お料理教室や編み物教室やら日替わりメニュー。サロンと呼ばれるとこに忙しく出掛けていたらしいです。
(最近、私たちの子守りを手伝っていたイトコから聞きました。。。😭)


祖母の具合が深刻になってくると、急に祖母の介護の方法に母は文句をつけはじめたらしく…
祖母が亡くなると…遺産分割を要求してきたらしいです💧(しかも、母は祖父が亡くなった際に、全ての相続を今後放棄する約束を祖母として、かなりの大金を受取り、念書を書いていたそうです😭オイオイ🫳残念だよ母…)

それを聞いて、またショック。。。
どっかで聞いた話やなぁ…
だれかさんは、母とそっくりだったんですねぇ😅
(ま、きょうだいは母を介護してくれてますけどね。)


うわ、3,000文字になりました!
今日は一回、ここまでとします。


叔母が認知症でなく、まだ1人で頑張れている点は…介護をして、苦労をして、やりたいことができない日々があって。
それでも、介護をつとめあげて、曽祖父母、祖父母を看取ったことによって、『老いる』と言うことを学んだからではないだろうか…🧐
と、ちょっと生意気に思ったりします。

どんなところで、転びそうか?とか。
何きっかけで、病気になるとか?
どれくらいから、お金のことがわからなくなるとか?

いろいろなタイプの人に関わってきて、その経験値が叔母にはしっかり根付いてるのではないか?と思うのです。

気持ちが自立している。
身体が自立している。
その両方がなければ、1人暮らしはできないんだと、よくよくわかっているからの、予防策みたいなことが、自然と身についているのではないでしょうか。

『人間力』だなっと感じました。

学歴や職歴、役職や権力でもなく。
金持ちかどうかでなくて、
『人』そのものの力で生きています。
誰かを頼ることが当たり前でなく、感謝と礼を重んじていて。さわやかにそれを言葉にできる素直さ。

できないことや自分の弱さを受け入れて、それでも他力本願ではなく自分で考えて、人の助力をいただいて感謝する。

ここまで複雑なことを93歳になってもできると言う脳🧠は、もう、選ばれし脳🧠にも思います。
が、やはり、『人間力』かなと。

持ち合わせた本来の彼女の特性もあったでしょうが。。。
大変な人生経験からも多くを学び、時に人ともぶつかって来られたと思います。
それを経て、今、だから、今、しっかりとご自身を持ちながらも、品位のある行動が取れるのかなと。。。


と、すると…
介護をせねばならない状況になれた人は、、、
神様からギフト🎁をもらってるのかもしれない。

介護をしないで済んだ人は、神様からのギフト🎁がなかった?
それだけ誰よりも自由で、それまでに周りから幸せにしてもらえてきた人なのかもしれない。

叔母のような品位のある『人間力』を持ちたいなぁ!と、切に思いました。

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