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ぼっち在宅介護 微妙にいつもと違うので訪看をお願いした

父ですが、今朝も頭らへんがほの熱く。
ヘルパーさんの検温は36.7°でした。
体全体もほの熱い…
あちあちではないし、熱も微熱ともいいづらく…
なんなら、呼吸はしてないくらいに静かで穏やかで…

でも、なんかあやしい…と感じました。


体のあちこちが浮腫み、鼠蹊部の両側も盛り上がり、なんなら陰部も腫れてきていて、とてもつらそうに見える。
が、ただ静かに呼吸をして目を開けれないでいました。


血中酸素は98%で、一見、救急の訪看に来ていただくのは申し訳ないのだけれど、食も進まないし…ただ、体の熱い箇所も今までと違うので、、、やはり、訪看さんに連絡をしました。


午後から看護師さんがきてくれて、体温、血圧、脈、血中酸素、全て測ってくれたが、特に悪いところはなくて。
片側の肺に酸素が入ってないことはわかり、だから動いてる右肺側を上気味にして寝ているんだろうという感じで。
特別、緊急感もやっぱりないし、「吸引だけしときましょうか」と、吸引をしてくださいました。
ただただ静かで、浮腫で膨れ上がった体が痛々しくて、でもそれ以外は「ただしんどそうだね」と私も看護師さんも思って終わりました。


が、少し横になっていたら電話がなりまして、
「主治医の先生が様子を見にいかれます」と看護師さんから連絡。
何事?と思いながら、待っていたら先生が来てくださいました。

血圧、脈、酸素…99%
熱はあまりないけど、熱い…
繰り返しな触診があって。

「左の肺に空気が入らないのは何故なんだろう。こんなに空気が入っているのに。」

「浮腫んでんですかね?」素人の私

「吸引してもいいかな?」

「もちろんです。でも、さっきあまり引けなかったんです、看護師さん」

「うん、ま、一応やってみよう」

しんどくて放心気味の父の鼻にチューブを入れていきますが、喉のところで拒否ってました。が、先生は、うまく咳払いをさせた隙にスルスルっとチューブを深く入れていきました。

(看護師さんだって、うまく同じようにしてくださったのですが、喉でとめる父の体調を鑑みて、奥までいけなかったのです。先生に聞くと、「ボクはもしもの蘇生ができるけど、看護師さんは、そこまでやってはいけないし、みんな優しいんだよ」とのことでした。そだね。)

先生の入れたチューブは、魔法のように父に咳をさせることができ、
途端にギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュル…

ええ… ?

父に休みもとらせつつ、吸引を続けること1分あったような、長い長い過去1長い吸引。
途切れることなくずっと痰が吸えてしまいました。

どこに隠してた?

流す水なしに、タンクに溜まった痰の量は、なかなかありえない量らしく…

「痰に溺れてたで」と先生。

「よくも呼んでくれた。痰で息止まるとこやった。けど…普通、こんなに気管に痰が詰まってたら、酸素入って行かへんねんけどな。すごいな。あ、左肺、ちょっと酸素入ってきたよ」


痰をすっかり出してもらった父は、少ししっかりした表情に戻り、口をパクパクしました。

「なんか飲む?」頷きます。

経口補水液ゼリーを舐めさせてあげようと口に持っていくと、飲み出しました。

先生がその姿を見て、
「ウソやろ?普通飲めへんで今は😱すごいおじいさんやなぁ…」

と言われました。

先生が異変と捉えて走ってきてくれなければ、どうなっていたか…

とにかく、よく水分を摂るので、唾液が全部痰になり、寝ている間に重力で、気管に入ってしまうようです。


血液検査もしていただき、肺炎は免れていました。とりあえず、浮腫がつらいだろうということで、利尿剤を入れていただくことになりました。


水分を
口から入れるのがいいのか…
点滴がいいのか…
「浮腫を抑えるにはどっちがいいですか?」
と質問したところ…

「体を思えば口から飲む方がいいな。浮腫は利尿剤で、少し抑えてみるけれど、お父さんの場合はあまり積極的に飲まずに済む時は控えて」

と言われて、???

「なぜですか?」

「お父さんは腎臓が悪いから。利尿剤は、腎臓に『働け!』て指令をだして、腎臓にムチを打つ薬やねんね。だから、よほどの時は、『がんばれ!』とムチ打つのもいいけれど、あまりやると腎臓の機能が一気に落ちるから。あー浮腫んでんなー!って時だけ飲ませてあげて」


🧐なるほどぉ〜


私は、この先生のこういうセンスが大好きです。父が信頼しているのがよくわかるし、父も大好きなんだろうなぁと思って、幸せに感じます。


とりあえず、念のための抗生物質と利尿剤を点滴に入れていただきました。


今回は、ストレスによる腎機能低下と本人の容赦ない水分補給によるものだったんではないでしょうか。。。

片肺が動かない理由はまだはっきりしないそうですが、今日のところは、父もよく頑張ったし。私もクタクタになるまで頑張りました。

今日は、看護師さんの機転と先生のアンテナのおかげで、今日の明日のというところは免れました。


体の見えないところは、わからないなぁとつくづく思います。


周りのサポート力に感謝の一日でした。

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