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透析義父日誌17 インプラントだと歯膜がない⁉️
これも、覚えてるうちに書いとかないと!というネタです。
義父の件は…
結局、義父が言葉をわりとはっきり発せることができるから、周りが介護や介助に誤解が生じやすいんだなぁと理解しました。
看護師さんは、一般病棟の方々でしたから、高齢者には慣れてらっしゃるものの、状態が緊急性のある方、救急の方もあるので、義父がはっきりと「自分でやる」と歩きだすと、聞かない人だなぁ…と流れてしまってたんだと思います。
で、入れ歯が、1週間で割れまして。
病院から電話があり、「破片をはずしてくれないんです」と伝えて来られたわけで。
本人は、うまく外せないことをいじられたくないのか、冗談のつもりかで「外さない、失くさなくていいから」と言ったみたいです。
その場の空気を和ますつもりが、聞き分けのないジジイにうつったわけです。
傾聴による、事実の誤認といいますか…ま、も、認知症になったら、誰も悪くない話でございます😅
義父に話して入れ歯を預かり、自宅に帰りましたら。早速、病院から連絡がありました。
👩⚕️「入れ歯がないんです。ご本人に聞いたらわからないと」
1時間ほど前の話でした。
私がうっかり事付けなかったので、病院で無くしたかもと心配してくださったのでした。
何となく、認知症があって、どこがあやしいか?総出で確認中というところです。
さて、入れ歯ですが、回収したのはいいですけれど…
割れてみていろいろわかりました。
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義父の入れ歯は、二つに折れたのではなく、歯茎部分が裂けるように折れたみたいでした。
このように割れてしまうと、やはり、割れた部分には力がかかりますし、度々割れやすくなります。
なおすたびに、実費の修理代がかかります。
(インプラントにかかる入れ歯なので)
歯医者さんは、躊躇してくれていたわけです。
で、素人ながら、全体の歯の状態がわからないうちは、入れ歯を入れないことに…と決断しました。というのも、1週間で折れるということは、度々折れるはず。お金はともかく、忙しい先生を何度もいかせてられません。
現実的じゃない…
先生にはたくさんの患者さんがいるわけですから。
あと、絶対的に、みなさんに知ってていただきたいことなんですが。
歯には、歯膜というのがあるそうです。
歯膜とはいくつかあるそうで…
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全然関係のない歯科医院さんですが、☝️こちらのコラムがわかりやすいので、また興味がある方は見てみてください。
歯には、歯の表面を覆うペリクルや、歯の根っこを覆う歯根膜など、さまざまな膜があります。
ペリクル
歯の表面を覆う無色透明な膜で、唾液由来のタンパク質で構成されています
歯根膜
歯と歯槽骨(顎の骨)を結びつける膜で、歯を土台に固定する役割があります
この、歯を取り巻く膜ですが、とても薄い物だそうですが、ペリクルは歯を覆ってくれてますし、歯根膜は歯と顎をつないでくれています。
これが、ただ雑菌から守るとかだけの役割ではなくて、歯と歯や歯と顎との衝撃に対するクッション材になってるんだそうです。
それが!
インプラントの歯は人工歯‼️
歯膜がないんだそうです‼️😱
1本2本の歯がインプラントだと、残る歯の歯膜クッションをつかって、衝撃を受けで逃してくださるそうですが。
義父はそうはいかない様子…
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🟥がインプラント
義父の歯の状況としては、こんなかんじではないか?と予測されています。
インプラントも本数が多く一塊。強固な壁ができています。それが、入れ歯の両側にそそり立っています。
真ん中に前歯の入れ歯は一体型。それも2本とかではないので、強度が作りにくい…💧
もちろん、入れ歯ですので、はめたり入れたりできるようにゆるさやフィット感は調整します。が、そこは、先生の経験値によるものです。
認知症のおじいちゃん👴が急激にとんでもなく噛むことはある程度考えてくださいますが、そこにインプラントのしかも集団で全く動いてくれない両側からの縛りは考慮しづらい。
素人の私でもわかるわ!
で、ここが驚き😳ポイント☝️
🦷通常の歯は、歯膜のペリクルたちがくにゅくにゅと咀嚼の力を受け流してくれます🦷
義父の入れ歯が壊れるのは…
インプラントであること。
やった本数とエリア。
そして、入れ歯になってしまった前歯部分の本数。。。😭
ちょうど合わさってしまった条件が、非常に残念なことになっているわけです。
なかなか、この先の治療方針も立てづらいようでして…歯科のみなさんは、頭を抱えてらっしゃいます。。。申し訳ない😞
でも、悪意に満ちてこの状況を眺めると…😠
こんなインプラントと入れ歯のフォーメーションをしたらば…
プロならば、老後に困ることは目に見えていたはずてはないか?と思ったりもします。
元自由診療をすすめた歯科医にとって…
半永久的に、実費で入れ歯を治すことのできるスペシャル最悪な配列にしたとも考えられますよね…👿👹🧟♀️
今、かかっている先生は、このことについて、一切何も言われませんけど…
😞(業界を下げたくないんだと)
インプラントも入れ歯も1本2本だったら、まだ方法が考えられたんだけど…という状況みたいです。
だから、インプラントが悪いわけではなくて。
本来の歯にはそれくらいパワーがあって、大事にした方がいいということ。
ちゃんと善意のある歯医者さんであれば、インプラントでも、バランスよく本数を決め、歯や入れ歯を治療してくださると思います。
高齢になり、筋肉みたいな歯茎は、体調から痩せることもあるでしょう。
自然の歯なら、ペリクルとか歯根膜とか唾液とか、いろんな口内の力を借りながら緩やかに悪化したり、良くなったり、環境保全をしてくれます。
歯がなくなっても、総入れ歯というアイテムが健康保険で調整できる道もあります。
総括。
自分のことは、自分なりにわかるまで考える。
理解できないことほど、他人任せにするな。
やらないという選択肢も選んでもいい。
ということかと…
はぁ、なんか全部が残念で仕方ないのは、なんなんだろうなぁ。