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【イベントレポ】ゼロ期生1年間の集大成!プレゼン大会(前編)

昨年11月30日、NOT DESIGN SHCOOL(通称NOT)の1年間のカリキュラムを締めくくる集大成として、プレゼン大会を開催しました。

これまでプレゼン大会はクローズドに行っていましたが、今回初めて誰でも参加できるイベントとして、ゼロ期生の中から4名の生徒がプレゼンターとして参加しました。申込者数は増枠を重ね、最終的に90名の方にご参加いただく一大イベントとなりました!
このnoteでは、当日のプレゼン内容と実際に使用したプレゼン資料を交えながらイベントレポートとしてお届けします。今回はその前編です。


プレゼン登壇者

こと

「6ヶ月の試行錯誤で培った、伝えたいことを表現する力」
1年目の駆け出しデザイナーが、6ヶ月のバナー制作を通じて、ターゲットに響くビジュアル表現をどう磨いたかをお伝えします。

Xnoteポートフォリオ

みはる

「デザイン面で会社に貢献したい!スタートアップに入社した1人デザイナー奮闘記」
スタートアップに1人目のデザイナーとして入社。 「デザインで会社に貢献する」を目標に、NOTの課題を通じて多岐にわたる制作に挑戦。 この1年の成果と学びをお伝えします。

X株式会社ネバーマイル

sabo

「想いに共感してもらえるコーポレートサイトとは」
NOT内コンペで優勝をいただいた90さんのコーポレートサイトデザインとStudioの制作プロセスについてお話しいたします。

Xブログ

さく

「1年間の課題制作で見つけた、自分らしい表現力」
課題制作を通して、自分の強みを見つけ、想いを伝える力を学びました。その学びの過程をお話しさせていただきます。

note



6ヶ月の試行錯誤で培った、伝えたいことを表現する力 / こと

今後のデザイナー人生の土台を固めた、バナー課題への挑戦

ことさんは、新卒でスタートアップ企業に入社した1年目のデザイナーです。社内でフィードバックを得られる環境がなく、特にビジュアル表現に苦手意識を抱えてNOTに参加しました。今回のプレゼンでは半年間をかけて制作したバナー作品について紹介してくれました。

市場リサーチと情報設計

NOTのバナー課題は実際の商品やサービスを題材に、市場リサーチや情報設計、デザイン制作まで一貫して行うのが特徴です。ことさんが選んだ題材は「島根県出雲の一棟貸しコテージ」。最初に自社分析として7P分析を行い、口コミのデータなどを用いて細かくリサーチをしていきました。

情報設計の内容を元に訴求ポイントを決め、異なる視点で3つのバナーを制作しました。今回紹介したバナーはそのうちの一つ、20代のサウナ好きカップルをターゲットとして設定しています。

リサーチを通して洗い出した、バナー制作の目的とゴール
課題で制作した3つのバナーのうち、今回紹介したバナーの上流設計

初回の不合格と「らしさ」を伝える改善のプロセス

1回目に提出したデザインの合格判定では、70.6点で不合格でした。
フィードバックの内容から、「20代のカップルらしさ」が不足していることに気づき、ターゲットに響くコピーや、ターゲットの目に留まる装飾を再考していきます。
※ゼロ期生の合格判定では3人のメンターが点数を付け、平均80点以上で合格

初回のデザインとフィードバック内容

コピーの変更にあたり、3~5つのバナーを参考に分析。そこでの気付きを元に、より「らしさ」が伝わるコピーにブラッシュアップしました。同様に、装飾についても分析と改善を行いました。

ターゲットに響くコピーの分析
コピーのブラッシュアップ後

ブラッシュアップの結果、2回目の合格判定では78.3点まで点数が上がり、最後の微調整をして見事課題に合格しました。

1回目に提出したバナーと合格したバナーのビフォーアフター

バナー制作を通しての学びと今後の目標

最後に、バナー制作を通しての学びをまとめてくれました。

ことさんが半年間のバナー制作で学んだこと

現在、ことさんはNOTの延長プランに参加してコーポレートサイト課題に取り組んでいます。「伝えたいことを正しく伝えられるデザイン」を追求し、即戦力として活躍できるデザイナーを目指して挑戦を続けています!



デザイン面で会社に貢献したい!スタートアップに入社した1人デザイナー奮闘記 / みはる

会社の成長を支えるために磨いた、デザインの基礎力

みはるさんは、スタートアップ企業「株式会社ネバーマイル」に3人目の社員として入社した1年目デザイナーです。鉄鋼業界向けのシステム構築をメイン事業とし、自社サービス「TEPPAN」を運営する同社で、デザイン分野から会社に貢献することを目指し、NOT DESIGN SCHOOLに参加しました。

今回のプレゼンでは、1年間をかけて取り組んだ名刺やバナー、コーポレートサイトのリニューアル課題について紹介。その中で、会社の課題を解決しながらデザイン資産を築いてきた過程を振り返ります。

みはるさんの1年間のデザインへの取り組み

名刺デザインのリニューアルで、会社らしさを表現

既存の名刺デザインでは、「必要最低限の情報しか載っていない」「会社らしさが感じられない」などの課題を解決することが求められました。また、自社サービスの認知度をあげるために「TEPPAN」の情報を追加したいという希望もあり、情報を整理した上でレイアウトを試行錯誤して名刺を制作していきました。

試行錯誤中の名刺

完成したデザインでは、裏表の道のモチーフと、裏面の企業メッセージで会社らしさデザインに通しこみ、「TEPPAN」のサービスをひとことで伝えるコピーを追加することで、会社らしさとサービス認知の向上を両立。4ヶ月間、80時間以上をかけて150枚以上の試作を重ねた末に完成した名刺は、まさに会社の顔としてふさわしい一枚となりました。

完成した名刺デザイン

デザインの横展開を意識したバナー制作

バナー課題では、展示会向けのセミナー案内や、サービスを知らない人向けの広告など、異なる目的とターゲットに合わせて3パターンのデザインを制作しました。

課題で制作した3つの想定バナー

バナー自体は実業務で使用することはありませんでしたが、この課題を通じて展示会ブースの背面グラフィックやパンフレット、自立バナーなどの制作物にデザインを横展開することができました。

展示会の様子

コーポレートサイトの採用ページで、情報を整理して伝える力を強化

会社の規模拡大に伴う採用強化を目指して、既存サイトに採用ページを追加するサイトリニューアルにも取り組みました。求職者や見込み顧客に自社の理解を深めてもらうため、採用情報やカジュアル面談への導線を整理。さらに、コーポレートサイトの自社事業やサービスの情報整理を行い、それに即したビジュアルにアップデートしていきました。

課題で制作した採用ページ

課題制作を通して得た学び

この1年間課題で制作したデザインを会社のさまざまな場面に横展開することで、会社のデザイン資産を築くことができました。また、見た目の美しさだけにとどまらず、「誰に、何を伝え、どう良くするか」を情報整理し、言葉や構成に落とし込むプロセスに多くの時間を費やし、ブラッシュアップしていきました。

最後に、みはるさんが1年間で気づいた大事なことをまとめてくれました。

みはるさんの1年間の学び

今後も「会社の成長にデザインで貢献する」を目標に、自社サービスのLPや会社説明資料の作成にも取り組んでいきたいとのことでした。みはるさんと株式会社ネバーマイルの成長に期待しています!



後編へ続く


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この記事を書いた人

元パティシエのWebデザイナー。NOTではコミュニティマネージャーを担当しています。Studio Expertsに加盟し、Webサイトを中心としたクリエイティブ制作を行っています。
Xアカウント:https://x.com/mnk_dg

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