13周年を迎えた今「M.S.S Project」が何故自分にとって特別なのか考えてみる




二度と戻れない 十四の銀河閉じていく

M.S.S.Planet


M.S.S.Planetの歌詞の中で私が個人的に印象深い一節。初めてMSSPに出会った当時学生だった自分はすっかり「不可能が可能にならない」と知った大人になった。

刹那的で、情緒的で、切ない。それでいて誰にでもなんとなく共感できたこの歌詞が私は大好きです。



今回ひっそりnoteの片隅で考えるテーマは


「何故自分にとってM.S.S Projectというグループが特別なのか」


についてです。あくまで私の超個人的な感覚を記した文章ですが、折角なのでいつか自分が見返せるように形として残しておきます。





幼い頃からゲームが好きでインターネットに触れる機会も多かった私はゲーム実況という文化を昔から愛していました。ニコニコ動画では他の実況者も沢山見ていたし、ある程度名のある方なら一度はきっと動画を拝見したことがあると思う。
そんな数多のゲーム実況者と邂逅してきた自分が何故、こうして何年もこのグループを愛するに至ったのか? それはきっと


「M.S.S Projectを通して夢を見ているから」


だと思っています。



漫画のキャラクターのようなインパクトある外見とバラバラな性格。どこまでも煩く、楽しくゲームをする様子が綴られた動画。それでも、当時ランキングを争っていた他の実況者の多くよりも平均年齢が高く、社会人経験を積んできた4人。

ゆえに、厨二病を謳っているにも関わらず雑談配信等ではどこまでも「リアル」な回答や考え方に触れられる不思議なバランス感があったと思います。勿論今も。


馬鹿みたいなことはやるけど地に足がついていて周りの方々に礼儀を忘れない態度。非現実的なようで何処か「分かるなぁ」と肌に感じることもある、自分が年を重ねたからこそ理解できたトーク。遠いようで近くて、でも遠いそんな人たち。

仕方ない。しょうがない。もう遅い。

自分に言い訳をしながら日々惰性で平行線に生きる「大人」になった私の前で、画面の向こう側に居る彼らは「大人のまま」空高くに聳える階段を駆け上がって行きました。


CD発売 初ライブ 全国ツアー 武道館 横浜アリーナ さいたまスーパーアリーナ……!

どれもが輝かしい夢の舞台。



だけど、動画や生放送を見ている多くのファンは4人の感覚はきっと、あくまで自分達と遠すぎないところにあることを実感している。……のではないかなぁ、と思う(勿論この人たちやっぱ変だわ!と思う時も多々あるけれど)


漫画の話、アニメの話、ダイエットの話、美味しいご飯の話、最近あった友達のバカな話…… やっぱり等身大なのだ。

MSSPはどこまでも眩しく道を示してくれる一等星のようで、すぐ隣で瞬いてくれる星々の一つでもある。そんな気がしてならない。



誰も彼も置いて行かない 信じて走り続ければ 一緒に夢の舞台へと連れて行ってくれる人達。その一方で、疲れたら立ち止まってもいいと言ってくれる人達。

どれだけ大きなステージに立っても、大きなホールを埋めても、会場に来たファンを未だに全員お見送りしてくれるそんな人達。

かつて「アイドル実況者」という言葉があったように「アイドル」というニュアンスはマイナスな意見や揶揄される表現として使われていました。ネットだからこそとも言えますが、アイドルという概念を無意識に下層だと考える人が多かったように思います。

だけど、実際私にとってMSSPは某48人グループのコンセプトのように「会いに行けるアイドル」に近しいモノだなぁと 最近は特に強く感じています。



環境や形は変わっても本質は変わらない。いつでもそこにいる人達。そこにいてくれる人達。

だからこそ安心して会いに行ける

夢と希望と笑顔を与えてくれる人達


「偶像」を意味する「idol」から生まれた「アイドル」という概念。正に私にとってMSSPは偶像に近しい。



MSSPはダイアモンドであり、同時にいつまでも磨き続けられる原石なのかもしれない。それだけ4人には様々な可能性が有り、その可能性を信じてみたくなる「なにか」がある。


それが4人の持っているパワーであり、そのパワーはただの画面の前に座っているだけの1視聴者の私にまで波及する。

常に今持てる全力を見せてくれるM.S.S Project。公演を重ねるごとにレベルアップしていくパフォーマンスや演出。アラフォーに突入した「おじさん」達が見せてくれるのは、いつも私の知らない新しい世界なのだ。




だから私はきっと、MSSPという可能性に夢を見ている。



かつて現実的では無いと諦めた漠然とした将来の夢や望みをいつのまにか彼らに託してしまっていた。

同時に、忘れかけていた望みへのほんの小さな一歩を「踏み出してみようかな」そう思える芽吹きを与えられ、背中を押されている。

きっと世界には面白いゲーム実況者は沢山溢れているし、私の知らない人気のあるストリーマーも数えきれないほど存在する。それでも、私が彼らを特別だと感じる理由はきっと、ここにある。

どこまでも羽ばたいていく4人へ半ば勝手に「自身の夢」を重ねていた。彼らが新しいステージに立ち、笑い、魅せる度に忘れていた私の夢が一つずつ昇華されるような気がするのだ。



それは供養にも似た感覚でありつつも、似て非なるものでもある。そっと思い出をタイムカプセルに埋める行為というよりは、子供の頃に書いた「将来の夢」を掘り返すほうが近いのかもしれない。

「何かを始めるのに遅いということはない」
「過ぎ去って行く時間の中で今が1番若い」



誰かが言ったこの言葉を体現するのがきっと彼らだと思う。4人の存在には勇気を与えられた。私も何か、始めようと思えた。




きっと彼らの知らないところで、きっと彼らに救われた人がいる。救われた物事の大小は違っても、きっとMSSPが好きな人は一度や二度、4人に引っ張り上げられた経験があるのではないだろうか?



彼らが歴史を紡いだように、彼らのファンにもそれぞれ歴史があり、そんないくつもある世界の中でこのグループに交差した 出会えた奇跡に感謝したい。


私はきっとこれからも、M.S.S Projectを通じて夢を見続ける。



此処にいる限りは俺の勝ち!




改めて13周年おめでとうございます!3日に渡るお祭り期間!最高に楽しかった!来年も祝えるのを楽しみにしております。



P.S. 次の冬ツアー 正に縛られない「漢字」タイトル「和風テーマ」 最高です ありがとうございます

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