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視覚的ツール3 遊びを見える化

就学前施設での学びは『遊び』です。
これは今でこそ徐々に理解してもらえるようになってきていますが、保育が専門でない方には理解してもらうには、やはりまだ時間がかかることが多いです。

しかし、このことを語るのは今回はちょっと置いておいて・・。

就学前施設の学び(遊び)を学級みんなで深めていくためには、どの子どもも遊びを『わかる』ことがとても重要です。特に集団ゲームでは遊びのルールや何をしてゲームが進むのかなどが『わからない』と、当たり前ですが遊べません。

年少の頃は集団も大きくないだろうし、遊びも単純だったりするので何度かゲームを体験すると大体理解でき楽しい雰囲気を楽しみながら遊べることもあるかと思います。
一方年長になると集団が大きくなり、ルールも複雑化し、スムーズに遊びを理解することが難しい子どもも現れてきます。

そんな時に私は、遊びのカードを使います。
遊びの活動や動作をカードに描き学級で確かめ合うようにしています。

私が実践した遊びのカードの使用例
年長児の秋に『かぎおに』という子どもたちが自由遊びで楽しんでいた警ドロから派生させた鬼ごっこの遊びをしました。

が捕まえた逃げを閉じ込めたエリアに鍵(コーン)を掛け、鬼にタッチされた逃げはエリア内に入り、捕まっていない逃げは捕まった仲間を助けるために鍵(コーン)を倒そうと狙う、という遊びです。

このゲームに発展するまでにはいくつかのステップを踏んで遊びの経験を積み上げてきていますが、今回はそこを割愛します。

この遊びにはいくつかの動作があります。
タッチする(鬼)

鬼の動作は赤い縁取りにしました

鍵を守る(鬼)

どんな風に守るのかヒントとなるように描きました

逃げる(逃げ)

逃げの動作は緑の縁取りにしました

鍵(コーン)を倒す(逃げ)

手で倒そうという気付きを願い描きました

これをカードにして、鬼はなにをするの? 逃げはどうするの?と子ども達と繰り返しカードを見ながら確認して、遊びました。

遊びがしっかりと理解できると子どもたちは生き生きと遊び始めました。遊びを理解するために様々な手立てをもって援助することは、子どもの理解を助け、子ども同士で教え合うことにもつながったと実感しています。

参考になればうれしく思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
明日も楽しい保育でありますように♡

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