絵本について
保育施設にはいくつかの付き物があると思います。
手遊び・折り紙・おゆうぎ(言い方が古いw)などに加えて
”絵本の読み聞かせ”があります。
絵本の読み聞かせや、保育室の絵本棚に設置する絵本は保育者の個性が影響するのではないでしょうか。絵本棚を見たらそのクラスの保育者がどんな人なのかが垣間見えたりします。
保育者の個性が影響する絵本たち
私は自然に笑いが起きる絵本が好きで、5歳児を担任している年度の絵本棚は、まじめな正統派の保育者が見たら「これは・・・。」と絶句してしまうかもしれないような絵本のオンパレードです。
ちょっと笑える絵本たち
このあたりはメジャーな少し笑いが出てくる絵本です。
作家さんが偏らないようにと思ってはいるのですが、なかなか・・・。
どの絵本も「面白かった!」と子どもを笑顔にしてくれます。
もうここまでくると子ども達も絵本の読み聞かせの時間は「笑う時間」みたいになって帰りの用意ができると、絵本棚から今日読んでほしい絵本を選んで「今日はこれ読んで~」と、持ってきていました。
夏の暑い頃の降園前は子どもは疲れていて、少し集中力が切れかかっていて・・・。
そんな時は特に、笑える絵本を読んで「わっははは。あー楽しかった」で降園することが多いように思います。
こどもと一緒に考えたいテーマの絵本たち
逆に少し子ども達と一緒に考えたい、と思うテーマ絵本は午前中のしっかりと話を聞いたり、考えたり出来る時間に読みます。
これらの真剣な絵本も笑える絵本と一緒に絵本棚に設置しています。
自分が食べている魚も肉も、元々は生きていた。自分が食べてその命をいただくってどういうことかな?
食育でもあり、命に感謝することも感じることができる素敵な絵本です。
私は夏になると必ず『一緒に考える』機会を設け、この『いわしくん』を読みます。
4歳児を担任している年度はもっとストレートに食育について表現されている絵本を選び、少し友達と考えあうことができるようになる冬にこの絵本『いのちのたべもの』を読みます。
絵本の読み聞かせ、と一口に言っても様々なねらいがあります。
ちょっと休憩のように取り入れる読み聞かせもあれば、じっくり子どもと一緒に考え合うために取り入れる読み聞かせもあります。
私の学級の絵本棚は偏っている!と自覚があるので、あえて、自分では購入しないよな…。って感じる絵本も意識して、設置するようにしています。
子どもにとって最大の環境は保育者、保育者の偏りが子どもに影響することを最大限減らすことも配慮することも大切だと思います。
教材としての絵本
絵本を保育に取り入れる時に、どんなことをねらってこの絵本を読むのか、は様々です。真剣テーマで読む時もありますが、私は子どもと一緒に楽しい時間を共有することをねらっていることの方が多いかもしれません。
絵本はとても奥の深い世界です。
読み方ひとつにしても様々な読み方があったり、セオリーを唱える人がいたりと突き詰めていけばどこまでも奥が深い世界です。
絵本については、また触れたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
明日も楽しい保育でありますように♡
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