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1年半で7倍成長の組織拡大を実現できた理由

冨永麻美は、NOT A HOTELの1人目HR。彼女が所属するコーポレート部門のマネージャーである山下真弘は「彼女の存在なくして、現在のNOT A HOTELはない」と功績を称える。事実、冨永が2022年3月に入社して以来、組織は拡大。入社当時は約20名だったが、約1年半で150名(アルバイト含む)を超えるまで成長を遂げた。

非線形に成長を遂げる事業に対し、いかにして組織の拡大に貢献してきたのだろうか。試行錯誤や葛藤を伺うと、NOT A HOTELらしい組織の在り方が見えてきた。

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ワンチームでなければ、絶対に達成できなかった


ー冨永さんが入社した2022年3月1日時点で、NOT A HOTELには18名しかいませんでしたが、約1年半で7倍以上にまで成長しました。その要因はどこにあると思いますか?

冨永:HRとして採用をリードしてきたのは確かですが、それは何よりNOT A HOTELという事業の魅力があり、働いているメンバーの一人ひとりが “超ワクワク” を体現してきた結果だと感じています。採用は協力ではなく参加が大切。そのカルチャーはNOT A HOTELに根付いていると思いますね。

ー業務も採用活動から徐々に、組織づくりへと変わっていったのでしょうか。

冨永:採用活動は“組織が健全である”ためのひとつの手段に過ぎません。他にも、メンバーが安心して働くための労務体制を整える必要もあれば、ビジョンを体現するための制度設計も必要になってくる。“採用して終わり”ではなく、いかに“組織が健全で、パフォーマンスを高められるか”を考えて取り組んできました。

ー順調そうに見えますが、入社当時は苦労したことも多かったのでは?

冨永:入社してしばらくは、「“私の視点で感じるあるべき姿”が、“NOT A HOTELにとってのあるべき姿”になっているのか?」と悩むことがありました。自分の裁量の範疇で何をどれくらいまでできるのかーーその勘どころをなかなか掴めなかったんです。周囲との対話を重ねながら、徐々に“NOT A HOTELらしさ”を自分に馴染ませていきました。

冨永 麻美:HR。立教大学経営学部卒。クックパッド株式会社にて、採用・採用広報・PR・マーケティングに従事し、ミッションやプロダクトの発信に携わる。22年3月よりNOTA HOTELに参画。

事業や組織の成長のためならの、“遠慮”はいらない


ースタートアップに転職を決めて、仕事への姿勢は変わりましたか。

冨永:スタートアップの初期フェーズは何より事業成長が最優先。普通の会社の5倍、10倍のスピードで成果を出すことが求められますし、目標の高さも尋常じゃない。そんな局面だからこそ、今何をすべきなのかを、正しく瞬時に見極める力が求められます。

ーときには大きな意思決定も瞬時にしなければならないシーンもありますよね。

冨永:あるとき社内コミュニケーションについて悩んでいたことがあって。それまでは「私の立場で、社内に意見をしてもいいのかな?」という葛藤があったんです。それについてマネージャーである山下さんから「描いていることがあるなら、実現するために意思を伝えた方がいいよ」と言われて吹っ切れました。

ーもっと当事者意識を持ってもいいんだと。

冨永:そうです。「これは、ちょっと違うかもな」と自信が半分くらいしかないことだとしても、まずは意見を伝えて相談してみる。異なる角度から物事を考えられることが私の強みだと理解して、今では組織と組織、人と人との潤滑油になりたいと思っています。

さらに人が増えても、想いが伝播する組織に


ーでは最後に、2024年の“超えていきたい常識”を教えてください。

冨永:“組織づくりの常識を超えていく”ですかね。急激な組織拡大によって、HRとして考えるべき領域が広がりつつあります。これまでは「拡大」に注力していたので、それ以外の要素については密度が低い部分もあって。例えば、オンボーディング。NOT A HOTELは不動産・ソフトウェア・運営などカバーすべき領域が広いので、事業が急成長している今の時期に入社すると、過去の経緯など自分でキャッチアップできる範囲にも限界が生じます。

ー自律的な行動を求めるうえでも、前提となる情報は揃えようと?

冨永:そうです。これまではメンバーの自律性に頼っていましたが、入社後3ヶ月までは会社が責任を持ってオンボーディングしていく方針に変えました。それに入社初期の段階でNOT A HOTELの魅力を深く語れるメンバーが一人でも増えてくれれば、これからさらに組織が大きくなっても、私たちが大切にしている想いは伝播していく気がするんです。

今ではHRチームも、それぞれの強みを持った3人で構成されるパワフルなチームになりました。社内のみんなから「HRチームが楽しそうだから、自然とチーム全体が楽しくなる!」と言ってもらえる自慢のチームです(笑)。前代未聞のスタートアップで、非線形な成長を遂げる組織に向き合うことを、私たち自身が楽しむ。そんなマインドでHRを担っていきたいです。

採用情報


現在、NOT A HOTELでは全方位で採用強化中です。カジュアル面談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

STAFFTEXT:Kodai Murakami
EDIT/PHOTO:Ryo Saimaru

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