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夏の思い出② 花火大会の価値を決めるものとは
夏の思い出第2弾だ。
この夏、実は僕は花火に3回行った。
そんなに行くと飽きるんじゃないかとも思っていたが、ちょろいもんで3回ともちゃんと感動した。
花火大会といっても規模は様々である。
数万発もの花火が打ちあがる大規模な花火大会もあれば、数百発程度のものもある。
今年僕が行った花火大会の規模感は、超大きなものからこじんまりしたものまで、まちまちであった。
だが、打ち上がる花火の本数だけでは花火大会の優劣は決まらないということを、この夏知った。
そんな話をしたい。
淀川花火大会
今年最初に行ったのは、大阪の淀川花火大会だ。
僕は今住んでいるエリアから会場が近いので、カメラを持って一人で赴いたのだ。
だが、僕は大阪の花火大会というものを舐めていた。
人が多すぎる。
今年行った花火大会の中では断トツで大きな規模の花火大会なのだが、来場者数もとんでもなかったようだ。
出発が遅れたせいで結局会場には入れず、会場外のちょっとした広場のようなところに居を構えていた。
そんな環境だから、全然見えない。
そもそも発射場所が遠いのに、目の前に人もたくさんいるのでかなり見づらい。
カメラで撮影を試みたものの、前の小高くなった植え込み上に暴れている中学生がいて、カメラと花火の間に常にそいつらがいるので全然撮影できなかった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114237559/picture_pc_6882253c7e2b218e1b712b109cbcd7db.png?width=1200)
こいつが邪魔なのでカメラを移動しようとしたら、後ろのおっさんに「カメラ邪魔やなあ」とヤジを飛ばされた。
ここは甲子園ちゃうねんぞ。
全く、これだから関西人は。。。
それに、周りはカップルか家族ばかりだったので、一人で赴いた僕の心細さ、みじめさといったら言葉にするのも難しい。
花火大会は絶対に一人で行ってはいけない。
自分の心を守るためにも、そう深く心に刻み込んだ。
そんなこんなで、今年行った3回のうち淀花は規模でいうと最大だが、満足度は最低だった。
ちなみに、撮った写真のうちの数少ない及第点の写真がこちら。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114237758/picture_pc_976d5be89cf44c5fb4b7cdbef7b0a649.png?width=1200)
宇佐港まつり
次に行ったのは、実家の近くで開催される花火大会だ。
宇佐という場所で開催された。
これは帰省中に家族で行った。
会場でカップルを見るとやはりみじめな気持ちにはなるが、一人で行くよりは幾分ましである。
この花火大会の最大の魅力は、発射場所まで近いということだ。
距離にすると100m ほどだと思う。
それに、発射場所は漁港に蓋をするように存在する小島なので、発射場所との間には海があるのみだ。
なので花火師が見えるし、花火も自分たちのほぼ真上で開くような感じなので、臨場感と迫力がものすごい。
ちなみにこんな感じである。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114237894/picture_pc_887f5552975011a6df317a5fce566028.png?width=1200)
この花火大会の花火の打ち上げ数は今年行った3大会の中だと断トツで少ないし、花火の開催時間もほかの2大会が1時間なのに対し、宇佐は30分だった。
しかし、発数が少ないとはいえメリハリをつけて打ち上げてくれるので、盛り上がるところはそれなりにすごいし、それ以外はぽつぽつ上がって侘び寂を感じる日本の花火という感じで良かった。
なにより、フィナーレにはかなりの発数を集中させていて、圧巻だった。
フィナーレだけ見たら淀花より全然すごい。
距離の近さも相まって、僕の視界に占める花火の量は淀花の3倍はあろうか。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114238670/picture_pc_cec98e03475143af9f145e36b09c24ab.jpg?width=1200)
視界占有率に応じて満足度も上がるので、トータルの満足度は淀花より断然高い。
どうやら花火大会の満足度は発数ではなくどれだけ近くから見れるかが大きいようだ。
高知市納涼花火大会
3回目の花火大会も高知県の花火大会である。
おそらく高知で一番大きな花火大会じゃないだろうか。
見どころは4年ぶりに復活したというナイアガラ。
川に沿って垂れ幕のように花火が放たれる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114238315/picture_pc_aa7825aed6bc9f8744b0135131a90f9b.png?width=1200)
この写真からも分かるように、結構距離が近い。
宇佐と同等くらいの距離感だ。
なので迫力満点である。
ナイアガラがオープニングで、その次も結構すごかった。
宇佐の花火大会のフィナーレクラスのやつがいきなりきた。
そして中だるみがあり、
フィナーレはやはりこちらも圧巻。
距離の近さも相まって、視界占有率は宇佐のさらに1.5倍はあろうか!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114238612/picture_pc_ca08e87b18a4fc1e40b80f487a4a7616.png?width=1200)
めちゃくちゃよかった。
大満足である。
今年行った3回の中ではこれが断トツで良かった。
結局、何が優劣を決めるのか
というわけで、今年行った3回の花火大会の感想を書いてきたが、
ここで僕が伝えたかった花火大会の優劣を決めるものが何か、賢い皆様であればもうわかっているだろう。
そう、誰と一緒に行くかである。
視界占有率など関係ない。
結局誰とその時間を過ごすかが一番重要なのである。
先ほどはあえて記載しなかったが、高知市の花火大会は女の子とのデートで行った。
つまり、そういうことである。
以上!