【動物園歌会ふたたび】短歌修行 いちにち一詠 #1
先日「動物園歌会」の共同主催者、ぽめさんと開始した「短歌修行」。
7月1日から、各自がいちにち一首任意の「お題」を含んだ短歌を詠み込む形で継続しています。このままゆるく続けていけたら、いずれ遠くまで行けそう。一日目から五日目までのうたをまとめてみました。まだまだ続きます。
一日目
題「養」
養殖の鰤も出世を夢見るか 値引きシールが貼られた零時 うーたん
題「返」
今日君に似ている鴨に会ったので写メ送ります返信不要 ぽめ
二日目
題「暑」
暑署という役所があれば取り締まりできるかな 夏 公約を さあ うーたん
手を繋ぐ海が沸騰しないのが不思議なほどの暑さの浜で ぽめ
三日目
題「波」
グッバイに警報も注意報もない 悔やみつらみの波 押し寄せて うーたん
草原に草波打って風が今どこにいるかがはっきり分かる ぽめ
四日目
題「括弧」
ぼくたちのメールはいつも本題が括弧に綴じられていて(会いたさ) うーたん
題「駒」
年齢も職業もなんでもいいよ好きな将棋の駒を教えて ぽめ
五日目
題「ニュース」
いまここへ舞い込むニュース 大相撲中継中の字幕みたいに うーたん
題「扇風機」
うなだれた双子を平等に冷ます首振り機能付き扇風機 ぽめ