じゃあ、誰がやってくれるっていうのさ。
あまりにもたたかいすぎた
ひとりでたたかいすぎた
案の定きずついた くたびれた 外へ出られなくなった
そして休まなくちゃならなくなった 結局、ね……
きっとこういわれるだろうな 病院のあのひとに話したら
「たたかっちゃダメです スルーしないと」
そりゃ 言いたいことは わかる ものすごく、ね。
でも、スルーすることで、わたしの気持ちはどうなんのさ?
スルーして、わたしの気持ちは救われるわけ……?
ガリガリと肉と骨を削り取られながら、それでもなんとか、相手に自分の正直な気持ちと反抗心を投げかける。
それさえもうばわれたら、わたしは、いったい……?
もしもそうなったら、わたしは、いったい、なにものなの……?
じぶんのこころとちからと、それからすこしばかりの“とくべつなかたまり”と……
それらをまもるのは、いったいだれだ。
だれが、やってくれるって、いうのさ。
じゃあ……!
こたえてくれ
こたえてくれ
こたえてくれ
おしえてくれよ、だれか……