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ねむれない けど ねむりたくない……?
ねむれない けど ねむりたい
ねむりたい けど ねむりたくない
まったくわたしは あまのじゃくだ
こんな つかれたあたまさえ 好きだったりする
もう もはや かわりものだ
でも もう それでもいいの
いざとなったら たぶん なんとかなるんだよ
きっとね きっと
あたたかい風がたまる天井のほど近くにて
この部屋は 暖房がきかない
天井が高いからか 熱気みたいなものが ぜんぶ上へ上へと いってしまう
テレビをみてても そばをすすってても ただ ただ 寒いばかりだ
そんな冬が そんな冬のあしおとが もうすぐそこまできている
きっとことしも おんなじだろう
だからこそ だれかをあたためたくなるのに
ぎゅっと抱きしめて あたためたくなるのに
ぼくのからだのあたたかさなんて たかがしれている
じゃあ、誰がやってくれるっていうのさ。
あまりにもたたかいすぎた
ひとりでたたかいすぎた
案の定きずついた くたびれた 外へ出られなくなった
そして休まなくちゃならなくなった 結局、ね……
きっとこういわれるだろうな 病院のあのひとに話したら
「たたかっちゃダメです スルーしないと」
そりゃ 言いたいことは わかる ものすごく、ね。
でも、スルーすることで、わたしの気持ちはどうなんのさ?
スルーして、わたしの気持ちは救われ
ためいきをつくと……
ため息をつくと、幸せが逃げるよ。
どこかでだれかが、そう言った。
けれども、ほんとうにそうだろうか。
少なくとも、僕はちがう。
ため息は、単なるガス抜きだ。言ってしまえば。
そして、あたらしく、しあわせを受け入れるための、そして、また、しあわせを育てるための、準備だ。
からだのあちらこちらへ、そして、こころのあちらこちらへ、あたらしい空気をおくりこむ。
そうして、そうして……
それ
チョコレート味のシュークリーム
ラーメンとギョウザをあれだけ食べたのに、まだどこか口ざみしい僕は、帰り道のスーパーでお菓子を衝動買いする。
そういえば、「買い物は、お腹がいっぱいの時に!」というようなことをきいたおぼえがある。たしか節約術だったような……?
でも、根っからの大食いな上に、常によくわからないさみしさまで抱えている、こんな自分には、そんなアドバイスなど効くはずもない。
そういえば久しぶりに来るな、ここ。そんなこ