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分けたくない、まとめたくない

私のストレングスファインダーのトップ5に「個別化 Individualization」が入っています。それで、思い出すのがあるワークショップでの出来事。

お洋服などについているボタンありますよね。形も色も大きさも違う、ひとつひとつ種類が違っているのボタンが混ざっている状態で渡されて、これをグループ分けしてくださいというお題。チームメンバーとどの基準で分類するかを話し合って「穴の大きさで分けよう」と決めて作業を始めた。
これは客観的基準になるだろうと思って分け始めて、なんとなく見た目で穴の小さい順から並べてボタンの列を作っていった。隣のボタンと色も形も大きさも違うので、ぱっと見はランダムに並べているようににぎやかな列だった。
さて、分けましょうといった段階にきて、私たちのチームは困ることになる。穴の数と違って整数ではないし、大きさのグラデーションになってしまい、はっきり大中小と分けることはできなかった。測る道具があったら基準値を決めて分けることもできたのかもしれない。それでも、私は分けられない・分けたくないという気持ちのほうが大きかった。ボタンたちがひとつひとつ輝いて見えてその列がとても愛おしく、バラバラにするのが忍びなかった。

白黒思考になりやすいくせに、こういうところではグラデーションのきれいさや、個々の持つ性質を大事にしたい気持ちが湧いてくるのだ。

個別化という資質を持つ人は、一人一人が持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団 をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。

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もちろんこれは、強みを強調しているので、裏目に出ることもある。自分から見た相手を大事にしすぎたり、個別対応しようとしすぎて全体がうまくいかなかったり。それでも、この資質は自分の愛すべき性質だと思うことができるようになってきた気がする。

ある集団を作って、そこに名づけることで話がしやすくなることがあるのは知っている。わかるとは分けることというのも聞いている。それでも、分け方は色々あって、結局個別じゃないかと思っている節がある。白黒思考になりやすいからこそ、一度ラベリングをすると、そのほかの側面を見にくくしてしまいやすいのかもしれない。
場面場面で分け方が変わるんだよ、それでいいんだよ、ということも学びつつある。

これからは、個別化のレイヤー行き来できるようになると、より強みとして使いやすそうな気がしている。

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のっさん
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