Langsmithを試してみる
Langsmithというサービスがリリースされたが、まだほとんど記事化されていないと思われるので、ちょっと使ってみた感想などを書いてみる。
Langsmithとは?
本来の名称はLangsmith Editorみたいだが本文ではLangsmithにする。
https://ja.langsmith.co.jp/
英語論文の作成を支援するサービス。
医学、化学、生物学、機械学習、自然言語処理、画像処理分野の英語論文に対応している。
機能
書き換え
文や単語を選択すると、書かれている内容を踏まえ、論文としてより自然な修正候補を提案する。
自動補完
文の続きを人工知能が提示する。
誤り訂正
スペルミスを検出し、訂正候補を示す。
用例検索機能
大量の論文から用例を検索できる。
比較機能
2つのテキストを入力し、どちらが論文表現として適切かを判定する。
使ってみた
チュートリアルはあるが英語だったのでポイントをいくつか。
画面はシンプルだが、直感的とは言い難い。使いこなすには慣れが必要だろう。とは言ってもそんなに複雑ではないので、論文書くモードになればすぐだとは思う。ショートカットは覚えたほうが良さそう。
Field、Section Name、論文Titleを設定・入力することで提案精度が上がる。
Field
- 自然言語処理
- 機械学習(Premium Planのみ)
- 画像処理(Premium Planのみ)
- 生物学(Premium Planのみ)
- 化学(Premium Planのみ)
- 医学(Premium Planのみ)
Section Name
- Abstract
- Introduction
- Related work
- Method, Experiments, Results
- Discussion
- Conclusion
- 指定なし
書き換え
まずは日本語から英語にDeepLを使って。
論文としては微妙な文章になってるので、Langsmithを使ってみる。
結構良い感じの文章が提案された。
自動補完
こんな感じで本文を何も書いていない状態からでも、FieldとSection NameとTitleが書かれてあれば、それなりの提案をしてくれる。
思ったこと
日本語で書いてDeepLで翻訳して、論文としておかしそうなところを適当にLangsmithで変換していくとある程度は見栄えのするものとなる。便利。今度論文を書くときに使ってみて校正サービスのフィードバックで効果を確認してみたい。