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[整理]違和感と向き合い、自分らしい生き方を探る
今の生き方に潜む違和感
日々の生活や仕事の中で、なんとなく自分に合っていないと感じる違和感に直面することは少なくありません。この違和感を抱えたまま過ごしていると、自分の能力を十分に発揮できず、生活に充実感や満足感を得られなくなってしまいます。しかし、「自分には何が向いていて、何をやりたいのか」と自問しても、すぐに答えが浮かばないことが多いのではないでしょうか。
そこで重要なのが、定期的に自己分析を行い、自分の欲求、能力、価値観を見直しながら、人生の目的地を調整していくことです。このプロセスを通じて、違和感の原因を明らかにし、自分らしい行動や生き方を見つけることができます。
自己分析の3つの観点
自己分析を進める際には、以下の3つの観点から考えると効果的だと思います。
自己実現(自分の欲求)
自分がやりたいこと、やりたくないことを明確にします。自己効力(自分の能力)
自分ができること、できないことを洗い出します。自己義務(自分の価値観)
自分がやるべきこと、やってはいけないことを整理します。
これらの観点について、ポジティブな面とネガティブな面を行動レベルで抽出し、その内容をできるだけ抽象的に記録していくことがポイントです。 具体的すぎる内容だと、環境に左右されてその行動を実行することが不可能な状態に陥り行き詰まってしまう恐れもあります。そのため、視野を広げて考えることを意識しましょう。
自己分析の具体例
前述の要領で、私の場合は自分について次のように整理しました。
自己実現
やりたいこと
自分が想像したものを創造すること
自分自身を格好よく見せられること
自分の意志で決めたことを行動に移すこと。やりたくないこと
自分の意志に反することを強制されること。
自己効力
できること
複数の人をまとめること
他者をマネジメントすること
直感的に浮かんだアイデアを具現化することできないこと
他者の感情に共感すること
自分の意志に反する行動で成果を出すこと
自己義務
やるべきこと
自分の人生に満足感をもたらす行動をすること
社会や環境に役立つ行動をすることやってはいけないこと
自分に不快感をもたらす物事に時間を使うこと
自分の満足感に繋がらないこと。
自分自身の考察と行動プラン
このように整理した内容をもとに、自分の特性と今できる具体的な行動を考えます。
たとえば、私は目先の快楽よりも競争心や闘志を追求するほうが充実感を得られるタイプだと気づきました。リラックスするよりもワクワク感や挑戦を求め、ドーパミンよりもアドレナリンを追い求めているのです。
そのため、以下のような行動を意識することにしました。
一日の終わりに翌日以降の計画を立て、その準備をしてワクワク感を高める。
DJ活動では、他のDJをライバルと捉えつつ、彼らに敬意を払い、プレイスタイルを分析する。また、複数のDJを募ってグループを結成し、イベントの企画を行う。
会社経営では、自分の得意分野でシェアを拡大することを目標に事業計画を立てる。
違和感と向き合う大切さ
日々の生活や行動に違和感を感じている方は、自己分析を試してみてはいかがでしょうか。自分の欲求、能力、価値観を整理し、現状に合った行動を模索することで、自分にとって充実感や満足感をもたらす生き方が見えてくるかもしれません。