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[ビジネス]カフェから学ぶファンの作り方

私がスタバを利用する理由

 私はほぼ毎日、自宅での仕事前に近所の公園内にあるスターバックスコーヒーを訪れています。そこでコーヒーを飲みながら、思考の整理をしたり、note記事のプロットを書いたりすることが日課となっています。
 ただ、私が利用するカフェはスターバックスのみで、他のお店には足を運びません。その理由は、スターバックスの店員の接客が私にとって非常に良い刺激になるからです。

 もちろん、店舗によって接客のスタイルに違いはあるかもしれません。しかし、私がよく利用する店舗では、店員が何度か来店した客の顔を覚えており、「こうするともっとお得になりますよ」といった、顧客目線でのアドバイスをしてくれます。
 さらに、ちょっとした世間話を交えてくれることもあります。また、初めて訪れる客にも、「このコーヒーにはこのフードがよく合いますよ」といった提案をするなど、こまめにコミュニケーションを取っています。

 おそらく、このような接客をするようマニュアルで指導されているのかもしれません。しかし、その結果として、客が店員とのやり取りを通して小さな喜びを感じ、満足度が向上し、リピートにつながるのであれば、それはWin-Winの関係であり、とても良いことだと思います。

コミュニケーションから生まれるリピーター

 単に商品やサービスを提供するだけでなく、感情を交えたやり取りをすることで、顧客は商品そのものだけでなく、その商品を扱っている店員や店舗、さらにはブランドそのもののファンになっていきます。これは、次々と新たな商品が登場する現代において、長期的に顧客を確保するうえで有効な戦略だと考えられます。そして、こうした考え方は飲食業界に限らず、どの業界にも当てはまるのではないでしょうか。

 私は以前、「評価経済社会における良いひと戦略」について書いたことがありますが、今回の話とも共通する部分があるように思います。

 単純に商品の性能だけで選ばれるのではなく、その商品に関わる人々の考えや振る舞いが、購買の判断軸になっていく時代が訪れているのではないでしょうか。

 もちろん、優れた商品やサービスを提供することがビジネスの大前提ですが、それに加えて、顧客とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことが、長期的な成功につながると考えています。
 私自身もビジネスを行う際には、この点を念頭に置き、自分の人格の良さを武器に取引先との健全な関係を築いていきたいと常に思っています。