翻訳が伝わらない理由
※記憶を元に構成しているため一部正確性に欠ける部分があります。
知り合いの保育士から相談。保育園に日本語があまり通じない保護者がいるようで、その保育士さんはGoogle翻訳で英語に翻訳したものをメモ帳に書き、お迎えに来た際にお母さんに見せて伝えているとのこと。私自身、英語が得意というわけではないのだけれど、その方よりは理解しているため、よく相談されるのだ。
「だいたい理解してもらえるんだけど、伝わってないっぽいときがあるのよね」と言う。聞けば、その保育園では昼食のご飯だけは家庭から持参してもらっており「「◯◯くんにおにぎりを持たせてください」って伝えたんだけど、何日も忘れて来てて」とのこと。そういうわけで、嫌な予感を感じつつ英語で書かれたメモを見させてもらう。メモは3ページにも渡っていてその熱心さには感心。
ちなみにGoogle翻訳の使用方法は、日本語を音声入力し表示された英語をメモしているそうだ。
ふむふむ。〇〇くんの健康診断の結果が届いたのね。
cavityは虫歯かな…
私「先生これだと◯◯くんに以前虫歯があったことになります。入力するときに『〇〇くんには虫歯がありました』って言ったでしょう?」
と尋ねるとそのとおりだとのこと。検査結果が出たとき「要精密検査の項目がありました」とか普通に言うもんね(鹿児島だけじゃないですよね?)。
私「こういう場合は『〇〇くんには虫歯があります。って言ったほうがいいですね。じゃないと、過去の虫歯のことを言われていると思うかもしれません。」
ただ、この場合は話の流れから今回の健康診断で虫歯が見つかったという意味だと分かってもらえるのではないかと思ったのだけれど、問題は先のご飯の件。
私「先生、入力するときに『おにぎりを持たせてください』って言ったでしょ?ひょっとすると持ってこないのはこれが原因かもしれません。これだと『〇〇くんに毎日おにぎりを食べさせてあげてください。』だと思われていた可能性があります。haveじゃなくてbringにした方がいいと思います。」
その後には
と続くのだけれど、お母さんからすると毎日食べさせているご飯を食べさせるように言われ、その数日後に持ってこいと言われていないおにぎりを『何回も忘れた』と言われ、困惑している可能性があることを伝えました。
実際にはちゃんと伝わっているにも関わらず持ってきていない可能性もあるけれど、先生には1つだけアドバイスをしました。
私「Google翻訳で日本語と英語の間に両矢印のマーク(⇄)ありますよね?英語に翻訳した後に、そのボタンを押すと今翻訳された英語がもう一度日本語になって、正しく訳されているか分かりますよ。」
こうやって少しずつでも改善していくといいなぁと思います。
でも、これ英語だから良いけど、日⇄越だと人称の問題もありなかなかうまくいかないよなぁ。