読み聞かせの効果やポイントは?/キッズドクター看護師からのお便り
こんにちは。キッズドクター看護師の藤原です😌
プールにお祭りなど楽しいことがいっぱいだった8月が終わり、少しずつ秋の気配が近づいてきました。秋といえば「食欲の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などたくさんありますよね。みなさんはどの秋を楽しみたいですか?
今回は「読書の秋」をテーマに、絵本の読み聞かせの効果やポイントについてお話しさせていただきます。
🩵 読み聞かせには嬉しい効果がたくさん!
お子さまの場合、読書といえば絵本が多いですよね。絵本の読み聞かせには、以下のようなたくさんの効果があります。
語彙力が高まる
感性が豊かになる
想像力が育まれる
集中力が高まる
親子のよいコミュニケーションになり、お子さんの情緒の安定にもつながりますよ。
📕 読み聞かせは何歳から?
「読み聞かせは◯歳から」という決まりはありません。どの月齢、どの年齢のお子さまでも、読み聞かせをしてかまいませんよ。
ちなみに、視力が発達してきて絵本に反応するようになるのは、生後4ヶ月頃からです。
💡 読み聞かせで注意したいポイント
次のポイントを意識すると、より効果が高まり楽しい読み聞かせになります。ぜひ参考にしてみてください。
✅ 読み聞かせの途中で質問をしない
話の途中で「どうしてかな?」「どうなるのかな?」などと聞きたくなってしまうかもしれませんが、せっかく絵本の世界入っていたところを読み手に話しかけられることで、集中力や感情移入が中断してしまいます。読み聞かせ中は絵本の世界に没入させてあげましょう。
✅ 絵本を動かさない
絵本を動かして絵が見えづらくなると、それまで広がっていたイメージが途絶えてしまったり、現実に引き戻ってしまったりします。基本的に、絵本の位置はしっかり固定して、動かさないように心がけましょう。
とはいえ『おおきなかぶ』など動かしながら読むとより楽しめる絵本もあるため、シーンによって多少動かすことはよいでしょう。
✅ アドリブを入れない
絵本は絵と文章のバランスを考えて作られています。絵本に書かれていないセリフやジョーク、絵の説明を入れたりすることはできるだけ避けて、その絵本の世界を子どもに感じてもらいましょう。
✅ 終わった後すぐに感想を聞かない
子どもは、読み聞かせが終わった後も絵本の余韻を楽しんでいます。子どもから自発的に感想が出てきた場合はよいですが、こちらから質問して現実に引き戻し、絵本の世界の余韻に浸る時間を壊してしまわないようにしましょう。
✅ 読み聞かせを強要しない
子どもによって好みはさまざまです。集中できない内容やタイミングもあります。
無理強いして絵本の読み聞かせが嫌いになってしまうと、知識や語彙力などを得る機会が減ってしまいます。強要せず、子どものペースに合わせて読み聞かせをしてあげましょう。
😴 寝る前の読み聞かせのポイント
忙しい日々のなかで比較的ゆっくりコミュニケーションがとれる就寝前の時間に、絵本の読み聞かせをされる方も多いかと思います。
寝る前の読み聞かせには
親子の絆が深まる
リラックスしてよく眠れる
寝る前のルーティンができる
など嬉しい効果があります。
絵が見える程度の暗めの照明のなかで、普段よりも少しゆっくりした口調で絵本を読み、読み終えたら眠る…という習慣を徐々につけられると、寝かしつけも少し楽になるかもしれません。
💡 寝る前の絵本選びのポイント
寝る前の読み聞かせは、絵本選びが重要です。
ハッピーエンドの絵本
静かなトーンやテーマの絵本
少し短めの絵本
など、怖い想像をしたり興奮し過ぎたりせず、幸せな気持ちで眠れる絵本を選んでください。
今は大変で幸せを感じる余裕もないかもしれませんが、お子様と一緒に絵本を読んだり眠ったりできる時期は限られています。今しかない一瞬一瞬を大切にしてくださいね。
今月も元気に過ごしましょう😊
今月も看護師からのお便りをお読みいただきありがとうございました!
秋は季節の変わり目で体調も崩しやすいので、体にお気をつけてお過ごしください。お困りごとがありましたら、いつでもお気軽にキッズドクターのオンライン診療や看護師相談でご相談くださいね。また来月も元気にお会いしましょう。