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とりあえず書いてみてスッキリしたいので書いた

ずっと体調が良くない。
原因はわかっている、
なんてことはない。更年期障害なのだ。
全く、なんでこんなことが起こるんだ!
今まで一生懸命人生頑張ってきたんだから、これからはたくさんいいことがあってもいいではないか。一番いいことは体が自由に動くことなのだ。
そりゃあ半世紀以上も使ってきたものなんだから、あちこちがガタついてくるのはわかる。理屈としては。でも、さ。悔しい。
ホルモンの関係で急に暑くなって汗だくになったかと思うと、
急に落ち込み、悲しくなってくる。何にもしたくない。
疲れやすいし、一日中気持ち悪いときもある。

思えば1年前に会社を退職してから、規則正しい生活から遠ざかってしまった。規則正しいといっても、それは会社員にとってはごくごく普通のこと。朝起きて朝食をとって化粧をして電車に乗って会社に行く。ある程度決まった時間に昼食をとり、帰宅して夕食をとり、就寝。時には友人と出かけたりする。これが全くなくなってしまった。
嫌でやめた会社なので、会社に未練はないんだけど、仕事を辞めたことで人と話さなくなってしまった。これが最初は煩わしさから解放されて気分爽快だったのが、流石に1年もするとヤバくなってきたような気がする。それでも老猫がいたおかげで週一ではあるが、定期的に動物病院へ通院していた。ここでドクターと交わす会話が私にとって重要だったとのちに知る。

私は本業と呼べるものがないが、ちょいちょい仕事が舞い込んではくる。が、闇バイト怖さに提示額がちょっと高価だと怯んでしまう。
私の研修が強盗の下準備である「掛け子」なんかの教育に使われていたら、などと勘繰ってしまうのだ。多分そんなことはないのだろうけど、昨今問題になっている闇バイトやらは、いわゆる特定のパスコードがないと侵入できないダークサイトで暗躍しているだけではなく、普通の転職サイトや短期バイトに紛れているらしいので、ちょっとビビる。
中身のわからないものを運ぶだけで知らず知らずに犯罪行為に加担してしまうのでは有名な話だし。

ちょっと勉強なんかを始めている。不器用な私は会社員と学生の二足わらじは絶対に無理なので、一旦学業優先にしようと、会社員という立場を辞めた、といういきさつもある。(お、「いきさつ」と入力したら、「経緯」とされた。)一日中勉強しているわけでもないので、在宅でお小遣い稼ぎ、というか社会と繋がっている程度の仕事をすることも全然可能なのだが、そんなこんなで食指が動かない。と、上からではあるが、実際に私が使い物になるかはわからないんだけどな。

てなわけで、最初の体調が悪い、に戻る。
あんまりだるいし、やる気が起きないので、調べまくる。
そうすると、やっぱり怖いことに行き着くわけで。
すると今度は不安症が発症する。
私は死んでしまうのではないか。
いや、もうやりたいこともないし(大学行ってるくせに)、死んでも別にいいか。でもその前に苦しむのは嫌だ。病気で苦しむ前に、治療で苦しむのは嫌だ。でもその前に検査で苦しむのは嫌だ。なら今通り魔とかが殺してくれれば助かる。(思考が廃人)
あ、でも私が死ぬと娘はどうなる。ああ娘が可哀想だ。
長女と次女は仲違いしている。私が死んだらちゃんと連絡をするのか。
しないと長女は私の死を知らないことになる。ああ、そんな・・・・・。
街を歩いている人、みんながみんな健康優良児、人?に見えてくる。
いいな、みんな健康で。私ってなんて不幸なんだろう・・・。

いったい何を考えているのだ、私は。
あまりにモヤモヤするので、歯医者と整形外科以外は大の苦手なのだが、
不安たまらず、近所の内科に行くことにした。
「とにかくだるくて、気持ち悪いような、胃が痛いような」
もともと若い時から異常にコレステロール値が高い私は(家族性何ちゃらというらしい)、以前の職場の近くで薬を処方されており、定期的に血液検査をしている旨も併せて伝えた。
すると美人の内科医は漢方を処方してれた。そして緊急性はないと思いますが、心配ならCT検査を受けることもできますよ、と紹介状を書いてくれた。

緊急性はない。

その一言で気分のよくなった私は、漢方薬を受け取って帰宅した。
そしてまたいつもの生活が始まった。

やっぱり体調がおかしい。
やっぱり検査を受けるべきか・・・
しばらく見かけなかった不安症が顔を見せにやってきた。
「おいら不安だぜ。おいら死んじゃうかも。」
というような声が聞こえたわけではないが、
(聞こえたら行く病院が変わる)
結構いろんな検査ができるし、結果もすぐにわかるぜ!という近所のクリニックに行くことにした。

採血と尿検査
結構待たされ、告げられた検査結果は、
潜血あり、というものだった。
加えて、脂質異常(コレステロール値の異常)と糖尿病予備軍というもの。
脂質異常はわかっていたけど、と、糖尿病だと?
そして潜血。散々調べたから一発変換されるわ。

脂質異常は別の医院で薬を処方されているから、それで様子を見て、
糖尿病に関しては、投薬のレベルまでではないので、食事指導をしましょう、ということになり、管理栄養士と面談になった。
で、潜血に関しては、

次回腹部エコーしましょう。
詳しく調べます。
がんかもしれないし。

へ?サラッと言ったね。
がんって言ったね。

「怖くなりました」
という私にドクターは
「見つかったほうがいいんですよ」と真顔で言った。
え?そうだけど、怖いんだけど。

1週間後の予約をとって帰宅。
それから毎日潜血を調べる日々。不安症くんが毎日やってくる。
「おいら、もうだめだよ」そう言っている気がする。
もう怖くて怖くてしかたなかった。

で運命の当日。
結論から言うと、

全くなんでもなかった。

CTで確認できるところではなんの問題もなかった。

前回の血液検査でわからなかったところで、気になるところが2箇所。
一つはなんとか、っていう項目の数値。
これは膠原病の原因になるらしい。
え?膠原病で死んじゃった小学校の知り合いがいた。唐突に思い出す。
眩暈がする。
ところが、
「しかし炎症値が0なのでこれは心配することはないでしょう。今後注意する必要はあるかもしれませんが、今の段階では心配する必要なないです」
とのこと。
「あとはビタミンDの数値が低すぎます。日光にあたってますか」
ドラキュラではないので、当たってるとは思いますが、とは答えなかったが、外に出ることが極端に少ないです。と言うようなことを答えた。
あと、部屋のライトが壊れてしまったので、部屋が暗いです。そのせいもありますか、と聞いてみた。
「日光ではないですからね〜まあ気分的に良くないでしょうが。
日光に当たりましょう。」だと。

結局、ドクター曰く、
「社会復帰しましょう」と言うことらしい。
「規則正しい生活を送り、食事指導どおりきちんと食事をすること。
で、日に浴びましょう。だるいのも、そこを治していくことで改善されると思います。」って。

そっかー!
気分晴れやかに会計を済ませ、足取り軽やかに帰宅した。

くせに、
ドクターの言いつけを守って規則正しい生活を試みたのは3日程度だった。
思い起こせばここ1ヶ月ほど、昼夜逆転の生活をしていた。午前4時に寝て、11時ごろ起きるような生活をしてしまっていた。なので、規則正しい生活が午後11時ごろ寝て、7時ごろ起きる生活が深夜1時に寝て9時に起きる生活も規則正しい範疇にあったのだ。

そうしてまた気分のすぐれない日々に突入したのだ。
やっぱり病院に行こうかな、と呟く私に、

「三日坊主だったじゃん。やることやってみるのが先でしょう」
と娘に嗜められた。
「あと、私以外の人と話なはれ。もっとバンバン出かけなはれ」
「先生に言われたんでしょ、社会復帰しろと。勉強とか、外でやったら」

3週間後にまた血液検査で様子を見ましょう。
と言われ、診察の予定が入っている。
だったら、それまでやることをやれい!と娘に発破をかけられた。
いや、母弱し、娘強し。
コーヒーは胃に悪いを頑なに飲まない私に、
「食後に適量を飲む方が消化の助けになるらしいよ」と言う。

今日は久しぶりにバイク友達としてはめちゃくちゃ古い友人に会う予定。
銀座まで自宅からシェアサイクルできた。
なんとなくはなまるうどんで大根と卵のおでんとかけを食べ、
娘の言うとおり、食後はベローチェでコーヒーを飲みながら、これを書いている。
信じられないくらい体調が悪くない。(いい!と言うより悪くない)

病は気から、と言うのは、諸手を挙げて賛成するわけではないけれど、
私の場合、かなりそれに近いのかもしれないな。まあ調子悪くないからって、油っぽいものを食べたりしないように気をつけないといけないけど、こんな感じでいられるなら、それもいいよね。

でもやっぱり、自律神経云々カンヌンはめんどくさい。
更年期ってめんどくさい。
今まで頑張って生きてきたんだから、これからはもっと健康になって、
元気に、老衰で終わりたい。

そういえば先日ディズニーランドでやった200円の占い。
こんなんだった。

この占い当たるのだ

ちなみに左利きの身近な人って娘なんだよね。

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きたがわたまき
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