北海道 おこっぺ町ノースプレインファーム「2022秋の農場通信」
ノースプレインファームで年に3回ほど発行している「農場通信」。ノースプレインファームの各部署から、ちょっとしたお知らせをお届けします。「農場通信」を通じて、ノースプレインファームを身近に感じていただけると嬉しいです。
今回のイチオシNEWS!
今回イチオシということでご紹介したいのは「おこっぺ有機牛乳」です。
なぜこのタイミングで?と言いますと、おこっぺも段々と寒くなり放牧が終わるからであります。夏の間放牧をする分、青草を食べることにより見た目に少し黄色味を帯びたミルクが、青草を食べなくなるので白くなっていくのです。
また味や香りについても、「あら、夏の間はこんな味がした気がするのに、冬の間はこんな味がするのね」と、ご自分の味覚や嗅覚で季節感を感じ取って頂けたら、毎日の牛乳の世界がちょっぴり面白くなるかもしれません。
10月下旬-11月上旬頃には放牧が終わります。冬に向かっていくこの季節に、日々少しずつ変化していく牛乳を楽しんで頂けたらと思います。
(営業部 鈴木)
農場の秋
9月下旬、牧場の秋は牧草収穫の終盤です。
その後は、飼料用コーン収穫、堆肥散布と続きます。
北海道の紅葉の見ごろは10月に入ってからですが、毎年愛でる余裕のないまま、追われるように初雪を迎えます。
ひと雨ごとに寒くなり、10月下旬か11月上旬には霙(みぞれ)に変わります。
自分はこの季節が一番苦手ですが、新米やきのこ、鮭などの秋の味覚で英気を養い、牛達が長い冬を乗り越えるためにもうひとふんばりです。
ちなみに本日9月23日興部町正午の気温は15℃です。放牧地の魅力は少なくなってきましたが、人間よりも寒さに強い牛達は小雨の中パドックで元気に乾草を食べています。9月収穫の採れたて2番牧草は、牛達にとっての秋の味覚なのかも知れません。
(農場部 道坂)
ミルクプラントから
短かった夏も終わり、朝晩はかなり冷え込むようになってきました。
いわゆる繁忙期が過ぎ、製造も落ち着きを取り戻してきた今日この頃です。コロナの影響や天候不順もありましたが、おかげさまでソフトミックスは過去最多の製造量を記録することが出来ました(7月~8月)。
長年愛されている商品で皆様には感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございます。
秋から冬にかけて牛乳、ヨーグルト、チーズ、バターといった定番商品の製造がメインになってきます。
全国で北海道フェアが開催されるのもこの時期が多く、私達もいくつかのイベントに出品予定です。お見かけの際はお立ち寄り頂けると幸いです。
(ミルクプラント 酒見)
菓子工房から
段々と北海道は寒暖差が大きくなってきました。毎日何を着て家を出たらよいかわかりません…日が暮れるのも早くなってきました。
毎年まわりの人に「タイヤ交換っていつ頃するんでしたっけ」と聞いています。ぼーっとしているとあっという間に冬ですね。
菓子工房は今日はバタークリームケーキの生地を焼いています。室温は28℃です。室内だけまだ夏です。
ノースプレインファームで販売しているお菓子はオホーツク産の小麦粉や塩、自社製造のホエイや醗酵バターを使って作っています。
今日は生地を焼いて、明日はバタークリームを作り生地で挟みます。
明日は2人で作業なのでちょっと大変ですが少しでもいいものが作れるようにまた頑張ります。
(菓子工房 村上)
ミルクホールのおすすめメニュー
2種チーズのハンバーグ
このハンバーグは日替わりで乗っているチーズが変わります。
来る日によっては違うチーズになるため、何回食べても飽きません。
元々は期間限定のメニューでしたが、あまりにも人気だったため常設メニューとなりました。
味付けは胡椒とオリーブオイルのみでチーズの味を引き立たせています。
値段は他のメニューに比べるとややお高めですが、ハンバーグの上にチーズがたっぷり乗っており、野菜の付け合わせも季節の野菜や醗酵バターが香る人参や近隣で収穫した芋などボリューム満点です。
ハンバーグメニューにはライスかパンが選べるのでとても満足のいく食事になるかと思います。
皆さんもお店にお立ち寄りの際は2種チーズのハンバーグをぜひ注文してみてください。
(ミルクホール 佐藤)
ノースプレインファームの牧場犬「シリィの日記」
昨年3月におこっぺにやってきた、看板犬見習い中のシリィです。
たくさんのお客様に撫でられて、人懐っこく育ちましたが、あいさつで吠えると、ちょっとびっくりさせられます。
ミルクホールの奥の部屋でお客様やわんちゃんを迎えられるように準備中です。
ぜひシリィに会いに来てください。
社長から一言
酪農クライシス
1杯の牛丼、1人前を作るため牛肉100g、タマネギ70g、コメ120gを使うとすると、間接的に飼料となるトウモロコシなどは1.1㎏、水560ℓ、1平方メートル以上の耕地が必要という。
また牛などの反芻動物から排出される温室効果ガスは鶏肉の20倍と言われる。
先日、鼻先をおおうマスクと、ヘッドホンを合わせたような装置をつけた牛の写真が大きく掲載されていた。
牛のげっぷや息に含まれるメタンガス退治のためらしい。
畜産が悪者になり、肉や乳製品を口にすることが悪いことのように感じてしまう風潮すら出かねない。
地球が持続可能になり、動物は健康になり、おいしくて栄養がある食品をどれだけ供給できるかが私たちに今問われている。
(大黒)
[参考]
「食べる経済学」 下川哲 著
「朝日新聞 グローブ」第264号
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