【私自身への提言】放送Nコン全国出場のための重点三本柱
皆さま、初めまして。
お久しぶりの方はお久しぶりです。
Northと申します。
はじめにお断りしますが、今回のnoteはほぼ完全に「私自身」に向けたもの、言わば備忘録となっております。
放送部や部活動にあまり興味がない方にとっては、少し分かりづらいお話かと思われます。
それでも良い方のみスクロールください。
さて、本題に入りましょう。
先日本県では、「全国高等学校総合文化祭(通称“高総文”)」の放送部門の県大会が行われました。
私はアナウンス部門で出場していて、
上位大会への進出(上位12名)、
ひいては(後述の)「NHK杯全国高校放送コンテスト」の全国大会出場ボーダーである6位以上を目標としていました。
結果としては、予選落ちでした。
詳しくは申し上げられませんが、後に聞いた話によりますと、マジで超絶ギリギリ、逆に何でそこまで来て落ちるんだよっていうレベルの僅差で決勝進出を逃したらしいです。
泣きました。
家に帰っても、夕食も食べずそのまま寝てしまいました。
上位を目指していた私にとっては、到底甘んじて受け入れられるような結果ではなかったのです。
でも、こんなところで病んでいてどうするのでしょうか。
今回は何が悪かったのか?何が足りなかったのか?
敗北をバネにして、失敗を次に活かす!!!
それこそが、今の私がやる事ではないのかと思ったのです。
では具体的に、どのような取り組みが必要なのか、どういった形で練習していけばいいのか。
重点三本柱と称して、大まかに3つの観点からまとめていきたいと思います。
三本柱の前に…
放送部ってなに?という方もいらっしゃると思いますので、簡単にお話しします。
放送部はその名の通り、放送関係全般に関する活動を行う部活動のことです。(ここでは高校の部活動について扱います)
大きく分けると、「読み」と「番組制作」に別れていて、私は先述のとおり「読み」の中の「アナウンス」部門で活動しています。
アナウンス部門では、
①各人が取材したい人に対してインタビューを行い、
②そこから自分で400字弱程度の原稿を作成して、
③さらにそれを読んで伝える
というのが主な活動です。
読みには他にも「朗読」部門があり、指定された課題本(又は指定された条件に合致する範囲で自由な本)を朗読する部門です。
それと「番組」部門には「ラジオ(音声作品)」、「テレビ(映像作品)」、「研究発表」なるものが存在し、ラジオ/テレビ両部門にはそれぞれドラマとドキュメントがあります。
大会は主に二つ、ひとつはNHKが主催する、「NHK杯全国高校放送コンテスト」通称“Nコン”です。
Nコンって合唱じゃないの?と思う方もいらっしゃるでしょうが、実は放送部門もあるのです。
この全国大会の、しかも決勝まで進出することができれば、紅白歌合戦などが行われるあのNHKホールで発表することができるのです!!
もうひとつは、序盤でお話しした「全国高等学校総合文化祭」です。
こちらはNコンと異なり、全国大会の開催場所が毎年異なります。
例えば本年度は岐阜、来年度は香川といった形です。
また近畿大会や東北大会などといった、県以上の上位大会も設定されているのが特徴です。
前置きはこの辺りで。
いよいよ三本柱です。
①間の取り方の圧倒的改善!!!
何かを口頭で伝えるとき、言葉と言葉の間というものは非常に大切です。
他と比べて長めに間を空けている箇所は、「ああ強調したいんだな」と伝わりますし、しかし逆に長すぎても違和感があります。
より分かりやすく伝えるためには、間を上手に活用することが不可欠なのです。
ではこの目的の達成のためには、具体的に何をすればいいのでしょうか?
その解決策のひとつとして、「シャドーイング」というものがあります。
英語の学習の際などにも耳にする言葉でもありますが、ここでのシャドーイングもそれと似ていて、「上手い人の読みの音声を聞きながら、自分も真似して読んでみる」ことを指します。
しかしただ真似して読むだけでは効果が薄いものと考えます。
より効果的にするためには、例えば「この人のここの間の取り方/音の下げ方好きだなぁ🥰」といった、“ぜひ自分の読みに取り入れたいポイント”を感じながら行うこと、
また1人だけでなく多くの人の音声を用いて、それを自分のアナウンスに「読みのパッチワーク」とでも言うべき形で取り入れていくことが大切ではないでしょうか。
もちろん、読み方というのは人それぞれ違っていて、あまりにも乖離している読み方を全部が全部取り入れてしまうと違和感マシマシになってしまうので、あくまでも自分に合ったものを取り入れていく形にしたいと思います。
これに加えて、「ニュースを聞く」ことも大切でしょう。
特に“NHKニュース7”のキャスターの方のアナウンスメントをよく注意してお聞きになれば分かると思いますが、本当に、間の取り方がお上手です。
本職のアナウンサーの読みもどんどん参考にして上達を目指します。
②音の高さに気をつけろ!!
私が大会後に多くの方々からいただいたアドバイスなのですが、とにかく音の高さに違和感がある。
入りはめちゃくちゃ明るくて高いのに、文末は低くて暗い。
文章全体にかけての差が激しすぎる上に、高音は詰まっているように(苦しいように)聞こえてしまう。
これについて、個人的には決勝進出を逃した1番の理由だと思っております。
それでその後、結構な人数の放送部関係者に、
①従来の読み方で読んだ音声
②入りの音を低くして文中での音の差を縮めて読んだ音声
の2通りの音声を送信、アドバイスを頂くこととしました。
その結果は驚くべき、しかし予想通りのものでした。音声をお送りした大半の方が、「②の方が好き/違和感がない」という回答だったのです。
地声に近い声をいかに活かして読むか、これが鍵でしょう。
(無論、①を選んだ方も一定数おりましたので、それらの意見も決して捨てずに取り入れていく所存です)
これに関してはもちろん、実際に読む時の音の高さに気を付けることに他ならないのですが、ただ高音を避けるのは愚策ではないでしょうか。
「高音が詰まって聞こえる」のは、舌が奥に下がっていたり喉が空いていないなどの理由によるものです。
先述の通り、一文中で音の高さの差が大きいのは違和感の原因となるのでなるべく避けるべきなのでしょうが、それでも強調手段の一環として音を上げるというものがあります。(上げすぎ注意!!)
そういったときのためにも、綺麗な高音を出せて損はありませんので、“高音トレーニング”も進めていければと思います。
③「伝える」意識を持って読め!!!
これは意識的なお話ですが、私にとってはあまり足りていない意識だと考えています。
流石に本番ではそんなことはありませんが、普段の部活動の練習の際、原稿を読みながらも頭の中では別のことを考えている時があります。
実に酷い話です。
お前はお前の読みで何を伝えたいんだ。
邪念を入れるな。
一言一言をお前の脳内で、お前のその口で噛み締めて、お前が伝えたいことに集中しろ。
題材選びと原稿もまた重要でしょう。
自分が本当に伝えたいと思った人やコトを、
自分の思いを最大限伝えられるような原稿で紹介する。
具体的にどうするか、という話ですが、例えば目の前に置いたぬいぐるみに語りかけるように読んだり、
そしてこれは上手い方から聞いたお話なのですが、老人ホームで発表するような意識を持ちながら読むと伝わりやすいらしいです。
意識の面は、全ての下、土台としてそこにいます。
意識が崩れば、いかに基礎がなっていても、その下から崩れていく。
肝に命じておきます。
おわりに
以上です。
この三本柱の他にも、滑舌をさらに向上させるための日々の練習であったり、正しいアクセントを叩き込むことを始めとして、多くのやるべきことがあります。
全ては自分のため。
自分を応援してくれる方々のため。
頑張ります。ありがとうございました。