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英語上達のためには、一度やめてみる。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:頑張って毎日勉強するのはいいけれど、たまに休んだほうが結局うまくいくかも、という体験的仮説。英語も一度やめてみると、あら不思議上達するのはなぜ?緊張と弛緩が上達には必要かも。

英語をやめてみたら

もう半世紀も英語をやっているのに、留学もしているのに、ちっとも英語が上達しません。

目標はネイティブと同じように、読み、書き、話す、聞くができるようになることですが、よくて今の現在地は2割位でしょうか。

特に読むのは、上達しませんね。

だからもう諦めて、字面を眺めるようにしています。

そうでもしないと、英語は使えない、と思うからでもあります。

言ってみれば字面を眺めるというのは速読ですが、日本語と同じようなスピードとリズムで読まないと、英語を使ってする作業全体のスピードとリズムが遅くなって、仕事にならないからです。

様々な英語速読のノウハウが出回ってます。https://qr1.jp/d6NjDv

英語は、読むが、一番厄介じゃないでしょうか。

いくら読んでも、1ページに数個は知らない単語が出てくるし、全くもぐらたたきみたいですよね、英語と付き合うのは。

だから、語源の勉強はしているんですけれどね。

やっぱりアルファベットそのものが、日本人の体質に合わないんじゃないか、そんな情けない責任転嫁をしているのが常でした。

しかし、最近、ちょっと旗色が変わってきたんです。

中国という転機

この8月に仕事で1週間中国に行ったのですが、毎日学生の引率業務に追われ、毎日やっていた、英語の資料を読んでまとめるルーティンができなくなりました。

つまり英語から1週間離れていたんです。

https://qr1.jp/W9vx53

そしたら、帰国して英語を読むと、これがいいんです。

中国いく前よりもちょっとスラスラ読めて、頭にはいるんです。

ほぉんのちょっとだけですけれど、気のせい、かもしれません(笑)

でも、僕は思ったんです。

「やっぱり、なにかに上達するには時にそこから離れる必要があるのでは?」

筆者愚考

緊張と弛緩ということ

実は英語だけじゃないんです。

コロナで10年続けてきた空手の稽古にいけなくなって、3年くらいたつんですが、これも気のせいかもしれないけれど、うまくなったような気がするんです。

いや、身体が以前よりスムーズに伸びやかに動くし、動作もスピーディで大きくなり、ワザも切れるようになった実感があるのです。

「英語も空手も、上達には休むことが必要」、そんな下手くその戯言を真理のように言うつもりなど、毛頭ありません。

しかし、少しだけ理があるとすれば、こんな事かもしれません。

「緊張と弛緩」。
張り詰めることと、緩めること。

筆者妄言
https://qr1.jp/L74azy

毎日3時間くらいもう40年くらい、仕事で英語をやっています。

でもそれって、言ってみれば緊張の連続だったと思うんですよ。

偶然、それが中国行きで、一時休止という形で緊張から離れた。

そこで何か解けたんじゃないか、と感じたのです。

それは「凝り」のようなものです。

身体中が英語のコリで、こりかたまっていたんです。

休んだことで、そのコリがほぐれて、見えなかったなにかが見えるようになった、感じなかった英語の本質が感じられるようになった、そんな感じでしょうか。

空手にも、同じことを感じました。

毎日やっていて、身体が空手で凝っていた、のです。

継続は力なりだが「スキ」には敵わない

休むと何か見えてくる、なんて、半端者のしたり顔に過ぎず、「継続は力なり」こそが真理だと思います。

ただ、もしあなたが「休みたい」「ちょっとやめたい」と思ったら、それは上達の神様からの命令ではないでしょうか。

その場合、どのくらい休むべきか、離れるべきかは、神様が決めるので、心配なさる必要はありません。

また、人間何かをやめてみて、初めてそのことがスキだったことがわかる、なんてこともあります。

愛を再確認すると、それは本物の愛になります。

これはね、案外真理じゃないでしょうか。

結局、スキってことこそが、上達の最大の原動力なのかもしれませんね。

https://qr1.jp/VhfeIM

野呂 一郎
清和大学教授




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