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この本を読んで試行錯誤すれば、MBAの実力がつく。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:「試行錯誤」実践編。どうせ学校でも会社でも、自由に考えて実行し、ダメならまたやり直す、なんてことはやらせないから、自分のスタイルでやるしかない。それは表と裏のあなたを使い分けることだ・・・ってそれも無茶かな。でも、あなたの頭脳を「閉じ込めた」日本の教育が僕は憎い。トップ画はhttps://x.gd/g9fDt

数学も暗記科目

昨日、日本の教育に足りないものは「試行錯誤」だと申し上げました。

試行錯誤とは、権威に頼らずに自分で正解を見つける態度のことです。

しかし、学校教育ではすべての科目に正解が用意され、正解に至るまでの考え方を含めて、それを「覚える」ことがすべてです。

よく数学は論理的に考える訓練だとかいいますが、結局公式や解法をあてはめるだけです。

三角形の面積は、底辺✕高さ÷2と機会的に教え込まれます。

https://medemanabu.net/sansu/area-triangle/

因数分解も、暗記です。

https://x.gd/u8M9R

公式や解法を「覚え」なければ、大学受験の数学は点が取れない仕組みなのです。

クリエイティブな頭を作りたいならば、まっさらのところから、ゼロベースで考えさせるべきです。

僕が試験出題者だったら、まず「答えに至るまでのあなたの考えがわかるように、メモや落書きを残しておいてください」と問題文に一言添えますね。

そして、仮に公式が必要な問題でも、答えが間違っていても、そこに至るまでの思考が面白かったり、論理的だったり、画期的だったりすれば、高得点を与えます。

ゼロベースで考えろ

試行錯誤とは、自分なりの正解を求めて、工夫を重ねる一連のプロセス、とでも定義しましょうか。

例えば数学の授業では、三角形の面積をどう求めるか、自分で考えてみよ、という課題を出すのです。

教育は要するに、教え過ぎなのです。

いわゆるこれまでの、公式や解法という数学の知識を詰め込まれすぎて、自由に独創的に考える余地がないのです。

だからいったん、今までの知識をゼロにして、考えることこそが、クリエイティブな頭脳を作る方法だと僕は信じるのです。

その他の試行錯誤を助ける考え方

1.疑問を持つ


疑問を持つことが奨励されたことはない、ですね。僕のこれまでの学校生活では。

なぜならば疑問を持つことは、イコール先生と対立することになりかねないからです。

先生と生徒は同等ではなく、儒教的な文化の中では、師の教えが絶対で、弟子はそれに従順でなくてはならないのです。

でも、疑問を持てない学校では、人が育ちません。

2.批判する

日本人で、正しく批判できるひとを、見たことがありません。

それは教育で、正しく批判することを教えないからです。

疑問を持つことの延長が批判になるわけですが、そもそも疑問を持つことが奨励されないし、儒教的文化のもとで自己規制されるのです。

以前も申し上げたかもしれませんが、僕がアメリカの大学院で学んだ最初のショックは、先生に「この本を批判しろ」という課題を出されたときです。

僕は日本では反体制を気取っていたのですが、学問の場で「批判しろ」と言われた日にゃ、そんなことは教わっておらず、途方に暮れたのです。

3.自分だけの正解を考える

教科書や先生が教える正解には、背を向けましょう。

受験にはその正解を使いますが、自分の人生には、あなたが考える正解を当てはめるのです。

この二刀流は使い方が難しいですが、大丈夫。

疑問を持ち、批判ができる日本人離れしたあなたならば、できます。

4.外国語で勉強する

留学することの最大のメリットが、これです。

例えば英語圏に留学した場合、教科書や関連図書はすべて英語で書かれています。

あえて言いますが、学問の書に限りませんが、実は本という本は、英語で書かれている本のほうが、日本語で書かれているものより、はるかにわかりやすいのです。

英語でものごとを考えたほうが、その本質により近づけるのです。

同時に、日本語でない言語でものごとを探求することで、あらゆる事柄を多面的にとらえることができます

さあ、あす、皆様のお家の近くの紀伊國屋書店の洋書棚に行って、気に入ったジャンルの読みやすい本を買ってきましょう。

英語で書かれた新聞なら、いつぞや紹介したUSA Today、BusinessWeek、ニューヨーク・タイムズ、The Wall Street Journalがおすすめです。

「オレは、私は英語が苦手でぇ」。

まだ言いますか?

あなたの読んで(読まされて)きたのは、受験英語という存在しないおばけ、なのです。

もしくは古い頭の大学の英語のセンセイが、ネイティブでも読めない長い文章群を、受験問題として採用しただけなのです。

大学の英語で書かれた教科書を、ぜひご覧ください。

あなたの英語観が変わりますって。

経営学に関する限り、僕のおすすめは、この本です

この本を愛読書にしておけば、アメリカ留学してMBAを取ってきたという鼻高々な友人にも勝てます。(きっぱり)

これを通読すれば、MBAと同等の力がつくし、あなただけのマネジメントという宝が手に入りますよ。

これをしっかり読み込めば、留学なんて要らないですって。

この本を利用して、試行錯誤なさってください。

スーパーな力がつくことを保証しますって。

必要とあらば、僕がお手伝いしましょう。

野呂 一郎

清和大学教授



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