綿矢りさに学ぶ、「いじめを克服する3つの方法」。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:理不尽な悪口、中傷に悩まされ続けた、最年少芥川賞作家・綿矢りさが最近悟った重要な真実とは?いじめにあうのは優秀な証拠。今年は、それをスプリングボードにして、ジャンプアップすらできる。3つの具体的な方法。
綿矢りさ究極の悟り
綿矢りささんのことについて昨年、「あまりに感性がすごすぎて、理解ができなかった」と申しました。
16歳という最年少で芥川賞を受賞した記念碑的な作品「蹴りたい背中」のことです。
その綿矢りささんは、当時のことを、いま、こう振り返っているのです。
これは注目すべき発言だと思います。
16歳の頃の綿矢さんは、その天才的な感性が若さというパワーに煽られて爆発したので、突然のことに自分でもその正体がわからなかったのです。
しかし、いま、彼女は様々な経験と、作家としての経験や練達を重ねて、押しも押されもしない表現者としての、本当の実力を身につけました。
やっと綿矢さんは、いま、成熟した作家の目で、自分の若かりしときの作品を振り返ることができ、その能力が「批判は、嫉妬に過ぎない」と言わしめたのです。
弱者は実は強者
30数年前、新進作家・綿矢りさは作品をディスられ、苦しんでいました。
しかし、それは彼女が表現者としてずば抜けて優秀だったからなのです。
批判や悪口は、嫉妬にすぎなかったのです。
いじめられるのは、弱者だからなどではなく、その人の能力や感性に卓越したものがあるからなのです。
いじめるものは、自分が持ってない、その人が持っているものが羨ましいから、自分のレベルに落っことしたいから、いじめてウサを晴らすのです。
集団性という病理
「おまえは綿矢りさに乗っかってるだけだ!」
いや、半分そうだけれど、半分は私の強い実感です。
僕自身の体験も含めて、いじめらるのは、やはり秀でているからです。
秀でているということは、その他大勢と違う、ということです。
それは集団主義の日本人には、我慢できないのです。
欧米にある、「飛び級」システムがないのは、それが理由です。
優秀な子どもは、特別扱いをしてその卓越を伸ばすのではなくて、その他大勢のレベルに合わせるのです。
あなたが嫌われるのは、能力を周りに合わせないからです、出る釘だからです、徒党を組まないからです。
いじめを克服する3つの方法
いじめ、批判、悪口に苦しんでいるあなたへ。
あなたの天才に、ユニークな能力に、卓抜したセンスに、その他大勢は我慢がならないのです。
だからあなたをディスって、自分たちのレベルまでおとしめたいのです。
ネットで抽象して、徒党を組んでいじめれば、あなたは弱って、その力を発揮できなくなるでしょう。
それがヤツらの狙いです。
今年は、敵の術中にハマらないようにしましょう。
いや、それをまんまと利用して、ジャンプアップしましょう。
具体的な手順
1.まずは、綿矢りささんの、言葉をよく噛み締めてください。
「悪口は嫉妬にすぎない」、です。
2.次に、いじめや悪口、中傷の類は、ほめ言葉だと考えましょう。
3.最後に、他人が嫉妬するあなたの感性や能力を、よりオープンに、つまびらかにしましょう。
具体的に言えば、
①noteを゙始めて、あなたを嫉妬する奴らのバカさ加減を、世間に知らせてあげましょう。
バカバカしい実話とあなたの苦労に、大きな共感が集まります。
②カクヨム、「小説家になろう」に投稿する。
創作小説を投稿できるサイトです。
「文字を書くのは苦手」?
それはあなたが言ってるだけ、ですって!
ユニークな能力や感性をもっている貴女が、ペンを持って何か文字を書かせたら最強ですって!
③「登竜門」で、自分にあったタイプの表現媒体を選んで応募する
これは僕の個人的なオススメです。
「登竜門」とは、様々な表現コンペの情報サイトです。
小説から論文、コピーライティングなどバラエティに富んでいて、あなたの創作意欲を刺激するジャンルとテーマが必ずあるはず。
今年、あなたの創造力がどこかで爆発しますように。
野呂一郎
清和大学教授