世界初の大人のための大学なんてどうだろう?
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:大人の可能性は実は無限だ。それを引き出すための「大人のための大学」の提案。トップ画はhttps://qr1.jp/alGgNG
大人たちの新たな可能性
もしあなたが、コンサル、コーチ、アドバイザーのお仕事をされているならば、今後の狙い目は絶対に40代、50代、60代の悩める大人たちです。
最近欧米ではレイシズム(racism人種差別)じゃなくて、エイジズム(ageism年齢差別)という言葉がよく聞かれるようになってきました。
これは、いろんな定義がありますが、ありていに言えば、40以上の男女が自分は若い世代に比較して遅れを取っているのではないかという自覚や、現実のことです。
40以上のシニアの方々の特徴は、苦労をしていることです。
子供の教育、出世競争、離婚、親の介護、老後の不安などを抱え、ストレスや不安に苛まれています。
エイジズムが意識されるようになってきたのは、こうしたストレスから来る疲労や被害妄想、100まで生きる時代~ライフスパンなどの著書の影響や、そして実際に長寿社会になりつつあることが原因です。
欧米のシニアたちは最近、”トランジション(transition移行、過渡期)”という言葉をよく口にします。
それは、青春時代のようにまっすぐ坂道を駆け上がるような人生ではなく、かと言って日本で流行っているような”終活”でもなく、長寿時代に自分の生き方を含めた、可能性を模索する新たな生き方を表現した言葉です。
コンサルの皆さんは、僕が思うに、否応なくこうした現役、セミリタイアで人生の新しい過渡期とも言うべきトランジションを、よりよく生き抜こうとしている人々に寄り添う必要が出てきているのです。
もちろん、それには答えはありません。
読者の皆様は、ジェロントロジー(老人学gerontology)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
でも、時代に求められているのは、もっと明るい、積極的なイメージや内容を持つ、新世代を切り開くシニアたちを元気づけ、勇気づけ、能力開発を手助けし、新人類に仕立て上げるような体系です。
大人のための大学の提案
僕のつとめている大学にも、人生の先輩達が聴講生として、学んでおられます。
そのやる気や情熱ときたら、若い世代は太刀打ちできません。
彼ら彼女たちに教わることは、やはり大人は目的があるから学ぶのであり、問題意識を持っているから深く考えられるのであり、多角的な視野や経験があるから学問を広げられるのだ、ということです。
皆さんも経験があると思いますが、今だったら昔苦手だった、数学の微分積分もなんとかなりますよね。
それは、単に数学がどうのこうのではなくて、問題という問題の解き方をこれまでの経験で、身につけているから、です。
今のアナタなら、どんな学問でも自分なりのユニークなアプローチと分析ができますよ。
明らかに彼ら彼女らは、若い世代よりずっと優秀です。
僕はエイジズムなんて、若者がシニアに勝てない「引かれ者の小唄」にすぎないと思います。
でも、変に「自分は年だから」なんて言う、人生の先輩方が多いのも気になります。
あなたには今まで培ったものがあるわけで、そして健康年齢も上がっているわけだし、そしてそもそもエイジズムなんて、見当外れの偏見なんです。
もう少子高齢化は、止めようがないですよ。
もう、日本を救う方法は一つしかないんです。
それは、あなたが、一生やめないことです。
会社をやめない、やめても、自分の新しい道を見つけ、歩き出し、そして自分を開発することを止めないことです。
そのために、大学を創ろうかな、っていうお話なんですけれど、
もうアメリカあたりでは、「有意義な人生第ニチャプター(章)をあなたに」なんていうオンラインセミナーを、90分✕5回で100万円くらいで売ってますよー。
さあ、新時代のセミナー、あなたもやってみませんか?
今日も暑かったけれど、でも大人の皆さんは部活で頑張った、冒険旅行に出かけたあの熱い夏を思い出して、元気が出る方もいるのではないでしょうか。
そう、まだあの熱い夏は続いているんです。
そしてこれからも、ずっと。
野呂 一郎
清和大学教授