オリンピックで空手が負けた理由は”見えない同盟”のせいか
高校生の皆さん、こんにちは!
同盟の本質的な強さ
さて、まだ孫子の兵法だよ。つきあってね。
今日の心得は、勝利への優先順位2、「敵の同盟を破滅させる」だ。
上の図で「おじゃる丸」を出したけれど、今この場面の再放送やってるかどうかわからないんで、意味わからなかったらごめん。
考えるに、この敵の同盟を破壊しろって言う、孫子の教えっていうのは、その前提に”同盟は手強い“って言うことがあると思うんだよ。
毛利元就の三本の矢じゃないけれど、1本より2本、2本より3本のほうが強力だ、というよね。同盟って2者以上だから、それは手強いのだ。普通に考えれば。
ちょっと武士の話になっているから、丁度いいや、空手の話をしよう。今回のオリンピックの日本の空手だ。形(かた)では清水希容選手が銀、喜友名諒選手が金、で、まあよかった。しかし、メダルラッシュが期待されていた組手は惨敗。
荒賀龍太郎がかろうじて銅メダルをとったが、
植草歩選手は予選敗退、
西村拳も準々決勝ヘ行く大事な予選最終戦で、時間切れ寸前にポイントを取られ敗退。
ちょっと東スポの記事を参考にして話すんだけれど、空手発祥の地・日本でおそらく最初で最後の空手競技開催を考えると、残念ですね。
いや、これは僕が言っているのではなくて、空手界は相当非難されているようだ。
ここに、隠れた同盟があったと思うんだよね。
「打倒ニッポン」という海外勢の結束が。東スポはいろんな油断があったと分析しているけど、もし、この同盟があったらやっかいだと思うんだだよ。
今回、全員金メダル取れたはず。だからこそ、絶対に日本に取らせない、武道発祥の地で外人の俺たち私達が金メダルをとる、という隠れた同盟があったのではないか。
同盟は強いよ。
日独伊三国同盟で戦争に破れた日本
同盟と言えば、やはり、歴史ではこれじゃないか。
日本は中国との戦争を有利に進めようとして、東南アジアに資源を求めた。ドイツとイタリアに協力してもらえると踏んだ。いろんな分析があるけれど、この同盟はダメだった。
そもそも、米英に対抗しようと同盟を組んだのが、そもそもの間違いだった。ドイツはヒトラーだよ。イタリアはドイツのコバンザメ、でも結局ソ連にやられる。そもそも、遠い外国に、どうやって負け戦の時支援してもらえるのだ。
同盟は、組む相手を間違えたら、同盟が故にもろいということだ。
もっとも渡部昇一先生は、当時のドイツの強さが際立っていたから、だと言っているけれど。
同盟を破壊させる方法
さて、同盟の強さ、弱さを考えた上で、孫子の言う、同盟を破壊させる方法について考えよう。
1. 情報を手に入れよ:日本の空手界は、敵の同盟の有無について調査すべきだった。中東の国々は同盟しているとか、あの国はバラバラだとか、その結果「油断するな」という教訓が導き出されるだけでも、意味があった。
2. フェイクニュースを流せ。同盟を撹乱させるためには、ニセ情報を流布させ、相手を油断させるのも効果がある。空手の続きを話せば、荒賀龍太郎が怪我をしたとか、オリンピックの前哨戦でわざたらしく包帯を巻いてでてきて、不甲斐なく負けるとかやればよかったかも。
3. リーダーを潰せ。同盟の中心はリーダーだ。これを倒せば、敵はもろい。先の組手では、75キロ級のアガイエフだったか。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。
2回目のワクチン痛かったよ。
また明日ね。
野呂 一郎
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