今年あなたの運気を「シングル・イシュー・マーケティング」で上げよう(日本語訳)
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:先日書いたApply the single-issue marketing for your luck this yeaの日本語訳です。英米人が読むことを想定して、企業例を変えています。例によって、英語表現と日本語表現の違いを見ていただければと思います。英語版は↓です。
何はともあれマーケティング
今年はあなたの夢を叶えましょう。
マーケティングが絶対にお役に立ちますよ。
マーケティングとはパーセプション(認識perception)です。
人々のマインドにあなた自身(貴社の製品、貴社)を意識させるのが、マーケティングです。
もちろんあなた自身のクオリティのほうが、人々にあなたを認識させるよりも大事です。
しかし、人々があなたが誰かを知らなければ、あなたがいくら優秀でも意味がないのです。
どうやるかを教えましょう:今年のあなたの方向性を示す言葉を、ワンワードもしくはワンフレーズ選んで下さい。そしてそれをスローガンにしてSNSで拡散するのです。
決して2語(フレーズ)以上にしてはいけません。そんなことをしたら、人々があなたに抱く認識(認知)を薄めてしまいます。
企業の成功例
注意深くひとつの言葉を、フレーズを選んで人々にあなたがどんな人か、何を欲しがっている人か、どこに行きたがっているかを伝えましょう。
シングル・フレーズにすることによって、人々の意識はあなたに集中します。
ワードは明瞭に、快適にそしてリズミカルに響くものを選びましょう。その方が人々の意識があなたから離れません。
よい単語、フレーズはいわゆるハロー効果(波及効果)をもたらします。例えば「競争力がある」という単語はより良い、より強い、より優秀というニュアンスを含みます。
成功例1:フェデラル・エクスプレス
フェデラル・エクスプレスのワンワードは「オーバーナイトovernight」です。一夜のうちにという意味ですが、この単語が業界と顧客にインパクトを与えました。なぜならば、当時「翌日配達」などを約束する業者は一社もなかったからです。
人々はオーバーナイトという言葉に大きな利便性を感じ、それがフェデラル・エクスプレス社の成長を早めたのです。オーバーナイトのハロー効果は進化、イノベーション、企業家精神です。
2.ソニー:ライク・ノー・アザー(誰にも似てないlike no other)
ライク・ノー・アザーとは文字通り、ソニーがユニーク(比類ない)であるという意味です。おしまい。
ポイントはこれは事実を反映していることです。
昔はソニーといえば革新的なウォークマンやアイボといった製品を開発し、そのユニークさを誇っていたものです。今はまったく違いますけど。
ハロー効果は、このフレーズは、聞いたこともないものを創る、というソニーのスピリットが伝わってくることです。
3.ハインツ:米西部で”最も遅い”ケチャップ
ハインツは当時ケチャップの代名詞でした。しかし、”最も遅い”というワンワードを打ち出したことで、ケチャップ市場の過半数を支配できるようになったのです。
”最も遅い”という言葉は、”最も味が濃い”という意味であり、このフレーズが効いたのです。
サントリーも、いい。
ソフトドリンクとお酒で知られる日本のサントリーは、「水と生きる」というワンワードを選択しました。
私は正直それが気に入らなかったんですよ、なぜならこの言葉、意味がわからなくって。
しかし、このわけのわからないフレーズは、ここに来て人々とクロスしたのです。なぜなら、我々はサステナブルに目覚めたから、です。
「水」っていうのは、「環境」を間接的に意味しているのです。
いいですね!今は僕も気に入っています。
「水と生きる」、あなたの今年のスローガンにもいかがですか。
お金持ちになれるかも。
野呂 一郎
清和大学
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