プラセボ効果の真実と「ムー」的解釈。
この記事を読んで、あなたが得られるかも知れない利益:プラセボ最新情報。科学的な知見だけを信じると、人生が狭くなるんじゃないという、おせっかい。トップ画はhttps://qr1.jp/GI9DJM
プラセボ効果の真実
この間、ランニングでガンが治るかも知れない、という記事の中で
思い込みが大事と申し上げ、プラセボ効果は自己暗示で薬が効くという事実を引き合いに出しました。
今日はそのプラセボ効果についての続報をお届けし、あわせて、いかに僕らは科学的思考にこだわるあまり、損をしているのではないかという仮説を考えてみたいと思います。
これはちょうど4年前のThe Wall Street Journal(2020年1月21日)、A Placebo for pain relief-even when you know it's not real (なぜ偽物とわかっていても、プラセボは苦痛を緩和できるのか、という記事なんですよ。
皆さん、聞いてくださいよ、今日のはなしはちょっと「ムー」が入っているんですよ。
要するに、「科学でも解明できてないことがたくさんあるよ」ということなんです。
そもそも、この記事を取り上げたこと自体が、ムー的なんです。
申し上げたようにこの間このつたないnoteで、プラシボ効果について書きました。
自分でその事を言っておきながら、何かすごくプラシボ効果が頭からずっと離れなかったんですよ。
そうしたら、きのう偶然、大学の研究室の資料の山から、なぜだかThe Wall Street Journalが眼に止まり、開けるとこの記事が載っていたのです。
これって「共時性」、つまり何かのことを強く思うと、それに関連したなにかが現れるという現象です。
女性のあなたが、元彼のことが急に気になった、その直後にその彼から電話があった・・これが共時性です。
この現象は「プラシボ効果について、読者の皆様にお伝えしろ」というなにかの司令ではないかと思っている次第です。(笑)
科学は解明できてないことだらけだ
The Wall Street Journalの記事の内容は、結局こういうことです。
ハーバード・メディカルスクール(ハーバード大学医学部)教授テッド・キャプチャック氏(Ted Kaptchuk)は、「この実験結果は、医学的治療を受けても十分な治癒効果が出てない、また重大な副作用に悩んでいる患者さんに、救済を与えるものだ」、と話しています。
医学が潜在意識を認めた
ここが重要です。
「患者たちは潜在意識の働きで、名医の治療を受け、効くクスリを選んで、理想的な医学的ケアを擬似経験しているのではないか」
医学の文脈で、科学的な解明がされていない「潜在意識」という言葉が出てきているところに注目です。
僕の日本語訳が微妙ですが、もっと噛み砕いて言えば、
その成功確率は30%から50%というわけです。
プラセボは人間のまだ見ぬ可能性を示した
このプラセボ治療は、日本の病院で行われているかはわかりません。
でも、僕が思うに、このことは思い込みを信じる単純な生物だということよりも、「人間の可能性」を暴き出したものではないかと思うのです。
思い込むことで、人間は奇跡的な自己治癒の能力を発揮する、ということなんです。(筆者の仮説)
ムー的にも非常に興味深いのは、「なぜ、偽薬を知らされているのに、30%から50%の人に治癒効果があるのかは、科学ではわかっていない」というくだりです。
人間の持つ奇跡的な力が存在する、っていうことですよ。
でも現代人の悪いところは、
「科学で証明できないことは、信じない」ってことです。
人間の精神、肉体は科学では解明できないことばかりなんです。
エビデンスなんて言葉は、今年はあなたの中から追放しましょう。
他人から何を言われようが、あなたは自分の可能性を信じるのです。
そうすれば、今年とんでもない奇跡が起きますよ。
野呂 一郎
清和大学教授