30になるまで転職はやめとけ
高校生の皆さんこんにちは。
一晩寝たら、手指が何となくよくなったので、書いています。
無理しないでやっていくつもりです。
勇気とは自分を変える強い決意のこと
リーダー論になってしまっているけれども、流れなので孫子の兵法の続きをやろう、と言っても、これをどう解釈するかは人それぞれで、ちょっと今回は僕が現代流に直して考えてみる。
生き延びることしか頭になく、勇気に欠けるものは、捕虜にされる、というものだが、さて、これをどう解釈したらいいだろう。
勇気は自分を変えようとする強い決意と行動、としてみた。絵は痴漢の被害にあった女性が、強い決意を持って行動した様子と考えてみよう。男性に比べ肉体的に弱い女性が、自分を変えようと決意行動した、というイメージのつもりだ。
捕虜にされる人生とは自由のない人生
この行動がなければ、捕虜にされる、つまり、相手のいいようにされる、相手が不当なことをしても罰せられない、自分がいわれなき被害にあったままになる、ということだね。
生き延びる、というのは、何か痴漢にアクションを起こすと、命の危険があるやも知れないから何もしない、ということだ。とりあえず何もしなければ、殺されることはない、という考えだ。事なかれ主義、ではない、命を守る当然の行為だろう。
しかし、生き延びることは出来ても、捕虜にされる、つまり不当な、犯罪行為を野放しにされ、また犠牲者になる可能性が出てくる、ということだ。
痴漢じゃなくて、いやいや生活のために組織にしがみついている、サラリーマンはどうだろう。
この場合、会社をやめて転職することは勇気だろうか?いや、それは必ずしも勇気ではないだろう。
なぜならば、昨日やったリーダーの心得1の「決死の勇気だけで思慮に欠ける者は、殺される」に触れるからだ。
転職することは、決死の勇気かもしれないが、それだけで「思慮」がなければ殺される。
それでは、この場合、思慮とはなんだろうか。例えば以下だ。
思慮とはなにか
1. なぜ、ストレスにさらされ心身ともに追い込まれる状況になったのか
2. 自分が原因だとしたら、それは何か
3. 環境を変えても自分が変わらなければ、また同じ目に合うのではないか
4. 組織に残る選択と出る選択を比較して、メリットがあるのはどちらか
しかし、この場合、環境を変えないと危険だ。このサラリーマンは正常にものを考えられる様な状態ではない、緊急に自分を救い出さなければならない。
変化つまり自分の救済を求めて、勇気を出して環境を変えなければならない。休職、退職、転職のいずれかしかないのではないか。
2の自分が原因ということもある。
でもこれは判断できないんだ。自分が原因だと分かる人は、自他を客観的に見つめることができる人なんだ。自他を客観的に認識できる人って、天才なんだよ。めったにいないんだよ。
そんな人は、何をやっても成功する。そもそも落ち込むことなんてないよ。
若者は、みな「若気の至り」とかで、自分も他人もよく見えてない。通常40になってはじめて自他を客観的に観ることができる。俺みたいに60過ぎても全然見えないやつもいるが(笑)
キミの周りに助けてくれる大人が必要だ
リーダーの心得、となっているが、成功の心得、でいい。
つまりこの2番めの心得は、「大人になれ」という実につまらない、平凡な処世訓なのだ。
もっというと、お前は若いから世の中なんてわかってないし、自分のことすらわかってないから、転職するな、いやでも辞めずに30まで会社に残って、なにか実績を上げるまで転職するな、ということになる。
しかし、パワハラ上司などにあたって、緊急避難的に辞めなきゃならないならば、やめるしかない。しかし、周りの大人がキミを助けるべきだ。その大人が人事部に掛け合って上司を変えたり、部署を変えたりしろ、ということなんだ。
以上が、キミが社会人になって会社辞めたくなったときの、孫子の兵法教え2を応用したときの考え方だ。あくまでも野呂の独断ということで。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。
また明日会えればいいね。
野呂 一郎