思った通り、生きる。
■心にかけるフィルター
結局は「和を以て貴しと為す」という
聖徳太子以来の思想で教育される
日本で育った日本人は、
自分の本当のよさも、
気持ちも感じさせなくするために
フィルターをかけて生きていると、
独自の表現で、突出するのが嫌われる
日本社会を評したのは、
「喋れて弾けて作曲るジャズ芸人」を自称する
宮嶋みぎわさん、ニューヨーク在住だ
(今週の『未来授業』)。
言い方は強めだが、
結局この同調圧力こそが、
日本人の生きづらさの原因なのではないか。
■自分の気持ちを主張する
宮嶋さんは、
「自分が見い出せない人は、職場で
自分の気持ちを主張する
意識で取り組め」と励ました。
たとえば、同僚同士で出かけた昼休み、
ランチをとるお店を
自分が選ぶところから始めようと。
私は自分の趣味嗜好を押し付けるのを
望まないから、同僚同士だとしたら
お店指定をするタイプではないのだが、
自分の気持ちを主張する意識は
常にもって自らをけしかける。
仕事では、それが生きる。
■堂安律に学ぶ「思った通り」
サッカーワールドカップ・グループステージ
スペイン戦の逆転劇の朝の「スッキリ」で、
この試合で同点弾を放った堂安律選手は
2年ほど前の映像で「発言が強気ですね」と言われ
「思ってることを言ってるだけですね」
と堂々と語っていた。
私が愛するガンバ大阪で
トップチームデビューを飾ったころ、
“怪物”と言われた男だ。