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彼女は自分の座を取り囲む岩よりも永く生きている。
という「モナ・リザ」への
ウォルター・ぺイター(19世紀英国の批評家)の
言葉を引用した
「日曜美術館/ルーブル美術館 (1)すべては
レオナルド・ダ・ヴィンチから始まった」。
そもそも矛盾があると言われる背景だが、
確かに、15~16世紀当時は
存在していたかもしれない岩々は、
19世紀の時点では開発のために壊されていた
と言えたのだろう。
しかし、そんなことに視線さえ向けずに
モナ・リザは、
微笑みをたたえたまま、
ルーブル美術館で生きつづけるのである。