夫婦も、奥さんにリードしてもらっているのが一番いい。

そう語ったのは、先ごろ亡くなられた野村克也さんです
(『週刊新潮』2月27日号)。

野村さんと言えば、ピッチャーの“女房役”と言われる
キャッチャー出身ですが、
「野球も女房役の存在が何より大きい」と言いつつ、
次のようなエピソードを紹介しました。

野村さんが知る大企業の社長宅に行くと
「間違いなく奥さんが強い」。
反対に
「出世できない男の家に呼ばれると、
たいてい旦那が威張り散らしてる」と。

「日本経済新聞」朝刊に有名企業の社長や文化・芸術の分野で
名を成した方が半生記を綴った「私の履歴書」というコーナーがあります。
ここで、男性の半生を読み進んでいると、
まさに巧みな経営手腕を発揮したり、
大向こうを唸らせる至芸を備えた方々が、
人生の岐路における決断を奥さまの一言で決められた
という記述を目にするのです。
だから、野村さんの見立てもあながち大袈裟ではない。
もちろん私も奥さんの意見を必ず聞きます。

そして最後に野村さんは、こうも言っています。

女性上位の方が国は栄えるんだ。本当に強いのは女性だよ。

そう、女性が強過ぎるから、神さまは、
男性に腕力を与えたのです。
https://note.com/noriyukikawanaka/n/n41cebf669bc5