自身1211日ぶりの声出し応援で、人間なのに人間じゃないような声の神通力を知った! 湘南ベルマーレ対FC東京戦。4月9日(日) AT AJINOMOTO STADIUM
今季からJリーグでも許された声出応援、
本当に遅ればせながらだが、
4月9日(日)に自身1211日ぶりでその快感を味わった。
※昨年の清水エスパルスの試合では手拍子のみの応援だった。
FC東京のホーム、味の素スタジアム。
20,949人の観衆の大半を占める
FC東京サポーターの「you'll never walk alone」の
大合唱が終わりを迎えるのを待つかのように、
湘南ベルマーレのチャントがほとばしる!
(手拍子三つ、手拍子二つ)
ベ~ルマレ!
ピンチでもチャンスでも励ましになる、あの
「ベルマーレコール」の連発だ。
そして選手入場、
チャントは当然、
「ベルマーレ・ビッグウェーブ」を誇り高く。
ベ~ルマーレ、ビッグ・ウェイブ!
オ~オ~オオ~オ~、オ~オ~♪
キックオフの笛が吹かれる。
チャントは、
いつでもどこでも共に戦う
俺らは歌うのさ 湘南のために♪
サポーターと選手の一体感を強める
「いつでもどこでも」へ。
パスの応酬が始まって
このチャントが流れる
それ行け湘南 それ行け湘南
それ行け湘南 湘南♪
高音で歌い上げる音を耳が捉えたとき、
ウイーン少年合唱団のイメージが浮かぶほど
清らかな気持ちが胸にあふれていく。
*
ゲームは、先制を許したベルマーレが、
後半、同点、逆転のゴールを決めて、
さあ連勝、と思ったら同点ゴールを突き刺される。
しかし、
ここでもサポーターは、その瞬間に
(手拍子三つ、手拍子二つ)
ベ~ルマレ!
ここから、
好調チーム同士の白熱した攻防が展開する。
ゲーム時間も残りわずかとなったとき、
両チームのチャントによる声援の粒子が
大気に溶け込んで濃度を増し、
スタジアム全体が温められていく
あの独特の感覚が私を包み込んだ。
そして、
アウェイゴール裏前の
湘南のコーナーキックを後押しする
湘南(手拍子四つ)
戦え(手拍子四つ)
プライド~見せつけ~
最後に、踊ろう、
俺たちと~共に~
オオオオッ、 オオオオッ、
オオオオッ、オッ、オッ、オッ、オ~
このチャントの
「オオオオッ」の重厚音と
「俺たちと共に」の叫びが、
FC東京のチャントを超えるボリュームとなって、
ついに選手とサポーターとスタジアムそのものが
応援という絵画のように一つになった。
これこそが、人間の歌声がもつ神通力なんだ。
■Jリーグって、いいな(1)
■Jリーグって、いいな(2)
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