全力でいい加減。
■柳家三三:第一部「名言」
「全力でいい加減、を大事にしている」
と言ったのは柳家三三(さんざ)師だ
(先月の『セブンカフェ』)。
噺家だからとも言えるが、
この「いい加減」を、「力を抜く」という行為を
照れて言い換えたと考えれば、
自分にとっていかなる重要な場面でも、
常にリラックスを忘れない
と捉えることができる。
「子供が遊ぶのにペース配分、考えてない」から
全力でやる、だけどいい加減。
「目いっぱいやって楽しい」のがいいから
全力でやる、だけどいい加減。
もちろん、仕事の場合は、この通りにはいかないことの方が多いが、
いかなるときも、肩の力を抜ける塩梅を、心得ていきたい。