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エッセイ 日本の行く末

 タイトルを「温故知新」と変えたところで、さっそく日本の行く末について語ってみようと思います。明日は総選挙の投票日でもありますし。
 戦後日本はアメリカべったりでやってきました。おんぶにだっこで、本当の独立国だかわからないような状態です。私流の血液型思考法でいきますと、日本はA、アメリカはO。アメリカについて行こうとして、日本は一生懸命Oの真似をしてきたことになります。しかし所詮、猿真似です。アメリカから見ても中途半端で満足いかないし、日本人自身も、消化不良でストレスが溜まるばかりです。私はその根本の原因は天皇制にあると考えます。私は天皇制反対論者ではありません。しかし、もし、日本を本当に変えたくてアメリカのような国にしたいのであれば、天皇制を廃止しなければ無理だと思います。どうしても、親方日の丸の頭でっかちな国になってしまいますから。
 日本が天皇制を残したまま、この先もいくのであれば、アメリカよりもイギリスの方が、お手本というか、パートナーとしては、向いているのではないかと思います。ともに王室を大事にする島国ですから、共通点も多いことでしょう。昔は長く日英同盟も結んでいました。
 国民性だけでいったら、ドイツの方が近いかもしれませんが、戦前の日独伊三国同盟では大失敗をしていますから、慎重にならなくてはいけません。ドイツは日本以上にA型的気質が強いように思います。日独がタッグを組むと、偏った方向に行きかねません。
 もう一つの道はアジアとうまく付き合っていくという道です。歴史的に見れば、中国や朝鮮は長く、日本の先生でしたし、あのロシアとさえ、日露戦争後、ロシア革命までの間うまくやっていた時代もあるのです。ロシアは大国ですが、いかんせん気候的には恵まれていません。どうしても冬に海面が凍らない不凍港が欲しいんでしょうね。不凍港を求めて常に南下政策を取ってきています。ナポレオンのフランスやヒトラーのドイツの侵略によって、モスクワが危機に瀕したことが忘れられないのでしょう。海への逃げ道となる不凍港がどうしても欲しい。それがウクライナの戦争にもつながっているのだと思います。その国にはその国の事情があります。中国が共産党の一党独裁で強権的なのも、上からの強い権力でぐっと押さえておかないと、国民がバラバラになってしまうからだと私は思っています。
 日本には理解し難いお国の事情、アジアにはアジアの、欧米にはない事情、言い分があると思います。そういう声に耳を傾けて、アジアと今後うまくやっていくのもひとつの日本の行き方ではないかと思います。

 偉そうなことを申してしまいました。あくまでも私の個人的見解ですので、あまり本気で考えないでください。

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