杉山則人(建築工房藁株式会社)
これまで、いくつかの動物を飼った経験があります。 そして最近、我が家に猫が2匹やってきました。 動物にまつわるあれこれを書いていきます。
海に漂うプラスチックゴミが社会問題になって久しい。画期的な解決策がないまま、日に日に海のゴミは増え続けている。 なんとか海に捨てられるゴミの量を止め、更に減らす方法はないものか。 唯一の解決策は、一人一人がプラスチック製品を使わない、或いは減らす心がけをすることではないか。 そこで考えたのが、巷にあふれるプラスチックの製品・日用品を、自然素材で作ること。日用品の木質化だ。
日本で最も有名な写真家・土門拳。 その弟子でありアシスタントとして、数年間にわたり撮影をサポートした経験のある義父・牛尾喜道。 彼の撮った写真、集めた品物、出会った人々を少しづつ紹介していきたいと思います。
日本国内で生産されている杉・桧・松などの国産材を使い、自社工場でパネル制作をした、純国産のドームハウスを施工・販売しています。輸入のドームハウスキットとは違い、日本の気候風土にあったドームハウスを提案。間取りも大きさも自由設計。大学との共同研究も進行中。構造計算や確認申請なども行なっています。建築対応可能地域:八ヶ岳周辺。遠隔地へのパネル提供も行います。
建築を生業としています。大工。工務店経営。在来工法、伝統構法、自然素材、大工、左官、会社経営について日々探究中。職人にゴールはありません。日々研鑚、勉強の毎日。そんな中、身についたこと、学んだことを記録して行きます。
子どもの頃から動物が大好きで、何度か犬を飼ったことがある。 大人になってから、友達の紹介で、アイヌ犬の母親を持つ雑種の雄犬(マル)を飛騨高山まで迎えに行ってもらってきた。 まだ子供が生まれる前のこと。 マルはその後15年生き、一昨年天寿を全うした。 マルが来てから生まれた我が家の子供たちもすっかり成長し、本気で彼の死を悲しんでいた。 ペットという言葉はあまり好きではない。 日本語に言い換えると、「飼い犬」とか「飼い猫」になるのかな。 他にしっくりくる言葉が見当たらないの
農的暮らしをし、150%お米を自給している方から、収穫した籾を保存するための保存庫を作って欲しいと相談があった。 思い浮かんだのは、以前修理のためにあるお宅の土蔵に入った時、中にあった穀物収納庫。 立派な厚い板でできていて、正面が落とし板になっている。 乾燥した木の板には、湿気を吸ったり吐いたりする調湿機能があり、また、樹種によっては虫の嫌う成分を含んでいるものがあったり、穀物の収納にはとても適している。 今、身の回りに溢れているプラスチック製品にはない優れた特性を、その
嫁さんの父親さん(義父)がカメラマン時代、全国各地を撮影で旅した際に集めた、もしくは集まったモノたち。 実家の茶箪笥の中や段ボールに仕舞われていた品々が、事務所兼ギャラリーの完成前に届いていた。 その数段ボール箱で30個以上。 その中には、かつて青山でギャラリーをしていた、これまた嫁さんの叔母姉妹が店を閉めた時に、残っていた品や処分しきれなかった品々も含まれている。 そんな思い入れのある品々を飾れる場所が、一昨年ようやく完成した。 かつて加工場として使っていた建物を、建築
以前参加させてもらった某建築グループのセミナー。 そこで提唱されていたのが「都市の木質化」。 様々な企業や団体、大学や個人の取り組みの成果で、近年建築基準法が徐々に改正され、日本でも大規模木造の建築物が作ることが可能となっている。 都市の建築物が、画一的なコンクリートや鉄骨だけでなく、木質系の建材を使って建てられるようになることは、景観上も環境面でもとても喜ばしい。 それにあやかって、僕が提唱したいのが「日用品の木質化」。 身近な日用品を、プラスチックではなく木質系の自然素
初めて中に入った時の開放感は、今でも忘れない。 玄関室から扉を開けると、いきなり天井まで続く吹き抜け。 そもそも壁と天井の堺が曖昧で、どこまでが壁でどこからが天井なのかはっきりしない。 その一体感を持った外部との仕切りが、床から緩やかに弧を描き内側に傾斜しながら、天井の中心に向けて高く伸びている。 それが初めて入ったドームハウスだった。 あれから十数年が経ち、まさか自分が、年間数棟のドームハウスを手がけるビルダーになるとは予想もしなかった。 ここ数年仲間と共にドームハウスの
藤森照信さんプロデュースによるぐうたら村の研修棟、その名もぐうたラボ。 コロナ禍の影響でワークショップでの作業が出来ず、しばらく休止状態。 それでも現場工事の方はなんとか進めて、屋根まで完了。 梅雨に間に合って一安心。 屋根の左隅にある、棟またぎの煙突が特徴的。 勝手口の屋根を受ける柱は、一本の栗の丸太。妖怪漫画の一本傘のようでとてもユニーク。さすが藤森先生、普通こうはなりません。 デッキに設置した栗の皮付き丸たも生きている。 屋根が完成して、日本中が梅雨入りした或る
藤森照信さんとの仕事の中で言われた一言で、最も心に響いた言葉の一つが、「古色に媚びている」というもの。 室内で現しになっている無垢の柱や梁を、自然塗料で古材風に着色した時に言われた一言。 もちろん私の独断でやったわけではなくて、施主であるオーナーさんとも相談して決めたことなのだが、やはり動機が不純だったと反省した。 普段、住宅の建築をメインで仕事をやっていると、多くの場面で「媚びる」ことが日常的になってしまっている。 その原因は、法律やシステムによるものなのかもしれないが、
縁あって、藤森照信さん「設計」の建築に携わることになった。 藤森さんの場合「設計」というのはちょっと違うかもしれない。どちらかというと「監修」と言ったほうがしっくりくる。 何度も直接お会いして打ち合わせを進める中で、藤森さんの仕事への関わり方は、設計士というよりも監修・総監督だと感じている。 一つの映画や舞台、或いは書籍や雑誌、(実際は建築物なのだが)そうした作品(形)を作り上げるプロデュースをしてくれている感覚。 ご存知の方も多いと思うが、藤森照信さんは、茅野市出身の